SAで“車中泊”していたところ「他の家族」から冷ややかな視線…。普通だと思っていましたが“非常識”な行為だったのでしょうか?高速・ガソリン代だけで「3万円」かかるのでどうにか節約したいです。
ただし、SAでの車中泊は、ホテル代わりに使うものとして考えると注意が必要です。SAやPAは休憩施設であり、宿泊施設ではありません。仮眠は安全運転のために必要な場合がありますが、長時間の占有や車外でのキャンプ行為は避けるべきです。家族で利用するなら、安全面、健康面、防犯面をよく考えましょう。
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SAは休憩には便利だが宿泊施設ではない
SAは、トイレ、売店、飲食店、明るい駐車場などがあり、PAより設備が整っていることが多いです。そのため、家族で車中泊を考えると「SAなら安心」と感じるかもしれません。たしかに、眠気を取るための仮眠や、深夜の休憩には便利です。
しかし、SAはホテルやキャンプ場ではありません。NEXCO西日本は、SA・PAを高速道路利用者の休憩を目的とした施設として案内し、安全・快適に使うため譲り合いを求めています。
特に混雑する連休、夏休み、年末年始は注意が必要です。駐車場が満車に近い状態で一晩止まり続けると、他の車が入れない原因になります。
大型車スペースは物流を支えるドライバーの休憩場所でもある
大型車スペースは物流を支えるドライバーの休憩場所でもあります。大型トラックのドライバーは、長時間運転による事故を防ぐため運転時間や休憩について基準が設けられています。たとえば、一定時間運転した後には休憩を取る必要があり、SA・PAはそのための重要な場所にもなっています。
昨今トラックドライバーの長時間・過重労働が課題となっています。そのような中か、2024年4月からは時間外労働の上限規制が適用され、働き方の見直しも進んでいます。
また、改善基準告示では、連続運転時間や休憩の取り方について一定の基準が定められています。いわゆる「430休憩」と呼ばれる、4時間以内ごとに合計30分以上の休憩を取る考え方もその一つです。
このように、SAは旅行者だけでなく、物流を支えるドライバーにとっても大切な休憩場所です。
ホテル代を節約したい気持ちは分かりますが、SAを最初から宿泊地として計画するのはおすすめしにくい面があります。利用するなら、あくまで移動中の仮眠や休憩として考えましょう。長時間滞在を前提にする場合は、RVパークやオートキャンプ場、宿泊施設などを利用するほうが安心です。
節約するなら車中泊以外の方法も比較する
ホテル代を節約したい場合、車中泊だけが方法ではありません。ビジネスホテル、カプセルホテル、簡易宿泊施設、ファミリーロッジ、高速道路から直接使える宿泊施設なども選択肢になります。高速道路上の一部SAには、宿泊施設がある場所もあります。
家族4人で一般的なホテルに泊まると高く感じるかもしれませんが、体調を崩したり、睡眠不足で翌日の運転が危なくなったりすれば、節約以上の損失になります。子どもがいる旅行では、安心して寝られる場所を確保する価値は大きいです。
費用を抑えるなら、出発時間を早朝にする、夜通し走る計画をやめる、目的地近くの安い宿を早めに予約する、平日やオフシーズンにずらすといった工夫もあります。高速代を抑えるために、ETC割引やルートの見直しをする方法もあります。
どうしても車中で休むなら、事前に休憩するSAを決め、混雑しにくい時間帯を選びましょう。全員がしっかり休めないなら、無理に車中泊せず、宿泊施設を使う判断も大切です。節約は大事ですが、安全を削る節約は避けましょう。
まとめ
SAは設備が整っていて、移動中の休憩や仮眠には便利です。しかし、宿泊施設ではないため、ホテル代を浮かせる目的で一晩過ごす場所として使うのは注意が必要です。長時間の駐車、車外でのキャンプ行為、アイドリング、ゴミの放置などは、他の利用者の迷惑になります。
家族で車中泊する場合は、防犯、暑さや寒さ、睡眠不足、体調不良にも気をつけなければなりません。特に子どもや高齢者がいる場合は、無理をしない判断が大切です。
高速代とガソリン代で3万円かかるなら、宿泊費を節約したい気持ちは当然です。ただし、旅の目的は家族が安全に楽しむことです。安い宿や高速道路上の宿泊施設、出発時間の見直しも含めて考え、安全と節約のバランスを取りましょう。
出典
NEXCO 西日本 駐車場マナー向上の啓発
厚生労働省 トラック運転者の労働時間等の改善基準のポイント
公益社団法人全日本トラック協会 トラック運転者の改善基準告示が変わります!
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

