新幹線の「グランクラス」にはプラス1万円の価値あり? 通常の座席との違いは何ですか?
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新幹線の通常の座席とグランクラスの違い
グランクラスは、新幹線のなかでも最上位に位置づけられる特別な座席です。東海道・北陸・東北・北海道新幹線など、一部の新幹線では先頭車両に18席のみ設けられています。
本章では、新幹線の通常の座席とグランクラスの違いを、車内設備とサービスの2つの観点から見ていきましょう。
車内
通常の新幹線の座席は、横5列配置が基本です。座席はリクライニング機能があるものの、背もたれを倒す際には後ろの乗客へ配慮する必要があります。通路や足元のスペースも限られているため、長時間の移動では窮屈さを感じる方もいるかもしれません。
一方、グランクラスは横3列のゆとりある配置が特徴です。シートの間隔も広く、座席周辺に十分なスペースが確保されているため、圧迫感が少なく、ゆったりと過ごせます。座席は人間工学に基づいて設計されており、体を包み込むような形状となっています。
また、バックシェルタイプの構造のため、座席を倒しても後ろのスペースを圧迫しません。コントロールパネルを操作すると、背もたれ・座面・レッグレスト・フットレストが連動して最大45度までリクライニングできるため、長時間の移動でも快適に過ごせます。
さらに、2人掛け席の間には半透明のパーティションが設置されているため、隣席とのプライバシーにも配慮されています。加えて、グランクラスは先頭車両に設置されているため、ほかの車両へ移動する乗客が通ることがほとんどありません。そのため車内は比較的静かで、落ち着いた環境のなかで移動時間を過ごせるでしょう。
サービス
グランクラスでは、座席の快適さだけでなく、専任スタッフによるサービスも特徴です。
飲料・軽食ありの列車では、乗車時にウエルカムセットが提供されます。セットにはミネラルウオーターやおつまみ、おしぼりなどが含まれており、乗車直後からリラックスした時間を過ごせます。
車内では専任のグランクラスアテンダントが乗客の様子を見ながらサービスを提供するため、航空機の機内サービスに近い感覚で利用できるでしょう。
軽食は季節ごとに内容が変わり、和食と洋食の2種類から選べます。厳選された食材を使ったメニューが用意されており、移動中でも質の高い食事を楽しめるでしょう。飲み物の種類も豊富で、ビールやワイン、日本酒などのアルコール類のほか、コーヒーやハーブティー、りんごジュースなどのソフトドリンクも提供されています。
さらに、車内で快適に過ごせるよう、スリッパやブランケット、靴べらなどのアメニティーも用意されています。
なお、グランクラスには列車によって「飲料・軽食あり」と「飲料・軽食なし」の2種類があります。座席や車内設備は同じですが、飲料・軽食なしの列車に乗った場合は、食事やドリンクサービスは提供されないため、予約の際は間違えないように注意しましょう。
グランクラスの料金
グランクラスの「飲料・軽食あり」のサービスにおける料金は、図表1の通りです(2026年3月時点)。なお、大人も子どもも同じ料金です。
図表1
| 新幹線 | 区間 | 料金 |
|---|---|---|
| はやぶさ | 東京~仙台 | 1万1190円 |
| 東京~盛岡 | 1万2400円 | |
| 東京~八戸 | 1万2600円 | |
| 東京~新青森 | 1万3600円 | |
| 東京~新函館北斗 | 2万400円 | |
| かがやき | 東京~長野 | 1万1190円 |
| 東京~富山 | 1万7990円 | |
| 東京~金沢 | 1万7990円 | |
| 東京~福井 | 1万9380円 | |
| 東京~敦賀 | 1万9380円 |
出典:東日本旅客鉄道株式会社 JR東日本「『グランクラス(飲料・軽食あり)』の料金を見直します」を基に筆者作成
例えば、東京〜金沢間を移動する場合、通常の乗車券と特急料金に1万7990円を上乗せして支払う形になります。
新幹線の通常席との違いを踏まえてグランクラスを検討しよう
新幹線のグランクラスは、通常の座席よりも料金が高いものの、座席の広さや静かな車内環境、専任アテンダントによるサービスなど、移動時間を快適に過ごすための設備が充実しています。
特に長距離移動では、座り心地やサービスの違いによって疲れにくさや満足度が大きく変わる可能性があります。移動時間をより快適に過ごしたい方や、特別な旅行を楽しみたい方は、グランクラスの利用を検討してみてもよいでしょう。
出典
東日本旅客鉄道株式会社 JR東日本 グランクラス
東日本旅客鉄道株式会社 JR東日本 「グランクラス(飲料・軽食あり)」の料金を見直します
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
