中学生の息子に「お小遣いを月5000円に上げてほしい」と頼まれました。昼食代や交際費は別で渡していますが、それでも足りないものなのでしょうか?
そのため、お小遣いの金額だけに注目するのではなく、限られた金額をどのように使うのか、お金との向き合い方を家庭で考えることも大切といえるでしょう。この記事では、中学生のお小遣いの相場や月5000円の妥当性、さらに家庭でできる金銭教育のヒントを紹介します。
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目次
中学生のお小遣い相場は?
中学生の子どもから「お小遣いを5000円に上げてほしい」と言われると、「それは高すぎるのでは?」と悩む保護者も多いかもしれません。
一般的に中学生のお小遣いの相場は、月1000~3000円が中心で、月5000円以上をもらっているケースは少数派と考えられます。そのため、昼食代や交際費を別で渡している場合、月5000円は高めの水準といえるでしょう。
ただし、単純に「高いからダメ」と決めつけるのも早計でしょう。近年は物価高の影響で、コンビニの商品や外食代、娯楽費も上昇しています。中学生の行動範囲も昔より広がっており、親世代より出費が増えている側面もあります。
昼食代別で5000円はなぜ必要? 現代の中学生が直面する「推し活」と「デジタル消費」の現実
では、なぜ息子さんは5000円という金額を提示してきたのでしょうか。現代の中学生を取り巻く消費環境は、親世代とは大きく異なっています。中学生がお小遣いを使う項目として、お菓子や飲料といった軽食のほかに、文房具や漫画、趣味のグッズなどが挙げられます。
特に近年顕著なのが「推し活」や「オンラインゲーム」への支出です。アニメやアイドルの限定グッズ、ゲーム内でのアイテム課金などは、一度の支払いで数千円単位の出費になることが珍しくありません。
また、友達と一緒にオンラインで遊ぶための通信環境や、特定のアプリのサブスクリプション費用など、デジタル特有の固定費が発生している可能性もあります。
息子さんにとって、友達との話題を合わせたり、共通の趣味を楽しんだりするために「どうしても譲れない支出」が増えているのかもしれません。単純に「高い」と否定するのではなく、何にいくら必要なのか、具体的な内訳をヒアリングすることも大切です。
単純な値上げは危険? 「何に使ったのか」を確認することがお金の教育につながる
理由を確認せずに毎月5000円へ増額するのは注意が必要です。重要なのは、「いくら必要なのか」ではなく、「何に使っているのか」を把握することです。
例えば、「毎月ゲーム課金に消えている」「コンビニでの無駄遣いが習慣化している」といったケースでは、単純に増額しても根本的な解決にはならないでしょう。
株式会社NilCraftの調査によると、4割の子どもがお小遣いを管理できておらず、スマホアプリなどを活用しているのは1割以下にとどまっています。
家計簿アプリやメモを使い、「何に使ったか」を一緒に確認するだけでも、金銭感覚は大きく変わるでしょう。お小遣いは、単なる「自由に使えるお金」ではなく、子どもがお金の管理を学ぶための教育でもあります。
金額よりも「使途の透明性」と「家計とのバランス」で判断しよう
中学生に月5000円のお小遣いを渡すかどうかは、そのお金が「どのように活かされるか」という視点で考えるべきでしょう。一方的に制限するのではなく、まずは息子さんが「なぜお小遣いを増やしてほしいのか」という理由を確認してみることも大切です。
趣味や友人との付き合いなど、一定の必要性がある場合にはその考え方を尊重しつつ、予算管理や計画的なお金の使い方について話し合うことも重要といえます。親子で定期的にお金について考える場を持ち、家庭の経済状況と本人の希望の妥協点を見出しましょう。
出典
株式会社NilCraft 子どものお小遣い調査(PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
