定期券で「改札出てないから」と“区間外の駅”で買い物して帰宅→後日「運賃3倍のペナルティ」と知りショック! 気づかず“不正利用してた”なんて…「乗り越し精算」じゃダメですか? ルールを確認

配信日:
この記事は約 3 分で読めます。
定期券で「改札出てないから」と“区間外の駅”で買い物して帰宅→後日「運賃3倍のペナルティ」と知りショック! 気づかず“不正利用してた”なんて…「乗り越し精算」じゃダメですか? ルールを確認
近年は駅の改札内に魅力的な飲食店やショップが充実した「駅ナカ」が増えて、買い物や食事を楽しむことができます。定期券の区間外にある駅の駅ナカを利用したい場合、「改札から外に出なければ運賃はかからないのでは」と考える人もいるのではないでしょうか。
 
実際には、区間外を利用した場合は適切な運賃の精算が必要です。うっかりルール違反をしてしまわないよう、本記事では定期券の仕組みと正しい使い方、区間外を利用する際の手続き方法を解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

定期券とはどのようなものか

通勤や通学で使われる「定期乗車券(以下、定期券)」は、決められた期間と区間内であれば何度でも乗り降りできる割引乗車券です。
 
例えば、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の旅客営業規則の「乗車券類の使用条件」(第147条)では、定期券の使用回数に制限はないとあります。また、同規則「定期乗車券が無効となる場合」(第168条)には、定期券の通勤・通学以外での利用を一律に禁止する定めはありません。
 

定期区外を利用した場合は運賃精算が必要

定期券の有効区間を超えて利用した場合は、不足分の運賃を精算する必要があります。正しく精算せず利用を続けた場合には、規則上、不正利用とみなされる可能性があります。
 
ただし、実務上は区間外へ乗車した時点で一律に不正乗車となるわけではなく、その区間の普通運賃を精算、いわゆる乗り越し精算をすれば適正に利用できます。したがって、定期券区間外まで乗車した場合、その区間の運賃を正しく精算すれば問題ありません。
 
一方、必要な精算を行わない場合は、不正乗車と判断されるおそれがあります。同じくJR東日本の旅客営業規則の「定期乗車券等不正使用旅客に対する旅客運賃・料金の収受」(第265条)には、不正乗車と認められた場合、乗車区間の普通運賃に加え、その2倍に相当する増運賃をあわせて収受する旨が定められています。
 
つまり、ペナルティとして最大で本来の運賃の3倍の負担となる可能性があります。このように、不正乗車と判断された場合は大きな負担が発生するため、日常的に定期券を利用する人はルールを理解しておくことが大切です。
 

定期区外の駅の構内に用事がある場合はどうすればいい?

区間外の駅ナカを利用する場合は、利用方法に応じて適切に精算・入場処理を行う必要があります。
 

・「Suica」等、交通系ICカードの定期券を利用している場合

目的の駅までそのまま乗車したら、一度改札を出て運賃を精算し、再度入場しましょう。出場時に自動改札機で、不足運賃が自動的に精算されます。
 

・磁気タイプの定期券を利用している場合

目的の駅に着いたら、自動改札機を通る前に「のりこし精算機」または有人窓口で不足している差額運賃を支払いましょう。一度改札を出てから再入場すれば、ルール通りの正しい利用となります。
 
また、駅ナカのみを利用する場合には、「タッチでエキナカ」などのIC入場サービスや入場券を利用する方法もあります。
 

まとめ

駅ナカの商業施設は魅力的なものが多いですが、定期券の区間外にある駅の構内で買い物を楽しんだ場合は、乗り越した区間分の運賃を適切に精算する必要があります。
 
「改札を抜けないから」という理由で精算を行わないと、不正乗車として扱われ、結果的に本来の運賃の3倍の負担となる可能性があります。正しいルールを理解し、適切に利用しましょう。
 

出典

東日本旅客鉄道株式会社
東日本旅客鉄道株式会社 旅客営業規則 第2編 旅客営業 -第4章 乗車券類の効力 -第1節 通則
東日本旅客鉄道株式会社 旅客営業規則 第2編 旅客営業 -第4章 乗車券類の効力 -第2節 乗車券の効力
東日本旅客鉄道株式会社 旅客営業規則 第2編 旅客営業 -第7章 乗車変更等の取扱い -第3節 旅客の特殊取扱 -第2款 乗車券類の無札及び無効 第2編 旅客営業 -第7章 乗車変更等の取扱い -第3節 旅客の特殊取扱 -第2款 乗車券類の無札及び無効
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu