“プレミア価値”のある「記念硬貨」でも銀行に持っていくと「額面通り」になるって本当?良かれと思って磨くと“価値が下がる”?
ただし、記念硬貨の価値は見た目だけでは判断しにくく、持ち込む場所によって評価のされ方が変わることもあります。
大切な硬貨を納得のいく形で扱うには、どのような点を確認すればよいのでしょうか。本記事では、プレミア価値がつく記念硬貨の特徴や、査定前に気をつけたいポイントについて解説します。
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目次
銀行では記念硬貨のプレミア価値は評価されない
記念硬貨は、国が発行したお金です。そのため、銀行では基本的に額面どおりに入金や交換ができます。例えば1000円の記念硬貨の場合は、1000円として扱われるのが一般的です。
一方で、銀行はコレクター向けの価値を査定する場所ではありません。珍しいデザインや発行枚数の少なさ、金や銀としての価値があっても、銀行の窓口ではプレミア価値は評価されず、原則として額面どおりに扱われます。そのため、銀行で「額面どおり」と言われても、その硬貨にプレミア価値がないと決まったわけではありません。
記念硬貨の価値を知りたい場合は、銀行ではなく、古銭や記念硬貨を扱う買り取り店、コイン専門店などに相談してみましょう。特に、金貨や銀貨は素材そのものに価値があり、額面を大きく上回る価格で取引されることもあります。
プレミア価値がつきやすい記念硬貨の特徴
プレミア価値がつきやすい硬貨には、いくつかの共通点があります。
まず注目したいのは、発行枚数の少なさです。発行された数が少ない硬貨は市場に出回りにくく、欲しい人が多ければ価格が上がりやすくなります。限定販売された記念貨幣や、抽選で販売されたものは確認しておきたい対象です。
次に注目したいのは、素材です。金貨や銀貨の場合、コレクションとしての価値だけでなく、金や銀そのものの価値も査定に反映されます。例えば、皇室関連の記念金貨やオリンピック関連の金貨は、額面より高く取引されるケースも少なくありません。
特に、金相場が上がっている時期には素材価値も高まりやすく、査定額を押し上げる要因になるでしょう。
また、保存状態も重要です。傷や汚れが少なく、未使用に近い硬貨ほど評価されやすくなります。さらに、購入時のケースや箱、説明書、証明書がそろっていると、コレクターからの需要が高まりやすいでしょう。
なお、記念硬貨の価値は発行されたテーマによって左右されます。皇室行事やオリンピック、地方自治関連など、関心を集めやすいテーマは買い手が見つかりやすい一方で、発行枚数が多い硬貨は希少性が低く、プレミア価値がつきにくい場合があります。
そのため、テーマの知名度だけで価値を判断せず、財務省の記念貨幣一覧で発行枚数や素材を調べたり、古銭や記念硬貨を扱う専門店に査定を依頼したりするとよいでしょう。
硬貨の価値を下げないよう査定前に気をつけたいこと
記念硬貨を見つけたら、まず磨かないようにしましょう。汚れを落としたほうが高く売れそうに思えますが、硬貨は細かい傷がつくと評価が下がることがあります。特に、布や研磨剤でこすると表面に傷が残り、未使用品として評価されにくくなるため注意が必要です。
保管する際は、ケースに入れたままにするのが基本です。箱や説明書がある場合は、硬貨と一緒に保管してください。付属品がそろっていることで、正規品と判断しやすくなり、査定でもプラスに働く場合があります。
売却を考える場合は、1社だけの査定額で決めず、複数の買い取り店や専門店に査定を依頼しましょう。買い取り店によって得意な分野や在庫状況が異なるため、提示額に差が出ることがあります。
そのため、複数の金額を比べてから判断すると、安く手放してしまうリスクを減らせるでしょう。特に金貨や銀貨は相場の影響を受けるため、査定日によって価格が変わる点にも注意が必要です。
なお、フリマアプリやネットオークションで売る方法もありますが、真贋の説明、発送中の紛失、購入者とのトラブルなどに気をつけなければなりません。慣れていない人は、まず専門店で価値の目安を知ってから判断するとよいでしょう。
記念硬貨の価値は、額面だけで判断せず専門店で確認しよう
記念硬貨は、銀行に持ち込むと額面どおりに扱われるのが一般的です。ただし、それはあくまでお金としての価値であり、コレクター市場での価値とは別です。
プレミア価値がつきやすいのは、発行枚数が少ないもの、金や銀でできたもの、保存状態がよいもの、付属品がそろっているものです。祖父からもらった記念硬貨も、種類によっては額面を超える価値があるかもしれません。
すぐに銀行で交換してしまう前に、硬貨の種類を確認し、ケースや説明書をそろえたうえで専門店に相談することが大切です。思い出の品として大切に残すか、適正な価格で売るかを判断するためにも、まずは正しい価値を確認しましょう。
出典
財務省 記念貨幣一覧
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
