夫が「片道10分の買い物でも車を使ったほうがラク」と言うのですが、私は“ガソリン代がもったいない”と感じています。近場の移動で車を使うと実際どれくらいお金がかかるのでしょうか? 維持費の考え方を解説
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片道10分の移動でかかるガソリン代はどれくらい?
まずはイメージしやすいガソリン代から考えてみましょう。一般的に、街乗りでの車の燃費は1リットルあたり10〜15km程度とされます。仮に往復で5kmの距離を走るとすると、消費するガソリンは約0.3〜0.5リットルです。ガソリン代を1リットル170円とすると、1回の買い物で50〜85円程度がかかる計算になります。
一見するとそれほど大きな金額には感じないかもしれません。しかし、このような短距離移動を毎日繰り返すと、月に1500円〜2550円程度になることもあります。さらに、アイドリングや渋滞が多い場合は燃費が悪化し、実際のコストはもう少し高くなる可能性があります。
見落としがちな「車の維持費」とは
車のコストはガソリン代だけではありません。実際には以下のような維持費がかかっています。
例えば、自動車保険料や車検費用、税金、タイヤやオイル交換などのメンテナンス費用です。これらは一度に支払うため実感しにくいですが、年間で数十万円かかることもあります。
仮に年間の維持費が30万〜50万円だとすると、1日あたり約800〜1300円です。車に乗らなくても発生するコストですが、「利用回数が増えるほど、1回あたりのコストは低くなる」という考え方もできます。
ただし、短距離走行の繰り返しはエンジンが十分に温まらず、部品の摩耗が進みやすいとされています。これによりメンテナンス費用が増える可能性も出てきます。
短距離で車を使うと割高になる理由
車はガソリン代だけでなく、保険料や税金などの固定費がかかります。これらは車に乗らなくても発生するため、利用回数が少ないほど1回あたりのコストは高くなります。10分の買い物でも1時間のドライブでも、車を所有している限り保険料や税金は変わりません。そのため、短い移動だけに使っていると「維持費に対して利用頻度が低い状態」になりやすいのです。
また、エンジンが温まる前の短距離走行は燃費が悪く、車にも負担がかかります。その結果、ガソリン代が増えるだけでなく、部品の劣化が早まり、将来的な修理費用が増える可能性もあります。
車を使うかどうかは「目的」で考えるのが大切
ここまで見ると、「近場で車を使うのは無駄」と感じるかもしれません。しかし、必ずしもそうとは限りません。例えば、重い荷物を運ぶ場合や、天候が悪い日、小さな子どもがいる場合などは、車の利便性は大きな価値になります。
大切なのは、「ラクだから毎回使う」のではなく、「必要な場面で使う」という考え方です。例えば、天気の良い日は徒歩や自転車を選び、週末のまとめ買いのときだけ車を使うといった工夫をすると、無理なく支出を抑えられます。
車は便利な移動手段ですが、その裏にはさまざまなコストがかかっています。日々の使い方を少し見直すだけでも、家計への負担は変わってきます。自分たちの生活スタイルに合った使い方を見つけることで、無理なく節約と快適さを両立させることができるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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