家賃を抑えたくてURと都営住宅を調べています。どちらの方が入居難易度が高いのでしょうか?

配信日: 2026.05.17
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家賃を抑えたくてURと都営住宅を調べています。どちらの方が入居難易度が高いのでしょうか?
「家賃を少しでも抑えたい」と考えたときに、候補としてよく挙がるのがUR賃貸住宅と都営住宅です。どちらも一般的な賃貸住宅より家賃が安い場合が多く、人気があります。しかし、実際に調べ始めると「どちらの方が入りにくいのか?」と気になる方も多いでしょう。
 
結論から言うと、入居難易度が高いのは都営住宅です。一方、UR賃貸住宅は条件を満たせば比較的申し込みやすい特徴があります。ただし、それぞれ入居条件や特徴が大きく異なるため、単純に「安いから」という理由だけで決めると後悔する可能性があります。
 
この記事では、UR賃貸住宅と都営住宅の違いや、それぞれの入居難易度、向いている人の特徴について分かりやすく解説します。
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UR賃貸住宅と都営住宅は仕組みが大きく違う

UR賃貸住宅と都営住宅は、どちらも公的なイメージがありますが、実は仕組みが大きく異なります。
 
UR賃貸住宅は、独立行政法人UR都市機構が運営している賃貸住宅です。一般的な民間賃貸に近い仕組みですが、礼金や仲介手数料、更新料がかからない特徴があります。そのため、初期費用を抑えたい人から人気があります。
 
一方、都営住宅は東京都が運営する公営住宅です。住宅に困っている低所得者向けの制度であり、家賃は収入に応じて安く設定されています。民間相場よりかなり安いケースも多く、住居費を大きく抑えられる可能性があります。
 
ただし、都営住宅は誰でも自由に入れるわけではありません。収入制限や住宅に困っている事情など、細かな条件があります。また、募集期間も限られており、常に申し込みできるわけではない点に注意が必要です。
 
対してUR賃貸住宅は、一定の収入基準を満たしていれば申し込みできます。抽選ではなく、空室があれば先着順で契約できる物件も多いため、比較的入居しやすいと言えるでしょう。
 

入居難易度が高いのは都営住宅

UR賃貸住宅と都営住宅を比較した場合、入居難易度が高いのは都営住宅です。
 
最大の理由は「抽選制度」にあります。都営住宅は応募者数が非常に多く、募集戸数に対して何倍もの応募が集まることがあります。人気エリアでは倍率が10倍を超えるケースも珍しくありません。
 
例えば、駅に近い物件や家賃が特に安い物件は、多くの人が希望するため競争率が高くなります。申し込み条件を満たしていても、抽選に当たらなければ入居できません。
 
さらに、都営住宅には収入上限があります。一定以上の収入があると応募できないため、「家賃を安くしたい」という理由だけでは利用できない場合があります。
 
また、募集区分は「家族向け」「単身者向け」「若年夫婦・子育て世帯向け」などに分かれており、単身者は高齢者や障害者など一定条件を満たす必要がある場合があります。
 
一方、UR賃貸住宅は抽選ではなく、空室があれば契約できる物件が多くあります。もちろん人気物件は早く埋まりますが、都営住宅のような高倍率の抽選に当選する必要はありません。
 
ただし、UR賃貸住宅には一定以上の収入基準があります。例えば、月額家賃に対して一定倍率以上の月収が必要です。そのため、収入が少ない場合は審査に通らないことがあります。
 

家賃の安さだけで選ぶと後悔することもある

家賃だけを見ると、都営住宅の方が魅力的に感じる人も多いでしょう。実際、民間賃貸より大幅に安く住めるケースがあります。しかし、家賃の安さだけで選ぶと、後悔する可能性もあります。
 
例えば、都営住宅は築年数が古い物件も多く、設備面で不便を感じることがあります。エレベーターがない、室内設備が古いなど、生活スタイルによっては負担になる場合もあるでしょう。
 
また、抽選に当たるまで時間がかかることもあります。「今すぐ引っ越したい」という人には向かないケースもあります。応募しても何度も落選する可能性があるため、急ぎの場合は別の選択肢も考える必要があります。
 
一方、UR賃貸住宅は全国的に多くの物件があり、すぐに入居できる場合があります。リノベーション済みの物件も増えており、室内がきれいなケースも少なくありません。
 
さらに、UR賃貸住宅は保証人が不要な場合が多い点もメリットです。最近は保証人を頼みにくい人も増えているため、契約しやすさを重視する人には大きな魅力でしょう。
 
ただし、都営住宅ほど家賃が安くないケースもあります。特に人気エリアでは、UR賃貸住宅でも一定以上の家賃が必要になることがあります。そのため、「どれくらい家賃を下げたいのか」を事前に整理しておくことが大切です。
 

自分の状況に合った住宅選びが重要

UR賃貸住宅と都営住宅は、どちらも家賃負担を抑えられる可能性がありますが、入居条件や仕組みは大きく異なります。
 
入居難易度で比較すると、抽選制で倍率が高い都営住宅の方が難易度は高い傾向があります。一方、UR賃貸住宅は収入基準を満たしていれば比較的申し込みやすく、すぐに入居できる可能性があります。
 
ただし、「とにかく安ければ良い」という考えだけでは、住み始めてから不満を感じることもあります。通勤のしやすさ、設備の状態、入居までのスピードなども含めて検討することが大切です。
 
特に、急いで住まいを探している人は、UR賃貸住宅の方が現実的な選択肢になる場合があります。一方で、時間に余裕があり、家賃を大幅に抑えたい人は、都営住宅への応募を検討する価値があるでしょう。
 
それぞれの特徴を理解したうえで、自分の収入や生活スタイルに合った住まいを選ぶことが、満足できる住環境につながります。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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