SNS投稿「小4でもスマホないと孤立」「クラスでLINEできないの私だけ」に賛否…今どきスマホなしは“友人関係に影響が出る”レベル? 小学生にスマホは持たせるべきなのか 所有年齢も確認
しかし子どもにスマートフォンを持たせるとなると、生活への影響や、人間関係などのトラブル、安全面でのリスクなどさまざまな懸念もありますよね。
では実際のところ、今どきの小学生はどのくらいスマートフォンを持っているのでしょうか。本記事では、スマートフォンの所有年齢の実態と費用面、子どもにスマートフォンを持たせるべきかの判断のポイントについて解説していきます。
ファイナンシャルプランナー2級
小学生のスマホ所有率はどのくらい?
モバイル社会研究所によると、2026年公表の調査では小学生全体のスマートフォン所有率は4割程度(キッズケータイ含む)となっています。ただし学年が上がるほどその割合は高くなり、小学4年生ごろから一気に増える傾向があります。
つまり、「クラス全員が持っている」という状況は一般的とは言えませんが、「仲のいいグループではほぼ全員持っている」というケースは十分考えられるでしょう。
個人情報保護の観点から、現代では学校でクラス単位の連絡網が配布されなくなり、LINEなどの連絡手段は、いわば「連絡網のデジタル版」とも言えます。学校活動を超えて友達との連絡をとるのはもちろん、グループ単位で連絡するのに使うことができるため、持っていないと情報が入りにくい可能性もあるでしょう。
費用はどれくらい? キッズケータイ・格安SIMを比較
スマホの購入時に気になるのが費用です。子どもに持たせる場合、どれくらいかかるのか見ていきましょう。
キッズケータイ(大手キャリア)
スマートフォンではありませんが、大手キャリアで取り扱いされている「キッズケータイ」の場合、月額は約500円〜1000円です。
ただし、通話や見守り機能が中心となっているため、インターネット利用は制限されており、インストールできるアプリにもかなり制限があります。そのため、「友達との連絡ツール」というよりも、「安全のため、親との連絡用」として持たせる場合であれば、キッズケータイで十分でしょう。
格安SIM+スマホ
最近は、大手キャリア以外もスマートフォン業界に参入しており、格安プランも多くあります。
格安プランの中には、子ども向けの料金プランが用意されているところもあり、月額は約1000円〜3000円程度が一般的です。LINEやアプリが使えるため、スマートフォンの機能性、自由度は格段に上がりますが、保護者によるフィルタリング設定は必須です。
大手キャリアのスマホプラン
大手キャリアにはキッズ向けから、データを多く使う人向けまで多くの料金プランが用意されています。月額は約3000円〜7000円と、やや高めですが、通信品質は安定しており、災害時にも比較的つながりやすいという利点があります。
また、大手キャリアの場合、フィルタリングサービスや、利用時間の制限など、子どもにまつわるトラブルへの安全対策が充実しています。「安さ」よりも「安全」を重視するのであれば、大手キャリアは「安心感を買う」選択と言えるでしょう。
小学校中学年にスマホは必要?
子どもにスマートフォンを持たせるかどうかの判断基準は、値段や年齢だけではありません。スマートフォンを持たせるメリットとしては、「連絡が取りやすい」「防犯や位置情報の確認ができる」「友だち関係に入りやすい」といったことが挙げられます。
一方で「使いすぎによる生活リズムの乱れ」「いじめのトラブルや課金などのリスク」「保護者の管理負担の増加」といったデメリットもあるのです。
小学生にスマートフォンが必要かどうかは、家庭環境や友達との関わり方によって大きく異なります。スマートフォンを持たせるか迷った場合は、家族間の安全確認や友だち関係で必要性が本当にあるのかを確認した上で、子どもに「家庭で決めたルールを守れるか」を話し合って決めるようにしましょう。
スマホ所有の適齢期は家庭で異なる
小学生のスマホ所有率は年々上がっていますが、「持っていないと孤立する」という状況は必ずしも一般的とは言い切れません。ただし、友達グループによってはLINEが連絡手段の中心になっていることもあり、環境によって必要性も変わります。
費用やリスクも含めて考えると、キッズケータイや格安SIMなど段階的に導入する方法も現実的と言えるでしょう。スマートフォンは便利な一方、トラブルも多くあります。親子でよく話し合い、家庭の方針に合った選択をすることが大切です。
出典
モバイル社会研究所 初めてのスマホの所有 低年齢化進み、調査開始以降初めて女子は10歳を下回る
執筆者 : 渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級
