都営住宅に住んでいる親戚が「新車のアルファード」を買ったそうです! 入居条件が厳しいイメージですが、高額な買い物をしても問題ないのでしょうか?
そのため、今回のように、都営住宅に住んでいる親戚が新車のアルファードを購入したと聞くと、「高額な車を買っても問題ないのか」「本当に入居資格を満たしているのか」と疑問に感じることもあるでしょう。
都営住宅には一定の所得基準がありますが、「高額な買い物をしたら即退去」という単純な仕組みではありません。一方で、収入状況や資産状況によっては、入居継続に影響するケースもあります。
本記事では、都営住宅の入居条件や所得基準の考え方、高額な車を所有することとの関係について整理します。
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目次
都営住宅は「一定所得以下」が対象
東京都住宅供給公社(JKK東京)によると、都営住宅へ申し込むには、一定の条件を満たす必要があります。
例えば家族世帯では、東京都内に居住していること、同居親族がいること、所得が定められた基準内であること、住宅に困っていること、暴力団員でないことなどが条件とされています。
また、単身者の場合は、東京都内に引き続き3年以上住んでいることや、60歳以上など一定条件を満たすことなども必要になります。
つまり、都営住宅は「住宅に困窮している一定所得以下の人向けの住宅」という位置づけになっているといえます。
都営住宅は「単純な年収額」だけで判断されるわけではない
都営住宅では、「年収○万円以下」という単純基準ではなく、世帯人数や控除などを踏まえた世帯の「所得金額」で判定されます。
東京都住宅供給公社(JKK東京)によると、家族人数が2人で一般区分の場合では、227万6000円以下が基準とされており、「心身障害者を含む世帯」「60歳以上の世帯」など一定条件のある世帯(特別区分)では、294万8000円以下へ緩和される場合があります。
また、「車を買える=必ず所得超過」とは限りません。
例えば、長年の貯蓄を使ったケースや、親族支援、中古車購入、ローン利用など、購入方法によって実際の家計状況は異なる場合があるでしょう。
「高額な車を持っているだけ」で直ちに退去とは限らない
今回のケースでは、「アルファードのような高級車を買っても問題ないのか」が気になっているとのことです。
一般的に、都営住宅では「高級車を所有しただけで即退去」と一律に決まっているわけではありません。都営住宅で重視されるのは、主に所得基準や入居資格を継続して満たしているかどうかです。
そのため、仮に高級車を購入していたとしても、
・現在の所得が基準内か
・不正入居ではないか
・収入申告を適切に行っているか
などが重要になります。
つまり、「アルファードを購入したから直ちに入居条件に反する」とは単純には判断できません。
ただし「収入超過」の状態が続くと家賃負担や入居継続に影響する場合がある
一方で、収入が増加している場合には注意が必要です。
都営住宅では、毎年収入報告を行い、基準を超える状態が続くと、「収入超過者」や「高額所得者」と判定される場合があります。
例えば、一定基準を超える収入が長期間続くと、住宅の明け渡し努力義務や、割り増し家賃の対象になるケースがあります。そのため、高額な車を所有している場合には、「現在の所得や資産状況が入居基準に合っているのか」といった点が確認される可能性はあるかもしれません。
特に、新車アルファードはグレードによっては500万円を超えるケースもあるため、周囲から疑問を持たれやすい部分もあるでしょう。
まとめ
都営住宅は、一定所得以下で住宅に困っている人向けの公的住宅であり、所得基準などの入居条件があります。
一方で、「高額な車を購入したら即退去」という仕組みではなく、重要なのは現在の所得状況や入居資格を継続して満たしているかどうかです。そのため、新車のアルファードを所有しているからといって、直ちに入居条件に反すると判断されるわけではないでしょう。
ただし、都営住宅では毎年収入報告が行われ、収入超過が続く場合には家賃増額や明け渡し対象になるケースもあります。
車の購入だけで生活実態を判断することは難しいため、「高級車=入居条件に反する」と短絡的に考えるのではなく、都営住宅の制度全体を理解して見ることも必要になるでしょう。
出典
東京都住宅供給公社(JKK東京) 都営住宅募集情報
東京都住宅供給公社(JKK東京) 所得基準表
東京都住宅供給公社(JKK東京) 4-4 収入超過者・高額所得者に対する措置
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
