夫婦で引っ越し先を探していたら、知人に「URはすぐ入れても、都営住宅は待つこともある」と言われました。急いで住み替えたい場合、やはり選び方は変わってくるのでしょうか?
特に夫婦での住み替えでは、転勤や子どもの予定、現在の住居の更新時期など、引っ越しを急ぐ事情があるケースも少なくありません。そこで今回は、UR賃貸住宅と都営住宅の違いや、急いで住み替えたい場合の考え方について分かりやすく解説します。
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目次
UR賃貸住宅は空き室を先着順で募集しているため入居しやすい
UR賃貸住宅は、独立行政法人都市再生機構が運営している賃貸住宅です。民間賃貸住宅と同じように、空室があれば申し込みができ、審査を通過すれば入居できます。
物件によって差はありますが、早ければ申し込みから2〜3週間程度で入居できることもあります。そのため、「今の家の更新前に引っ越したい」「転勤まで時間がない」という人には利用しやすい選択肢です。
また、UR賃貸住宅には礼金や仲介手数料、更新料がかからないという特徴があります。初期費用を抑えやすい点は大きなメリットです。さらに、保証人が不要なケースも多いため、手続きを進めやすいと感じる人もいるでしょう。
一方で、都営住宅と比べると家賃は高めです。特に駅近や人気エリアでは、民間賃貸と大きく変わらない水準になることもあります。そのため、「多少家賃が高くても、早く入居したい」という人向きの制度といえます。
都営住宅は家賃が安い反面、入居まで時間がかかることがある
都営住宅は、東京都が運営する公営住宅です。住宅に困っている低所得者向けの制度で、収入基準を満たす必要があります。
最大の魅力は、家賃が比較的安いことです。収入に応じて家賃が決まるため、同じ地域の民間賃貸より大幅に負担を抑えられる場合があります。子育て世帯や高齢者世帯にとっては、家計を安定させやすい制度です。
ただし、希望すればすぐ入居できるわけではありません。都営住宅は定期的に募集が行われ、応募者が多い場合は抽選になります。人気エリアでは倍率が高く、複数回応募しても当選しないケースがあります。
さらに、当選後には入居資格審査があり、住民票や収入証明書など複数の書類提出が必要です。世帯状況によっては戸籍謄本など追加書類を求められる場合もあります。そのため、「来月までに引っ越したい」というような急ぎの住み替えには向かない場合もあります。
もちろん、タイミング良く空き住戸が出てスムーズに進む可能性もありますが、基本的には時間に余裕を持って検討する制度と考えておくと安心です。
急いで住み替えたいなら“入居時期”を優先して考えることが大切
急ぎの引っ越しでは、「いつ住めるか」を最優先に考えることが重要です。家賃の安さだけで決めてしまうと、なかなか入居できず、結果的に仮住まい費用や更新料が発生することもあります。
例えば、現在の賃貸住宅の更新が近い場合、都営住宅を待っている間に更新料を支払うことになるケースがあります。また、転勤や子どもの入学時期が決まっている場合、住まい探しが長引くと生活への負担も大きくなります。
そのため、「まずは早く住める家を確保したい」という場合は、UR賃貸住宅や民間賃貸住宅を優先的に探す人も少なくありません。
一方で、「今すぐではないが、将来的に家賃負担を減らしたい」という場合は、UR賃貸住宅や民間賃貸住宅に住みながら、並行して都営住宅へ応募する方法もあります。
実際、都営住宅は一度の応募で当選するとは限りません。長期的な視点で考えながら、現実的な住まい選びを進めることが大切です。
急ぎの引っ越しか、家賃重視かで選び方は変わる
UR賃貸住宅と都営住宅は、どちらも魅力がありますが、向いている人は異なります。
UR賃貸住宅は比較的早く入居でき、初期費用も抑えやすいため、「急いで住み替えたい人」に適しています。一方、都営住宅は家賃負担を軽くできる可能性がありますが、抽選や待機期間があるため、時間に余裕が必要です。
そのため、夫婦で住み替えを考える際は、「いつまでに引っ越したいのか」「毎月の家賃をどこまで抑えたいのか」を整理して考えることが大切です。
もし急ぎの事情があるなら、まずは入居しやすい物件を確保し、その後に条件の良い住まいへ移るという考え方も現実的です。焦って決めるよりも、自分たちの生活に合った選択をすることが、結果的に満足度の高い住み替えにつながるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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