以前から気になっていた万年筆を買おうとしたら、夫に「値上がりしてるなら急いだほうがいいのでは?」と言われました。一体なぜなのでしょうか?

配信日: 2026.05.17
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以前から気になっていた万年筆を買おうとしたら、夫に「値上がりしてるなら急いだほうがいいのでは?」と言われました。一体なぜなのでしょうか?
「いつか買おう」と思っていた万年筆が、気づけば以前より高くなっていた――そんな経験をした人もいるのではないでしょうか。実際、ここ数年は万年筆の価格改定が相次いでいます。
 
万年筆は単なる文房具ではなく、素材や製造工程にこだわった「工芸品」のような側面があります。そのため、原材料費や為替の影響を受けやすく、価格が上がりやすい商品でもあります。
 
この記事では、万年筆が値上がりしている理由や、今後さらに価格が上がる可能性、購入を急いだほうがよいケースについて分かりやすく解説します。
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万年筆が値上がりしているのはなぜ?

万年筆の価格が上がっている理由として、まず大きいのが原材料費の高騰です。万年筆には金属や樹脂が使われており、さらに高級モデルでは、14金や18金のペン先が採用されています。近年は金価格が世界的に上昇しており、その影響を受けて製造コストも高くなっています。
 
さらに、海外製万年筆は円安の影響も受けています。海外ブランドの商品は輸入品のため、円の価値が下がると仕入価格が上昇します。その結果、日本国内で販売される価格も引き上げられやすくなります。
 
また、万年筆は大量生産できる商品ではありません。職人が手作業で調整する工程も多く、人件費の上昇も価格改定につながっています。特にペン先の書き味を調整する作業は繊細で、機械だけでは対応できません。
 
最近では、セーラー万年筆やパイロット、プラチナ万年筆など国内メーカーも価格改定を行っています。海外ブランドでもモンブランなどが値上げを実施しており、万年筆全体が高くなっている状況です。
 

「欲しいなら早めに買うべき」と言われる理由

万年筆は、一度値上がりすると元の価格に戻りにくい特徴があります。一般的な家電製品であれば、セールや型落ちで安くなることもありますが、万年筆は販売価格や中古価格が維持されやすい傾向があります。
 
特に人気モデルや限定品は、中古市場でも価格が上がるケースがあります。例えば、限定カラーや生産終了モデルは入手しづらくなり、定価以上で取り引きされることも珍しくありません。
 
また、メーカーが価格改定を発表すると、駆け込み需要が増えることがあります。「値上げ前に買っておこう」と考える人が増えるため、一時的に在庫不足になる場合もあります。その結果、欲しかったモデルが品切れになる可能性もあるのです。
 
もちろん、焦って無理に購入する必要はありません。ただ、「ずっと気になっていた」「いずれ買うつもりだった」という場合は、値上げ前に購入したほうが結果的にお得になる可能性があります。
 

高級万年筆は“資産価値”が出ることもある

万年筆は筆記具ですが、一部のモデルにはコレクション性があります。
 
例えば、モンブランの限定シリーズや、ペリカンの特別生産モデルなどは、中古市場でも高値で取り引きされることがあります。定価を超える価格で取り引きされるケースもあり、愛好家の間ではコレクション性の高いアイテムとして扱われることもあります。
 
ただし、すべての万年筆が値上がりするわけではありません。一般的な量産モデルでは、中古価格が下がることもあります。そのため、「資産になるから買う」という考え方より、「長く使えるお気に入りを持つ」という視点のほうが現実的です。
 
万年筆はメンテナンスしながら何十年も使える道具です。インクを補充し、定期的に洗浄すれば、何十年にもわたって使い続けられます。使い捨ての文房具とは異なり、長く付き合える点も人気の理由です。
 

価格だけでなく“欲しいタイミング”も大切

万年筆の値上がりには、原材料費や円安、人件費などさまざまな理由があります。そのため、今後も価格改定が続く可能性があります。
 
「そのうち買おう」と思っている間に、価格改定が行われることもあります。特に海外ブランドや限定モデルは、後から手に入りにくくなるケースも少なくありません。
 
とはいえ、大切なのは無理をして買うことではなく、「自分が本当に欲しいと思えるか」です。万年筆は長く使う道具だからこそ、価格だけでなく書き心地やデザインも重要です。
 
値上げ情報をきっかけに、自分に合った一本をじっくり選んでみるのもよいでしょう。気に入った万年筆があると、文字を書く時間が少し楽しみになるかもしれません。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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