推し活費の「見えない支出」に気づいてる?ついつい見落としがちなコストを洗い出す
本記事では、グッズ・チケット・遠征の「見えやすいコスト」から、参戦服・保管用品・デジタル課金まで「見落としがちな隠れコスト」まで、年間総額を把握するためのヒントをお届けします。
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見えやすい支出3選:グッズ・チケット・遠征
ここでは、推し活の定番支出であるグッズ・チケット・遠征費についてみていきます。
グッズ代:年間4万円〜17万円、熱量で大きく変わる
株式会社Oshicocoが2024年9月に行った調査では「1年間で推しグッズにかける平均金額は約3万~5万円」と結果が出ています。
一方、Favomatchが2024年12月に行った調査では「グッズ関連支出の年間平均は約17万円」でした。この数字の差は、一般的な推し活層と推し活に積極的なアクティブ層の違いがあると考えられます。
チケット代:本体価格+手数料の「実質負担額」を把握する
ライブ・コンサートのチケット代は、アーティストやジャンルによって大きく異なります。舞台のチケット代は3000〜2万円程度、コンサートは一般的に5000〜1万5000円程度の幅があります。
見落とされがちなのが、チケット代に加算される「システム手数料・発券手数料・送料」です。チケット販売サービスによって異なりますが、1枚あたり数百円程度から1000円前後が上乗せされるケースが多く、複数枚購入・複数公演参戦ではこの手数料だけで年間数千円規模になるでしょう。
遠征費:チケット除いて最多回答は「5万〜10万円未満」
遠征費(交通費・宿泊費)は、推し活費の中でも1回あたりの支出が大きくなりやすい項目です。
フィンクル編集部が行ったアンケートでは、直近1年間で他県のライブに参加した人は、470人中215名(45.7%)にのぼり、チケット代・グッズ代を除いた遠征費の最多回答は「5万円以上10万円未満」でした。
CDGとOshicocoの第2回推し活実態アンケート調査でも「遠征」は支出カテゴリの上位に入り、「1年前よりも遠征費が増えた」と回答した割合は9割超に達しました。年1〜2回の遠征でも、チケット代と合算すると1回あたり7万〜15万円規模の出費になることは珍しくありません。
見落としがちな「隠れコスト」3選
ここでは、見落とされがちな推し活コストを3つ紹介します。
現場準備コスト:参戦服・ヘアメイク・物販代は「チケット代の2倍」になることも
Favomatchの調査では、推し活女性の現場関連支出の年間平均約18万円のうち、物販代・参戦服・ヘアメイク代が約7万円で約38%を占めています。
現場準備コストは、家計簿では「衣料費」「美容費」「食費」に分類されることが多く、推し活費として認識されないケースがあります。「推し活にいくら使っているか」を正確に把握したいなら、これらの費用も推し活費として記録する習慣が大切です。
グッズの「保管・梱包・交換コスト」:購入後も費用は発生し続ける
グッズは購入後も費用が積み上がります。缶バッジ・トレカ・アクスタを保護する「保管用品費」、SNSやフリマサイトでのグッズ交換・売買に伴う「梱包資材費」と「送料」がその代表例です。
1件あたりの金額は小さくても、年間を通じた積み上がりは侮れません。Favomatchの調査でも、グッズ関連支出約17万円の25%以上がオタク間取引によるものと報告されており、二次流通費用が推し活の隠れコストとして定着していることが分かります。
デジタル課金・ファンクラブ:月々は少額でも年換算すると大きい
推し活の支出は物理的なグッズや現場だけではありません。YouTubeメンバーシップ、スーパーチャット、pixivFANBOXなどのファン向けサービスへの課金が主なデジタル支出です。アイドル・俳優系では、公式ファンクラブ年会費が1500〜1万5000円程度の幅があります。
松井証券の調査でも、推し活費の負担項目として「ゲーム内課金」(9.9%)や「投げ銭」(6.5%)が一定の割合を占めており、デジタル課金が見えにくい形で積み上がっている実態があります。
推し活費は「見える支出」と「隠れコスト」で決まる
推し活の支出は、グッズ・チケット・遠征といった分かりやすい費用だけでなく、参戦服や保管用品、デジタル課金などさまざまな項目で積み重なります。
紹介した目安を合計すると、年間の推し活費はおおよそ10万〜30万円程度になるケースが多く、遠征や現場参戦が増えるとさらに高額になることもあります。無理なく推し活を続けるためには、全体の支出を把握しておくことが大切です。
出典
eeo Media 推し活層210名が回答、1年間で推しグッズにかける平均金額は約4万円【株式会社Oshicoco調べ】
Favomatch 大人の推し活女子が1年間で使う平均支出は約40万円!推し活アプリFavomatchが実態調査
株式会社Oshicoco NEWS|【Oshicoco推し活調査『推しペディア』】ライブのチケット代はいくらまで出せる!?オタクのチケット事情を解明!
松井証券株式会社 推し活とお金に関する実態調査
プラスワン 推し活女子470人に調査!推し活はいくらかかる?推し活歴15年の筆者が紹介 – フィンクル
PRTIMES 推し活人口は1384万人、市場規模は3兆5千億円に!第2回 推し活実態アンケート調査結果を公式noteで公開。 | 株式会社CDGのプレスリリース
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
