渋滞中に車のエアコンをつけっぱなしにしています。友人に「燃費が悪くなるよ」と言われましたが、1時間でどれくらい損しますか?

配信日:
この記事は約 4 分で読めます。
渋滞中に車のエアコンをつけっぱなしにしています。友人に「燃費が悪くなるよ」と言われましたが、1時間でどれくらい損しますか?
夏や冬の渋滞中は、エアコンを切ると車内が暑すぎたり寒すぎたりするため、つけっぱなしにしている人は多いでしょう。しかし、友人から「燃費が悪くなる」と言われると、実際にどれくらいガソリン代が増えるのか気になるものです。
 
エアコンは快適さを保つために欠かせない設備ですが、使用中はエンジンに負荷がかかります。その結果、通常より燃料を消費しやすくなります。ただし、極端に大きな差になるケースばかりではありません。
 
この記事では、渋滞中にエアコンを使うとどれくらい燃費が悪化するのか、1時間あたりのガソリン代の目安、さらに燃費を抑えるコツについてわかりやすく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

渋滞中にエアコンを使うと燃費はどれくらい悪化する?

車のエアコンは、エンジンの力を使ってコンプレッサーを動かしています。そのため、エアコンを使用するとエンジンの負担が増え、燃料消費量も増加します。
 
一般的には、エアコン使用によって燃費が5〜20%ほど悪化するとされています。特に渋滞中は、車がほとんど進まない一方でエンジンは動き続けているため、「走行距離あたりの燃費」が大きく下がりやすい状態です。
 
例えば、通常は1リットルで15km走る車でも、渋滞中にエアコンを強めに使用すると、実質的には1リットルで10〜12km程度まで悪化することがあります。
 
ただし、これは車種や気温、エアコンの設定温度によって変わります。真夏に外気温が35℃近い場合はコンプレッサーが頻繁に動くため、燃料消費も増えやすくなります。一方、春や秋のように気温が穏やかな時期は、負担も比較的小さくなります。
 

エアコンを1時間つけっぱなしにするとガソリン代はいくら?

実際にどれくらいガソリンを消費するかは、アイドリング時の燃料消費量を見るとわかりやすくなります。
 
一般的なガソリン車の場合、アイドリング中は1時間あたり約0.5〜1.0リットルの燃料を消費するといわれています。ここにエアコン使用による負荷が加わると、さらに増えるケースがあります。
 
エアコン使用による追加消費は車種や気温によって異なりますが、ここでは「0.2リットル増えるケース」を例に考えてみます。ガソリン価格を1リットル170円とすると、追加でかかる金額は以下のようになります。


0.2リットル増えた場合
170円 × 0.2リットル = 約34円

つまり、エアコンによる追加負担は1時間あたり数十円程度が目安です。
 
「意外と安い」と感じる人もいるかもしれません。しかし、毎日の通勤で長時間渋滞にはまる場合は注意が必要です。1日1時間の渋滞が月20日続く場合、30円増えるだけでも月600円になります。夏場だけでも数千円の差になる可能性もあるのです。
 
また、ハイブリッド車はエンジン効率が高いため、ガソリン車より消費量を抑えやすい傾向があります。ただし、状況によってはエンジンが作動するため、燃料消費が発生することもあります。
 

渋滞中の燃費悪化を少しでも抑える方法

渋滞中でも快適さを保ちながら、燃費悪化を抑える方法はいくつかあります。
 
まず効果的なのが、エアコンの設定温度を極端に下げすぎないことです。例えば、真夏に18℃設定にするとコンプレッサーが常にフル稼働しやすくなります。25〜27℃程度に設定すると、燃料消費を抑えやすくなります。
 
また、内気循環を活用するのも有効です。外の熱い空気を取り込み続けるより、車内の空気を循環させたほうが冷えやすくなるため、エアコンの負担を軽減できます。
 
夏場の駐車後は車内が非常に高温になります。そのまま強い冷房を使用するとエアコンの負荷が大きくなり、燃料消費も増えやすくなります。乗車直後に窓を開けて熱気を逃がしておくと、車内を効率よく冷やしやすくなります。
 
なお、最近の車には「アイドリングストップ機能」が搭載されている車種もあります。停止中にエンジンを自動停止させることで燃料消費を抑えられますが、猛暑時は安全や快適性を優先してエンジンが再始動することもあります。そのため、「止まっている間は完全にガソリンを使わない」というわけではありません。
 

燃費だけでなく快適性とのバランスも大切

渋滞中にエアコンを使用すると燃費は悪化し、1時間あたりの追加負担は数十円程度になるケースが一般的です。
 
もちろん、長期間積み重なると差は出ますが、無理にエアコンを切って熱中症のリスクを高めるのはおすすめできません。特に夏場の車内温度は短時間で危険なレベルまで上昇することがあります。
 
そのため、設定温度を調整したり、内気循環を使ったりしながら、快適性と燃費のバランスを取ることが大切です。少しの工夫でも燃料消費を抑えやすくなるので、日頃から意識してみるとよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu