購入検討中のマンション、管理費+修繕積立金で月3万円超えです。「管理が良い証拠」とも聞きますが、これくらいが相場なのでしょうか?

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購入検討中のマンション、管理費+修繕積立金で月3万円超えです。「管理が良い証拠」とも聞きますが、これくらいが相場なのでしょうか?
マンションを購入すると、住宅ローンとは別に管理費と修繕積立金を毎月支払います。物件価格には納得していても、この2つを合わせて月3万円を超えると「高すぎるのでは」と不安になる人もいるでしょう。管理費や修繕積立金は、住み続ける間ずっと家計に関わる費用です。
 
そこで本記事では、月3万円超えが相場から見てどうなのか、購入前にどこを確認すべきかを解説します。
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管理費+修繕積立金が月3万円超えは高すぎる?

管理費と修繕積立金の合計が月3万円を超えていても、それだけで高すぎるとはいえません。国土交通省の「令和5年度マンション総合調査」によると、修繕積立金の平均は月1万3054円です。管理費も月1万円台前半が一つの目安とされており、合計では月2万円台半ばになるケースが多く見られます。
 
そのため、月3万円超えは平均よりやや高めですが、極端に珍しい金額ではありません。特に駅に近い物件、戸数が少ない物件、共用施設が多い物件、管理人の勤務時間が長い物件では、費用が高くなりやすい傾向があります。
 
例えば、管理費1万5000円、修繕積立金1万7000円なら合計3万2000円です。金額だけを見ると負担に感じるかもしれませんが、清掃や設備点検が丁寧に行われ、将来の修繕費も計画的に積み立てられている場合は、必要な支出と考えられます。
 

月3万円超えでも「管理が良い」とはかぎらない

管理費や修繕積立金が高いと、「管理がしっかりしている証拠」と考えたくなるかもしれません。しかし、金額だけで判断するのは危険です。
 
管理費は日々の清掃や管理会社への委託費、共用部の電気代、エレベーター点検などに使われます。一方、修繕積立金は外壁や屋上、給排水管など、将来の大きな修繕に備える費用です。つまり、同じ月3万円でも、何に使われているかで意味が変わります。
 
例えば、管理費が高くても、管理会社への委託費が割高で、実際の管理内容に見合っていない場合があります。一方、修繕積立金が高い物件は、将来の大規模修繕に備えて計画的に積み立てている可能性があります。
 
つまり、注意すべきなのは金額の高さそのものではなく、費用の使い道や将来の計画です。特に、修繕積立金が安すぎる物件は、あとから値上げや一時金の徴収が必要になることもあるため注意しましょう。
 
また、積立金が不足すると、将来の値上げや一時金の徴収につながることがあります。購入時は修繕積立金が低く抑えられていても、数年後に値上げされ、毎月の負担が増える可能性があります。そのため、現在の金額だけでなく、将来の値上げ予定も確認しておくことが大切です。
 

購入前に確認したい管理費と修繕積立金のチェックポイント

マンションを購入する前には、まず管理費の内訳を確認しましょう。管理費は、管理員の勤務形態、清掃回数、エレベーターや機械式駐車場の保守費、共用施設の維持費などに使われます。
 
ラウンジやゲストルームなどの設備は魅力的ですが、利用頻度が少なくても維持費は毎月かかります。そのため、設備の豪華さだけでなく、自分の暮らしに本当に必要かどうかも見ておくことが大切です。
 
修繕積立金については、長期修繕計画とあわせて確認しましょう。長期修繕計画とは、将来どの時期に、どの工事を行い、いくら必要になるかをまとめた計画です。この計画と現在の積立状況を見比べることで、将来の修繕に必要な費用をきちんと準備できているかを判断しやすくなります。
 
修繕積立金を見るときは、現在の金額だけでなく、今後の値上げ予定も確認することが大切です。新築や築浅マンションでは、最初の修繕積立金を低めに設定し、数年ごとに上げる「段階増額積立方式」が使われることがあります。購入時の負担が軽く見えても、将来の支払いが増えれば、家計に大きく影響することもあるため、事前に確認しておきましょう。
 
また、総会議事録や重要事項調査報告書も確認できると安心です。過去に値上げが話し合われているか、管理費などの滞納が多くないか、大規模修繕で問題が起きていないかが分かります。これらの資料を見れば、管理状況や将来の負担をより具体的に把握できるため、不動産会社に依頼し、購入を決める前にできるだけ確認しておきましょう。
 

管理費+修繕積立金は、将来も安心して払えるかを見よう

管理費と修繕積立金の合計が月3万円を超えるマンションは、平均よりやや高めではあるものの、物件によっては十分にあり得る水準です。共用施設が多い、管理体制が手厚い、修繕積立金をしっかり確保しているといった理由があれば、必要な費用と考えられます。
 
ただし、金額が高いだけで管理が良いとはかぎりません。購入後に後悔しないためには、管理費の使い道や修繕積立金の残高、長期修繕計画、今後の値上げ予定を確認することが大切です。月3万円という金額だけで判断せず、内容に納得できるか、将来も無理なく払い続けられるかを見て選びましょう。
 

出典

国土交通省 令和5年度マンション総合調査の結果について
国土交通省 マンションの修繕積立金に関するガイドライン
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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