めいっ子が市の「ファミリーサポート」で買い物の手伝いをしてもらったそうですが、高齢者でも使えるのでしょうか? やはり高額ですか?
今回はファミサポとは何か、利用できるのはどんな人か、料金はいくらくらいなのかを解説します。
FPオフィスみのりあ代表、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
子育てファミリーや妊活カップルのライフプランニングを中心に活動しています。
結婚や妊活、出産、住宅購入など人生のターニングポイントにおけるお悩みに対して、お金の専門家としての知識だけでなく、不妊治療、育児、転職、起業など、自身のさまざまな経験を活かし、アドバイスさせていただきます。
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ファミリーサポート制度とは
ファミリーサポート制度は、自治体が設置するファミリーサポートセンターが窓口となり、地域のなかで「育児や生活の手助けが必要な人(依頼会員)」と「お手伝いができる人(援助会員)」を仲介する、有償の会員制相互援助活動です。最大の特徴は、地域住民同士の「相互援助」である点にあります。
依頼会員になれるのは、子どものいる人または妊婦です。子どもの年齢は小学校6年生までが一般的ですが、自治体によっては10歳未満や中学生までを対象としている場合もあります。お住まいの自治体のファミリーサポートセンターで、依頼会員として登録することで、サービスを利用することが可能になります。
援助会員は、心身ともに健康で、社会貢献に意欲のある人であれば性別や経験を問わず登録できる自治体がほとんどです。
特別な資格は必須ではありませんが、自治体が実施する一定時間の講習(子どもの安全や発達、救急蘇生法など)を修了することが義務付けられており、一定の質と安全性が担保されています。また、活動中の万が一の事故に備え、多くの自治体で「ファミリーサポートセンター補償保険」に加入しています。
主な支援内容
ファミリーサポートの主な支援内容は、送迎と預かりです。送迎は、保育園、幼稚園、小学校、学童保育などへの送り迎えのほか、塾や習い事などへの送り迎えも対象となる場合が多いです。
預かりは、保育所の開始前や終了後、学校の放課後や学童保育終了後、保護者の通院、冠婚葬祭、学校行事への参加などのほか、買い物や美容院といったリフレッシュ目的の利用も認められています。
このほか、産前産後には掃除、洗濯、食事の準備、買い物などの家事支援を行っている自治体もあります。
費用の目安
営利目的ではないため、利用料は非常にリーズナブルです。金額は自治体によって異なり、時間帯や内容によっても異なりますが、平日の日中は1時間あたり700~800円、土日祝や夜間は100~200円増しが一般的です。
このほか、援助会員が移動に要した交通費や、提供されたおやつ・食事代などの実費が別途必要になります。また、きょうだいで同時に預ける場合は2人目以降が半額になるなど、多子世帯への配慮がある自治体も少なくありません。
高齢者向けのファミリーサポート
高齢者向けのファミリーサポートは子育て版と比べると実施している自治体は限られますが、全国的に広がりを見せています。
支援内容は自治体によって異なりますが、買い物や散歩の同行、掃除、洗濯、布団干し、ゴミ出しなどの家事支援、定期的な訪問による安否確認や話し相手などで、介護保険サービス(訪問介護など)では対応しきれない、日常の「ちょっとした困りごと」が対象となります。費用は子育て版と同等程度のところが多いようです。
まとめ
ファミリーサポートは手頃な費用で支援を得られる制度ですが、「近所に顔見知りの頼れる人がいる」という心理的な安心感が得られることも大きなメリットのひとつです。
ファミリーサポートを利用するには、事前の会員登録と「顔合わせ(事前打ち合わせ)」が必須です。いざという時にすぐ動いてもらえるよう、特に困りごとがない時期に登録だけでも済ませておくといいでしょう。
出典
こども家庭庁 ファミリー・サポート・センター
和光市役所 和光市高齢者版ファミリーサポートセンター事業
執筆者 : 宮野真弓
FPオフィスみのりあ代表、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
