子どもが入学した私立高校から届いた「寄付のお願い」。金額は少なくても寄付するべきでしょうか?

配信日: 2026.05.29
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子どもが入学した私立高校から届いた「寄付のお願い」。金額は少なくても寄付するべきでしょうか?
私立高校へ入学する際の書類に「寄付金」についての案内を目にしたことがある人もいるでしょう。高校入学時は何かと出費がかさむため、寄付すべきか迷うこともあるかもしれません。
 
本記事では、私立高校の寄付金を支払わなかった場合の影響をご紹介するとともに、寄付金の使い道や税制優遇についてもまとめています。
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私立高校の寄付金は任意?

私立高校では寄付金の納入を求められることがありますが、基本的には「任意」です。
 
高校のホームページにも「ご支援のお願い」「寄付金募集」などと記載されている場合があるように、強制ではなく自由意志により寄付をするかどうかを決めてよいことになっています。
 
今回のケースも「寄付のお願い」が届いたということなので、任意のものであると判断してよいでしょう。
 
そのため、寄付しなかったとしても生徒の成績や進級などにおいて不利益になることはないと考えられます。「多額の寄付をした家庭の子どもの方が優遇されるのではないか?」と不安に感じる人もいるかもしれませんが、一般的には寄付の有無によって成績や進級に影響が出るものではないとされています。
 
また、任意とされているため、一般的には寄付をしなかったことだけを理由に不利益が生じることはないと考えられます。
 

寄付金は何に使われる?

私立高校の寄付金は教育環境をよりよくするための支援金として集められるものですが、具体的な使い道は学校によって異なります。例えば、白百合学園中学高等学校では寄付金の使い道に次のものを挙げています。


・ICT対応など、時代の変化に対応した教育環境の整備
・教育設備の更新および充実

また、中央大学杉並高等学校では、図書室のアクティブ・ラーニングの整備や教室・スポーツ施設および更衣室等の施設設備の整備、生徒会活動や食育の支援などを寄付金の使い道としているようです。
 
寄付をするべきか検討するにあたって、どのような目的のために使われるのか事前に確認しておくとよいでしょう。寄付が任意であれば、寄付を行わなかったとしても、通常は先ほど述べたような学校の教育環境を利用できなくなるわけではありません。
 

私立高校に寄付をすると税制優遇を受けられる?

私立高校を設置する学校法人が一定の要件を満たしている場合、寄付金について所得税の控除を受けられることがあります。控除を受けるためには確定申告で「所得控除」または「税額控除」を選択する必要があるため、どちらが有利か考えてみるとよいでしょう。
 
所得控除は、寄付する人の所得に応じた税率を寄付金額に乗じて控除額を計算する方法です。一方、税額控除は寄付する人の税率には関係なく、所得税額から直接寄付金額の一定割合を控除する方法になります。
 
所得控除は税率を乗じるため、所得税率が高い高所得者ほど減税効果が大きくなるでしょう。税率が関係しない税額控除は少額の寄付でも有利になりやすいので、どちらを選択すべきか計算してみることをおすすめします。
 
税額控除を受けるには寄付先となる学校法人が対象になっているかどうかを事前に確認する必要があるため、文部科学省や都道府県、または学校法人に問い合わせましょう。
 

「任意」であれば寄付をしなくても不利益になることはないと考えられる

子どもが入学した私立高校から「寄付金のお願い」が届いた場合、強制ではなく任意であるため、寄付をしなくても成績や進級などにおいて不利益になることはないと考えられます。
 
寄付金の使い道は学校によって異なるため、まずはどのようなものに使われているのかを学校のホームページなどで確認してみるとよいかもしれません。
 
私立高校に対して寄付を行った場合は税制優遇が適用されることもあるため、その点も踏まえ、各家庭の状況に応じて判断するとよいでしょう。
 

出典

白百合学園中学校・高等学校 白百合学園ル・レーヴ(Le rêve・夢)寄付金
中央大学杉並高等学校 「輝け!中杉!」特設サイト
文部科学省 学校法人(私立学校)への寄附を考えているみなさまへ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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