かかりつけ医に行かず、直接「総合病院」を受診した母。あとから“追加費用”がかかると聞いて不安になっています。紹介状がないだけで負担はそんなに変わるのでしょうか?

配信日: 2026.04.23
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かかりつけ医に行かず、直接「総合病院」を受診した母。あとから“追加費用”がかかると聞いて不安になっています。紹介状がないだけで負担はそんなに変わるのでしょうか?
かかりつけ医を受診せずに総合病院へ行ったあと、「追加費用がかかる」と聞くと不安になるものです。医療費はもともと分かりにくく、紹介状の有無だけで負担が大きく変わるのか、戸惑う方も少なくありません。
 
特に家族の受診では、あとから予想外の支払いが発生しないか気になるでしょう。そこで本記事では、紹介状なしで総合病院を受診したときにかかる費用の仕組みと、負担が増えるケース、事前に確認したいポイントを整理します。
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紹介状なしで総合病院に行くと、なぜ追加費用がかかるのか

総合病院を紹介状なしで受診したときにかかる追加費用は、一般に「選定療養費」と呼ばれます。これは、通常の保険診療の自己負担とは別に支払う費用です。
 
厚生労働省は、大きな病院に患者が集中すると待ち時間が長くなり、勤務医の負担も重くなるため、まずは地域の診療所やかかりつけ医を受診し、必要に応じて紹介を受ける流れを促す目的でこの制度を設けています。
 
つまり、紹介状がないことに対する罰金のようなものではなく、病院と診療所の役割分担を進めるための制度と考えると理解しやすいでしょう。
 

紹介状がないと負担はいくら増えるのか

厚生労働省によると、対象病院を紹介状なしで受診した場合、通常の診療費に加えて特別の料金がかかり、医科では初診7000円以上、再診3000円以上が目安です。実際の金額は病院ごとに異なりますが、多くの病院では初診7700円(税込み)、再診3300円(税込み)として案内しています。
 
また、風邪症状や軽い体調不良で大きな病院を初めて受診した場合、診察料や検査料に加えて特別の料金が上乗せされる可能性があります。そのため、「紹介状がないだけで負担はそんなに変わるのか」という疑問に対しては、対象病院では数千円単位で追加費用が増える可能性があるといえます。
 
なお、この費用は総合病院のすべてで一律にかかるわけではなく、特定機能病院、一般病床200床以上の地域医療支援病院、一般病床200床以上の紹介受診重点医療機関などが主な対象です。
 

追加費用がかからない場合と、受診前に確認したいポイント

ただし、紹介状がないからといっても、必ず追加費用が発生するわけではありません。公的機関や病院の案内では、救急搬送された場合、健診やがん検診の結果で精密検査が必要とされた場合、即日入院が必要な場合、労災や交通事故などで受診する場合は対象外になることがあると示されています。
 
つまり、お母さまが受診した病院が対象病院かどうかに加えて、受診の事情が例外に当たるかどうかも重要ということです。
 
受診後に不安になったときは、病院のホームページで「初診時選定療養費」「紹介状なし受診」「特別の料金」といった表記を確認し、分からなければ会計窓口に直接尋ねるのが確実です。追加費用の有無は、思い込みで判断せず、病院の案内で確認するようにしましょう。
 

紹介状なしの受診が不安なときは、病院の対象条件を先に確かめよう

紹介状なしで総合病院を受診すると、対象病院では通常の診療費とは別に選定療養費がかかるため、負担は小さくありません。一方で、すべての病院で発生するわけではなく、救急や精密検査などでは対象外になる場合もあります。
 
追加費用がかかるかどうか不安なときは、まず受診先が制度の対象かを確認し、迷うときはかかりつけ医や近隣の診療所で相談してから必要に応じて紹介を受ける方法が安心です。事前に流れを知っておけば、医療費の見通しが立てやすくなり、受診先も選びやすくなるでしょう。
 

出典

厚生労働省 紹介状を持たずに特定の病院を受診する場合等の「特別の料金」の見直しについて
内閣府大臣官房政府広報室 政府広報オンライン 紹介状なしで大病院を受診すると特別の料金がかかります。診療所や病院を適切に使い分けましょう。
福井県 選定療養費(紹介状なし受診時の自己負担額)改正およびご協力のお願い
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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