友人とのランチで“金券”を出したら「それ引いて割り勘にしよう」と言われ困惑…クーポンと違って「事前に買ったもの」なのに非常識ですよね? 金券の意味と“トラブルを防ぐ対処法”を確認

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友人とのランチで“金券”を出したら「それ引いて割り勘にしよう」と言われ困惑…クーポンと違って「事前に買ったもの」なのに非常識ですよね? 金券の意味と“トラブルを防ぐ対処法”を確認
友人とのランチで、支払いの際に自分が持っていた「金券」を使ったら、「その分を引いて割り勘しよう」と言われたという「割り勘でのモヤモヤ」が、SNSで話題となりました。
 
最近は、株主優待券や商品券、電子ギフトなど、現金以外の「金券」を使う人も多くいますが、「クーポンとの違い」を理解されなかったり、「金券を使うのはズルい」と思われてしまったりするケースもあるようです。
 
SNSでは、「金券は買ったものでも頂きものでも、あくまで自分のもの」という意見が多数を占め、金券の分を引いて割り勘にする提案に疑問の声が多く寄せられました。
 
実際のところ、金券とクーポンにはどのような違いがあり、割り勘ではどう考えるべきなのでしょうか。本記事では、金券の意味合いと、友人との割り勘の支払いでトラブルを防ぐ方法について解説します。
渡辺あい

ファイナンシャルプランナー2級

金券とクーポンは「同じ値引き」でも意味が違う

「金券」と「クーポン」はどちらも会計時に提示するものなので、同じような「割引」だと思われることもありますが、実は「事前にお金を払っているかどうか」に大きな違いがあります。
 
クーポンは、店舗側が配布する「割引サービス」です。例えば、「会計から500円引き」「ドリンク1杯無料」などは、利用者が追加でお金を払わなくても受けられる特典となっており、これらは店側が販売促進のために提供しているサービスの一種なのです。
 
一方、金券は事前に購入している「お金」に近いものです。例えば「1000円分の食事券」を事前に950円で購入するといったケースがあります。金券はお得に購入できるものと、同等の金額を払って購入できるものなど、種類によって違いはありますが、「その店限定で使えるお金の代わり」というイメージです。
 
つまり、クーポンは「無料でもらった割引」、金券は「先に買っておいた支払い手段」という違いがあります。そのため「金券分を引いて割り勘にする」と言われると「金券の代金を払っているのに」と違和感を覚えるのも当然と言えるでしょう。
 

金券を引いて割り勘するとどうなる?

今回のケースのように4人でランチを食べた場合、合計金額が4000円だとすると本来は1人1000円ずつの負担です。ここで、Aさんが事前に購入していた1000円分の金券を使って、自分の分を支払おうとしたのに、友人からの「残り3000円を4人で割り勘」という提案を飲むと、残り3000円を4人で割るので、1人あたりの負担は750円になります。
 
しかし、Aさんは事前に購入した1000円の金券を出しているため、割り勘分の750円を払うと、合計で1750円の負担になるのです。
 
本来なら全員1000円負担のはずなのに、金券を出した側だけが多く支払う形になるので、SNSで投稿者が「自分だけ二人分くらい払うことになる」と不満をもらす気持ちもよく分かります。
 
このように、金券を「みんなで使える割引」として扱うと、事前に購入していた人が損をするケースもあるため、金券を持っている人から割り勘の申し出がない限り、他の人が割り勘にしたいと希望するのは避けたほうがいいでしょう。
 

トラブルを防ぐには「先に伝える」が安心

こうしたモヤモヤを防ぐためには、金券を使いたい場合は会計前に確認しておくといいでしょう。例えば「商品券あるけど、これは自分で買ったものだから普通に割り勘でいいか」と先に伝えておくだけでも、誤解を減らしやすくなります。逆にクーポンの場合は、「クーポン使えたから、安くなった分を割ろう」と伝えるとスムーズです。
 
たとえ少額でも、お金の話は価値観が出やすい部分です。そのため「どちらが正しいか」ではなく、「相手がどう感じるか」を意識したコミュニケーションが大切とも言えます。
 

支払い方を事前に話し合い、気持ちの良いランチタイムを

金券は、事前にお金を払って購入している「支払い手段」です。一方、クーポンは店舗側が提供する「割引サービス」であるという違いがあります。そのため「金券を引いて割り勘にするのが当たり前」という考え方は人によっては「非常識」「図々しい」と思われてしまうこともあるでしょう。
 
最近は、ポイントや優待、電子クーポンなど支払い方法が多様化しています。割り勘をする際は、事前に支払い方法を話し、全員が納得して会計できるようにしましょう。小さな金額でも、人間関係のストレスにつながることがあります。気持ちよく食事を楽しむためにも、自分たちに合った「割り勘ルール」を考えてみるとよいでしょう。
 
執筆者 : 渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級

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