友人の車で“信号待ち”してたら「コンビニの駐車場」を通り抜け驚き! 確かに“時間短縮”になりますが、コンビニワープは反則金の対象になりませんか? 過去には死亡事故も発生…リスクを確認
本記事では、友人がコンビニワープをした例を取り上げ、どのような危険やリスクがあるのかなどを解説します。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
コンビニワープとは
コンビニワープとは、信号待ちや渋滞を回避するために、交差点にあるコンビニの駐車場を通り抜ける行為を指します。交差点に接しているコンビニは多く存在し、「通り抜け禁止」と看板がある店舗を見たことのある人もいるでしょう。
当然ながら実際にコンビニを利用して、別の出口から出るのであれば問題はありません。しかし、「急いでいて信号待ちが面倒」「渋滞を早く抜けたい」などの理由でコンビニワープをするのは、さまざまなリスクがあります。
友人がコンビニワープをしていた……
友人の車に乗っていた際、コンビニワープをしたとします。なんとなく悪い行為と知っていたため「コンビニをショートカットで利用しちゃダメだよ」と注意しましたが、「みんなやっているし、捕まらないから大丈夫」と言われてしまいました。
確かに、コンビニワープで捕まった人を見たことはなく、どんな違反になるのかも分からないため、言い返せなくなる人もいるでしょう。
次章からは、コンビニワープが取り締まりの対象となる可能性がある主な法律を紹介します。友人や家族、知り合いがコンビニワープでトラブルを起こさないよう、参考にしてください。
違反の可能性がある主な法律
コンビニワープの行為そのものは、直ちに道路交通法違反にならない場合もあります。ただし、駐車場に入る、または出る際の運転が取り締まりの対象となります。警察に捕まる可能性がある主な法律違反は、次のとおりです。
・歩道の一時不停止
・歩行者妨害
・徐行違反(安全運転義務違反)
・歩道走行
コンビニの駐車場を猛スピードで横切ったり、歩行者の進行を妨害したりする行為は、安全運転義務違反になり、取り締まりの対象となる可能性があります。また、コンビニ側が「通り抜け禁止」の看板を設置していたにもかかわらず、許可なく駐車場を通り抜けた場合、建造物侵入罪が成立するおそれもあります。
建造物侵入罪が成立した場合、3年以下の拘禁刑または10万円以下の罰金が科せられるため、コンビニワープは避けたほうがよい行為です。また、道路交通法に違反した場合でも、反則金を科されます。警察も指導、取り締まりを強化しているため、コンビニワープは絶対にするべきではありません。
過去には死亡事故もあるコンビニワープ
コンビニワープは、法律違反になる可能性もあるうえに、事故のリスクも高める非常に危険な行為です。駐車場の通り抜け中に事故を起こし、歩行者にけがをさせた場合は、過失運転致死傷罪が成立します。
2020年3月には、駐車場でショートカットをしようとした車が、死亡事故を起こしています。大分県宇佐市の飲食店の駐車場で、当時3歳の子どもが軽トラックにはねられ、死亡しました。この事故はコンビニではありませんが、コンビニワープも同じことです。
「急いでいる」「渋滞を早く抜けたい」と考えているときほど、注意力が散漫になりがちです。悲惨な事故を起こさないためにも、コンビニワープは避けてください。
まとめ
コンビニワープは、法律違反で警察に捕まったり、反則金が科されたりする可能性のある危険な行為です。加えて、歩行者を事故に巻き込んでしまうおそれもあるため、絶対にしてはいけません。
急いでいるときや渋滞を回避したいときもあるでしょう。しかし、コンビニワープはせずに、時間に余裕を持って出発し、トラブルにならないように心がけましょう。
執筆者 : 藤岡豊
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
