帰宅途中“タイヤのパンク”を「15万円」で修理してもらったら、家で夫に「JAFならタダなのに」と言われた! 業者の方は“深夜料金も込み”とのことでしたが、ぼったくりだったのでしょうか…?
特に夜間や人気の少ない場所では、「すぐに来てくれるなら」と料金をよく確認する余裕もなく依頼してしまいがちですが、後から請求書を見て「こんなに高いのか」と驚いてしまうこともあるかもしれません。
予期せぬタイヤのパンク修理は、どの程度の費用がかかるのでしょうか。また、高額請求のトラブルを防ぐためには、どんな点に気をつければいいのでしょう。本記事では、パンク修理の相場とロードサービスにまつわるトラブルへの対処法について解説します。
ファイナンシャルプランナー2級
目次
タイヤのパンク修理費用はどのくらいが一般的?
まず、タイヤのパンク修理費用の相場を確認しておきましょう。
JAFの公式サイトによると、JAF会員であれば現場でのパンクによるスペアタイヤへの交換作業は1本まで無料で行ってもらえます。非会員でも、昼間・一般道であれば基本料金は2万円程度です。
また、カー用品店や整備工場に持ち込んでのパンク修理の場合、一般的な相場は、穴をふさぐ程度の軽度なパンク修理は2000~5000円程度、タイヤ交換は1500~3000円程度というのが目安です。
つまり、通常のパンク対応だけであれば、数千円から多くても1万円台程度で収まるケースがほとんどだといえるでしょう。ただし、出張を依頼し、その場所が高速道路上などの場合や、時間帯が深夜の場合は、出張費や深夜料金が加算されることがあります。
なぜ高額請求のトラブルが起きるのか
ロードサービスに関するトラブルは、国民生活センターにも多数相談が寄せられています。
よくあるのが、ネットで「基本料金〇円」と表示されていたのに、実際には出張費や特殊作業費などが次々と加算され、数万円から十数万円を請求されるというケースです。
これは、広告に表示されている金額が「作業のスタート価格」であり、最終的な総額ではないことが多いためです。見かけ上の安さにつられて依頼すると、後から想定外の金額を提示されることがあります。
費用が高くなりやすい条件としては、深夜・早朝の対応、高速道路や山間部など遠方での作業、レッカー移動が必要なケース、現場でのタイヤ交換が必要なケースなどが挙げられます。
しかし、そうした追加費用をすべて含めたとしても、パンク対応だけで15万円という金額は、一般的な相場と比べてかなり高額といえるでしょう。
自動車保険やJAFを利用すれば費用を抑えられることも
実は、多くの自動車保険にはロードサービスが付帯しています。保険会社によって異なりますが、スペアタイヤへの交換、一定距離までのレッカー移動、バッテリー上がりへの対応などが、追加費用なしで利用できることがあります。
まずは、自分の自動車保険にロードサービスが含まれているかどうかを確認してみましょう。
また、JAFの年会費は4000円(別途入会金2000円)ですが、1回利用するだけで元が取れることもあります。非会員なら費用がかかる作業でも、会員なら無料になるケースもあります。
高額請求を防ぐために知っておきたいポイント
ロードサービスを依頼する前に、「ネットの表示価格」ではなく、「総額でいくらかかるか」を確認するようにしましょう。基本料金だけでなく、追加料金が発生する条件は何か、作業前に見積もりを出してもらえるかといった内容を事前に聞いておくことが大切です。
また、パニック状態でネット検索した業者に飛びつくのではなく、まずは自動車保険会社のロードサービスやJAF、ディーラーや付き合いのある整備工場に連絡することをおすすめします。
ネットで検索したロードサービス会社から高額請求をされた場合でも、その場ですぐに支払わなければならないわけではありません。納得できない場合は、国民生活センターの「消費者ホットライン(局番なし188)」に相談することも検討しましょう。
「もしも」の備えが、無駄な出費を防ぐことにつながる
タイヤのパンクは、車を運転していれば誰にでも起こりうるトラブルです。しかし、依頼する業者によっては、同じトラブルでも数千円で済む場合もあれば、数万円以上の出費になってしまう場合もあります。
いざという時に慌てるのではなく、普段から自分の自動車保険にロードサービスが付いているか、JAFに加入しているか、またどのようなサービスがあるのかを確認しておくといいでしょう。
出典
独立行政法人国民生活センター ネット検索で見つけたロードサービスのトラブル
一般社団法人日本自動車連盟(JAF) ロードサービスの料金を調べる
執筆者 : 渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級
