自衛隊員を目指す息子が「防衛大学校なら親に負担をかけない」と言っています。学費や入学金は不要と聞きましたが、入学までに家庭で用意すべきお金はあるのでしょうか?
今回は、防衛大学校の受験に必要な費用や入学後に費用は発生するのか、また防衛大学校に入る前に知っておきたいことなどについてご紹介します。
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防衛大学校の受験に必要な費用
防衛大学校の受験には、一部費用がかかるケースがあります。受験料は無料な一方で、宿泊費や交通費は自費負担となります。遠方から受験をする場合、それだけ費用もかかるでしょう。受験の応募書類を郵送する場合、切手代も自分で支払います。
なお、受験後から入学するまでに必要な費用は変わる可能性もあるため、不明な点は防衛大学校へ直接確認した方がよいでしょう。
防衛大学校への入学に必要な費用は?
入学に際して入学金や授業料はかかりません。防衛大学校に所属している人は、学生であっても特別職国家公務員である自衛隊員扱いとなり、学業と訓練に専念することが仕事のためです。4年間かけて修業し、審査に合格後、学士の学位を獲得できます。
また、寮である学生舎での生活に当たって、寝具や服、食事は貸与または支給されます。貸与される服は次の通りです。
・常装(冬服)
・常装(第1種夏服)
・常装(第3種夏服)
・校内服装
さらに、学生期間は毎月学生手当が支給されるため、入学後に生活費に困ることはあまりないでしょう。実際、防衛大学校によると、令和8年4月時点で月16万6400円の学生手当が支給されています。
学生手当とは別に期末手当が存在し、令和7年度では1学年生には年間36万6275円、2学年生~4学年生には年間56万3500円の期末手当が支給されました。
入学後に病気やけがをした際、防衛省の医療機関で受診した場合は、医療費は国費から賄われます。
防衛大学校に入る前に知っておきたいこと
前提として、防衛大学校は自衛隊の幹部候補生が通う施設です。そのため、在学中の転職活動はできません。
学生生活もほかの大学とは大きく異なります。防衛大学校によると、1日のスケジュール例は次の通りです。
・6時~6時10分:起床後5分で片付けまで済ませ朝の人員確認
・6時10分~30分:清掃
・6時35分~7時20分:朝食
・8時10分:朝礼、課業行進
・8時30分~11時40分:授業
・12時:昼食
・13時15分~17時15分:授業
・17時30分~19時15分:入浴
・18時15分~19時15分:夕食
・19時35分:点呼
・19時45分~22時15分:自習時間
・22時30分:就寝
なお、月水金曜日の午後は授業の代わりに課業行進があり、入浴・夕食前に校友会活動を行います。
校友会活動とは、クラブ活動です。防衛大学校の教育方針の柱の1つのため、原則全員が運動部に加入することになります。また、文化部活動もあります。
スケジュール例からも分かるように、1日のなかで自由時間はあまりありません。また、外泊も1学年生のうちは規則で決められた行事を除いて、長期休暇期間のみ可能です。
受験のための交通費や切手代などを除けば基本的にかからない
防衛大学校に所属する学生は、自衛隊員として特別職国家公務員になるため、学費や入学金はかかりません。ただし、受験に際して受験会場までの交通費や近くでの宿泊費、必要書類を郵送するための切手代などは、準備が必要です。
また、防衛大学校は規律が厳しく、独自のカリキュラムが組まれているため、1日のスケジュールもほかの大学とは大きく異なります。進学を検討する際は、経済面だけでなく、学校の特色や将来の進路についても確認しておくことが重要でしょう。
出典
防衛大学校 令和8年度入校 第74期 防衛大学校学生受験要項(一般)4受験手続(1ページ)
防衛大学校 受験生のための防大相談室
防衛大学校 学生の身分・待遇
防衛大学校 保健医療(医務室)
防衛大学校 学生生活・卒業後 学生の一日
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

