SNS「100円玉にギザギザがない…」投稿が2.7万いいね!「意図的に削った?」「エラーコインなら高く売れる」と話題だけど“高値で売れる可能性”はある? エラーコインが発生する理由
「ギザギザなしの100円玉」は、誰かが削ったのかもしれませんが、エラーコインとして額面よりも高く売れる可能性もあります。本記事では「ギザギザなしの100円玉」は、どのくらいの価値があるのか、なぜエラーコインが発生するのかなどを解説します。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
「ギザギザがまったくない100円玉が出てきた」という投稿が話題に
前記のとおり、先日「ギザギザがまったくない100円玉が出てきた」というSNSの投稿が話題となり、2.7万いいねが付きました。投稿には画像も添付されており、確かにギザギザがありません。
「摩耗とかのレベルじゃなくて、マジでギザギザがあった形跡がない」とも書き込まれており、そのとおりのように見えます。100円玉などの硬貨には、エラーコインと呼ばれるものもごく一部流通しており、ギザギザのない100円玉が見つかる可能性があります。
投稿への反応
紹介した投稿への反応の一例は、次のようなものです。
・グラインダーで削ったんだろ
・エラーコインだったら儲かるかもですね
・摩耗でなくなっただけでは?
・これ自販機に入れたらどうなるんだろう?
・もしかしたら製造ミスでレア物かもしれない
「意図的に誰かが削ってギザギザをなくした」という人もいれば、「エラーコインでは?」といったコメントも寄せられていました。確かに削ろうとすれば、100円玉のギザギザをなくすことはできます。
また、投稿された100円玉は昭和50年のもので、「摩耗してギザギザがなくなっただけでは?」という意見もありました。とはいえ、添付された画像を見ると削った跡がなく、摩耗でなくなったようにも見えません。このため、エラーコインの可能性もあるでしょう。
売ったらいくらくらいになる?
仮に、この「ギザギザのない100円玉」がエラーコインだった場合、いくらくらいで売れるのでしょうか。ネットオークションサイトを見ると、400円程度で出品されているものもあれば、2000円から1万8000円程度で出されているものもありました。
珍しい硬貨を収集している人は多く、「ギザギザがない」「デザインが不鮮明」などの多くのエラーコインが、ネットオークションなどで売りに出されています。ギザギザがないものとは別の100円玉のエラーコインが、3万5000円で売りに出されているケースも見られます。もしかしたらあなたの財布のなかにも、高値で売れるエラーコインがあるかもしれません。
なぜエラーコインが発生する?
硬貨は、模様のプレスと縁のギザギザ付けを、主に圧印(あついん)と呼ばれる工程でおこなっています。硬貨の両面をプレスすると同時に、周囲をカラーと呼ばれる金型で囲い込み、縁のギザギザを付けています。
しかし、圧印の際にカラーの不具合や、硬貨が金型からズレて固定されると、正常にギザギザが刻まれません。わずかな可能性ではあるものの、正常に発行されないエラーコインが気付かれないまま、世の中に流通することがあります。
本物と偽物の見分け方
ギザギザがない100円玉がエラーコインなのかヤスリで削ったものなのかを、どのように見分けたらよいのでしょうか。一番簡単な方法は、重さやサイズを確認することです。現在使われている100円玉は、直径22.6ミリ、重さは4.8グラムです。
グラインダーやヤスリで削ったものであれば、直径が小さくなり、重さも軽くなっています。反対にエラーコインの場合、直径がわずかに大きく見えることもあるようです。「ギザギザのない100円玉」を見つけて、エラーコインか気になる人は、直径や重さを確認してみましょう。
まとめ
「ギザギザのまったくない100円玉が出てきた」と話題になった投稿を取り上げましたが、エラーコインの場合は額面以上の価値になる可能性があります。珍しいコインを集めている人は多くいるため、自分で相場を調べたり買取業者に査定をお願いしたりしてみましょう。
じっくりと見ることは少ない硬貨ですが、自分の財布のなかにエラーコインがあるかもしれません。気になる人は、財布のなかの硬貨を見てみましょう。
出典
財務省 通常貨幣一覧
執筆者 : 藤岡豊
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

