ガソリン代を節約したいのに、夫が「レギュラー車でも燃費がよくなるから」と“ハイオク満タン”にしようとします。月に「50リットル」使うわが家の場合、年間いくら余計に払うことになるのでしょうか?

配信日: 2026.05.24
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ガソリン代を節約したいのに、夫が「レギュラー車でも燃費がよくなるから」と“ハイオク満タン”にしようとします。月に「50リットル」使うわが家の場合、年間いくら余計に払うことになるのでしょうか?
ガソリン価格の上昇が続く中、「少しでも燃費をよくしたい」と考える家庭も多いかもしれません。そんな中、レギュラー仕様の車にもかかわらず、「ハイオクのほうが燃費がよくなるから結果的に得」と考えて給油している人もいるようです。
 
一方で、ハイオクはレギュラーより価格が高く、日常的に使う場合には家計への影響も気になるところでしょう。では、レギュラー仕様車へハイオクを入れ続けた場合、年間でどれくらい負担が増えるのでしょうか。
 
本記事では、経済産業省資源エネルギー庁のガソリン価格データをもとに試算しながら、ハイオクとレギュラーの違いや、燃費への影響について整理します。
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ハイオクとレギュラーは何が違う?

ガソリンには、大きく分けて「レギュラー」と「ハイオク」、「軽油」があります。
 
⼀般社団法⼈⽇本⾃動⾞連盟(JAF)によると、ハイオクガソリンは、レギュラーガソリンより「オクタン価」が高く、異常燃焼を起こしにくい特徴があります。
 
一般的には、高出力エンジンや高圧縮エンジン向けに設計された車で使用されることが多く、メーカーが「ハイオク指定」としている車では、指定どおり給油する必要があります。一方、レギュラー仕様車は、基本的にレギュラーガソリンを前提として設計されています。
 

月50リットル使う場合、年間いくら差が出る?

経済産業省資源エネルギー庁「給油所小売価格調査」によると、5月18日時点の全国平均価格は次の通りです。


・レギュラー:1リットルあたり169円
・ハイオク:1リットルあたり180円

差額は1リットルあたり11円となります。今回のケースでは、月50リットル使用する前提です。レギュラーガソリンの場合、月額は8450円です。一方、ハイオクでは9000円となり、毎月550円高くなります。
 
これを年間で計算すると、550円×12ヶ月で、約6600円の差になります。つまり、レギュラー仕様車へハイオクを入れ続けると、今回の条件では年間約6600円多く支払う計算になります。
 

「ハイオクのほうが燃費がよくなる」とは限らない

今回のケースでは、夫が「ハイオクのほうが燃費がよくなる」と考えているとのことです。確かに、一部では「エンジン内部がきれいになる」「走りが滑らかになる」といった声もみられます。
 
ただし、レギュラー仕様車で明確な燃費改善効果が出るかについては、車種や運転状況によって異なります。⼀般社団法⼈⽇本⾃動⾞連盟(JAF)でも、レギュラー仕様車にハイオクを入れた場合について、「劇的な性能向上は期待しにくい」とされています。
 
また、仮に燃費がわずかに改善したとしても、ガソリン単価の差額を上回るほどの効果になるとは限りません。そのため、「ハイオクのほうが高性能だから得」と一律には判断できない面があります。
 

指定外のガソリンを入れても問題ないの?

一般的に、ハイオク指定車へレギュラーを入れることは、性能低下やエンジントラブルの原因になる可能性があるため、推奨されていません。一方、レギュラー仕様車へハイオクを入れること自体は、直ちに故障につながるわけではないとされています。
 
ただし、レギュラー車はレギュラーガソリンで性能を発揮する前提で設計されています。そのため、日常利用で継続的にハイオクを入れたとしても、「価格差に見合うメリットがあるか」は別問題となるでしょう。
 

燃費を意識するなら「運転方法」の見直しも重要

ガソリン代を節約したい場合、ハイオクかレギュラーかを選択する以外にも、運転方法や車の使い方のほうが影響が大きいケースもあります。例えば、急発進や急加速を減らすことで燃費改善につながる場合があります。また、タイヤの空気圧の低下は燃費悪化の原因になることがあります。
 
さらに、不要な荷物を積みっぱなしにしない、短距離移動を減らすといった工夫も、ガソリン消費の抑制につながる可能性があります。そのため、「ガソリンの種類を変える」だけではなく、日常的な使い方を含めて見直すことも重要でしょう。
 

まとめ

経済産業省資源エネルギー庁の全国平均価格をもとに試算すると、月50リットル使用する家庭では、ハイオクを入れ続けた場合、レギュラーより年間約6600円高くなる計算になります。
 
一方、レギュラー仕様車でハイオクを使った場合、燃費や走行性能が大きく改善するとは限りません。そのため、「ハイオク=必ず得」と考えるのではなく、価格差と実際の効果を踏まえて判断することが重要です。
 
また、ガソリン代を抑えたい場合には、給油方法だけでなく、日常の運転や車の使い方も含めて見直していくことが、家計管理につながるといえるでしょう。
 

出典

⼀般社団法⼈⽇本⾃動⾞連盟
経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査 調査の結果 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油) 調査結果 5月20日(水)結果詳細版
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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