子どもが発熱したので近くの大病院に行こうとしたら、夫に「紹介状がないと高くつく」と止められました。緊急ではない場合、やはり最初から受診すると損になるのでしょうか?
一方で、家族から「紹介状がないと高くつく」と言われると、受診をためらうことがあります。病院の規模や受診の状況によって、費用の扱いは異なるため注意が必要です。
そこで本記事では、紹介状なしで大病院を受診した場合にかかる費用の仕組みや、子どもが発熱したときの受診先の考え方について解説します。
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目次
紹介状なしで大病院を受診すると、なぜ費用が高くなりやすいのか
一定規模以上の大病院では、紹介状なしで初診を受けると、通常の窓口負担とは別に「特別の料金」がかかる場合があります。これは、外来患者が大病院に集中しすぎないようにし、まず地域の医療機関を受診して、必要に応じて大病院へつなぐための制度です。
厚生労働省は、まず地域の医療機関を受診し、必要があれば紹介を受ける流れを案内しています。
対象になるのは、特定機能病院、一般病床200床以上の地域医療支援病院、一般病床200床以上の紹介受診重点医療機関です。追加でかかる金額は、初診の医科で7000円以上とされています。
つまり、「大病院だから必ず高い」のではなく、「制度の対象病院を紹介状なしで受診した場合に高くなりやすい」と考えるのが正確です。
子どもの発熱でも追加料金がかかる? かからない?
子どもの発熱であっても、緊急ではなく、制度の対象病院を紹介状なしで受診する場合は、追加料金の対象になる可能性があります。
ただし、救急の患者について、医療機関はこの特別の料金を求めてはならないとされています。例えば、ぐったりして反応が悪い、水分が取れない、けいれんがある、呼吸が苦しそうといった状態なら、費用よりも受診の緊急性を優先して判断すべきです。
一方、発熱はあっても全身状態が比較的落ち着いている場合は、まず小児科や地域の医療機関に相談し、必要なら紹介してもらう流れのほうが費用面でも受診の流れとしても適しているといえるでしょう。
緊急ではないとき、最初に受診する先はどう考えるべきか
緊急ではない場合、最初の受診先は近くの小児科や地域の病院を基本に考えるのが一般的です。診察の結果、詳しい検査や入院が必要と判断されれば、大病院への紹介につながります。この流れであれば、必要な医療を受けやすく、余分な負担も抑えやすくなります。
特に子どもの発熱では、不安から「大きい病院のほうが安心」と考える保護者は多いでしょう。しかし、発熱の段階ですぐに大病院が必要になるとはかぎりません。
まずは地域の小児科で診てもらい、必要があれば次の受診先につないでもらうほうが安心です。また、夜間や休日で判断に迷うときは、いきなり大病院へ向かう前に、地域の相談窓口や受診案内を利用する方法もあります。
紹介状の有無だけで判断せず、受診先を適切に選ぼう
緊急ではないにもかかわらず、制度の対象となる大病院を紹介状なしで最初から受診する場合は、追加料金がかかり、費用面では不利になりやすいです。ただし、緊急性が高い場合は、このかぎりではありません。また、地域の医療機関で診察を受けた結果、大病院での検査や治療が必要と判断されることもあります。
受診先を選ぶときは、「大病院かどうか」だけで決めるのではなく、「今の症状に緊急性があるか」「まず地域の小児科で足りるか」を分けて考えることが大切です。
受診先を上手に選べば、子どもの状態に合った医療を受けやすくなり、家計の負担も抑えやすくなります。不安なときほど慌てて大病院へ向かうのではなく、まずは落ち着いて、子どもの状態に合った受診先を選びましょう。
出典
内閣府大臣官房政府広報室 政府広報オンライン 紹介状なしで大病院を受診すると特別の料金がかかります。診療所や病院を適切に使い分けましょう。
厚生労働省 紹介状を持たずに特定の病院を受診する場合等の「特別の料金」の見直しについて
公立西知多総合病院 選定療養費について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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