“グリーン車で赤ランプ”だと「不正乗車してる」と盗撮され、SNSに晒される!?“紙のグリーン券”購入者が怯える「赤ランプ=不正乗車」の誤解…チケットレス利用が増える今、知っておくべきこととは
普通列車グリーン車などでは、座席の上にランプが付いている車両があり、赤く光っている席を見て「赤ランプの席に座っている人は不正乗車だ」と勘違いされてしまうこともあるようです。
しかし、実際には「赤ランプ=不正乗車」とは限りません。本記事では、普通列車グリーン車にあるランプの意味や、紙のグリーン券を使うと起きやすい誤解について解説していきます。
ファイナンシャルプランナー2級
目次
座席上の「赤・緑」のランプは何を意味している?
一部の普通列車グリーン車では、座席の上にランプが付いており、赤ランプは「空席」、緑ランプは「着席」であることを示しています。
これらのランプはSuicaなどにグリーン券情報を記録して利用する場合やモバイルSuicaで購入した場合に、座席上部の情報読み取り部にタッチするとその座席のランプが緑に変わり、その座席を利用していることを示す仕組みです。
普通列車グリーン車は自由席ですが、着席中であることが表示されるため、乗客は自分が利用している席であることを周囲に示しやすくなります。
またグリーンアテンダントも「緑ランプ」になっていれば車内改札を効率化できるのです。座席が「空席」であることを示す赤ランプですが、赤ランプ状態で座席に座っている人が「グリーン券を購入していない不正利用者」というわけではありません。
乗客自身がランプを緑に変更できるのはSuicaにグリーン券情報を記録して利用する場合や、モバイルSuicaで購入した場合のみです。そのため、紙のグリーン券を使っている場合、車内改札を受けるまではランプが赤のまま着席することになります。
紙のグリーン券だと赤ランプになる?
最近は、交通系ICカードやモバイルSuicaなどを使った「チケットレス利用」が増えています。こうした方法で普通列車グリーン券を購入した場合、着席後に座席上部の読み取り部へICカードやスマートフォンをタッチすると、その席のランプが「緑」に変わり、利用中であることが表示されます。
しかし、駅の券売機や窓口で購入した「紙のグリーン券」にはランプを変える機能がついているわけではないので、正式に購入していても、車内改札を受けるまでは「赤ランプ」のまま座ることになります。
SNSで「紙のグリーン券で乗っていたら不正乗車を疑われないか不安」という声が話題になったのは、Suicaなどを使った利用方法と、紙のグリーン券とのシステム上の違いがあるためです。
赤ランプの席に座ると本当に声をかけられる?
グリーンアテンダントが巡回中に「赤ランプ」で座っている乗客には、グリーン券を持っているか確認のため声をかけることはあります。
最近はSuicaでの利用が多いとはいえ、紙のきっぷ利用者も一定数いるので、「不正を疑う」というよりも、あくまでもチケットの確認という意味合いが大きいでしょう。そのため、もし声をかけられても、落ち着いてきっぷを見せれば問題はありません。
紙のグリーン券そのものは現在も正式な乗車方法です。他の乗客が「赤ランプ」で座っていたとしても、不正利用でないこともあるので、誤った判断をしないように気をつけましょう。
「ランプ」がすべてではない。紙のきっぷ利用者もいることを知っておこう
座席上の赤ランプを見ると、「あの人は不正乗車なのでは」と感じることがあるかもしれません。しかし、紙のグリーン券は乗客自身が座席上部の読み取り部にタッチしてランプを緑に変えることはできないので、正式にグリーン券を購入していても車内改札を受けるまでは「赤ランプ」のまま座席を利用することになります。
現在はチケットレス利用が増えていますが、紙のきっぷも引き続き正式な利用方法です。購入方法や利用方法はひとつではないことを理解し、ランプ表示だけで判断しないようにしましょう。
出典
JR東日本 グリーン車Suicaシステムの利用方法
執筆者 : 渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級

