友人の結婚式で「ご祝儀3万円」に加え“美容院・ドレス代・交通費”で「5万円以上」かかります。支出がキツくて「ご祝儀を減らす」のは非常識ですか? 結婚ラッシュで“ご祝儀貧乏”になりそうです…
「交通費もかかるなら、ご祝儀を少し減らしてもいいのでは」と考える一方で、相手との関係性への影響を考えて悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
本記事では、ご祝儀の相場と参列にかかる準備費用を整理し、家計に無理なくお祝いするための工夫を解説します。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
目次
友人・同僚の結婚式ではご祝儀3万円が目安
結婚式のご祝儀は、新郎新婦との関係性によって目安の金額が変わります。一般的に、友人や同僚の場合は3万円、上司や部下の場合は3万~5万円、親族の場合は5万円以上になるケースが多いとされています。
全日本冠婚葬祭互助協会の第6回婚礼に関するアンケート調査報告書(令和5年度調査)でも、新郎新婦との関係別の祝儀について、友人の場合は「3万円」と回答した割合が83.4%となっており、友人・同僚の結婚式では3万円が一般的なご祝儀の金額であることが分かります。
ただし、ご祝儀はあくまでお祝いの気持ちであり、「必ず3万円を包まなければならない」という決まりがあるわけではありません。経済的に厳しい場合や、学生・新社会人などで収入が少ない場合には、少ない金額を包むケースもあるでしょう。
ご祝儀以外にも準備費用がかかる
また、ご祝儀以外の準備費も見落とせません。特に女性の場合、服装や美容関係の費用がかさみやすくなるでしょう。
一般的にヘアセット代は3000~5000円、洋服代は1万~3万円、交通費は1000~3000円が目安としている人が多いです。
ここに、バッグや靴、アクセサリー、ご祝儀袋、二次会の会費などが加わると、出費はさらに増加します。美容室でメイクやネイルまで依頼する場合は、ヘアセットに加えて数千円から1万円程度の追加費用がかかることも少なくありません。
参列費用は合計いくら? 5万円超は珍しくない
友人の結婚式に参列するケースで、合計費用を概算してみましょう。
・ご祝儀:3万円
・ドレスレンタルまたは購入:8000~2万円
・ヘアセット:3000~6000円
・バッグ・靴・アクセサリーなど:0~1万円
・交通費:3000円~1万円
・ご祝儀袋などの小物:500~1000円
上記は一例であるものの、手持ちの服や小物を活用し、会場も近場であれば、合計は4万円台に収まる可能性があります。
一方で、ドレスを新調し、美容院でヘアセットをして、交通費もかかる場合は、合計5万~7万円程度になるでしょう。遠方の会場で宿泊が必要になれば、さらに1万~2万円以上の費用が加わることになり、負担が増えます。
つまり、「ご祝儀3万円だけでも大変なのに、準備費まで含めると5万円以上かかる」という悩みは、決して大げさな話ではありません。結婚式の参列費用は一時的な交際費としては大きな支出です。
ご祝儀を減らすより、まず準備費を抑える
「ご祝儀を減らしたい」と感じる場合、まずは準備費を抑えられないかを検討しましょう。友人や同僚の結婚式では、ご祝儀は3万円が一般的なため、相手との関係を考えると、ご祝儀を減らすよりも服装や美容費を調整するほうが現実的です。
例えば、ドレスは購入ではなくレンタルを利用する、ヘアセットは自身で行う、小物は手持ちのものでアレンジする、バッグやアクセサリーは友人や家族から借りる、といった方法があります。
また、交通費が高額となる場合は、早割の新幹線・航空券、高速バス、友人との相乗りなどを検討するとよいでしょう。二次会がある場合も、予算が厳しければ無理に参加せず、披露宴のみで失礼する選択肢もあります。
ご祝儀と準備費で5万円以上かかる場合は予算と相談した調整がおすすめ
友人や同僚の結婚式では、ご祝儀3万円が一般的な目安です。ご祝儀の金額に決まりはありませんが、相場から大きく下げると相手との今後の関係に影響する可能性があります。
家計が厳しい場合は、ドレスのレンタル、手持ちアイテムの活用、セルフヘアセット、交通費の節約などで準備費を抑えられないか検討しましょう。それでも負担が重い場合は、無理に出席せず、早めに欠席を伝えて別途お祝いを贈る方法もあります。
大切なのは、見栄をはって無理をし過ぎないことです。相手を祝う気持ちと、自分の家計を守ることの両方を大切にしながら、無理のない形で結婚を祝福できるといいですね。
出典
一般社団法人全国冠婚葬祭互助協会 第6回婚礼に関するアンケート調査報告書(令和5年度実施)
執筆者 : 上嶋勝也
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
