結婚祝いに“夫の先輩”から「お祝い金10万円」もらいました。夫は「お世話になった恩人だから」と“お祝いと同等のもの”を渡すそうです。マナーとして「逆に失礼」ですよね? 内祝いのマナーとは
特に、夫や妻にとって目上の人からのお祝いは「同額くらい返したほうが誠意は伝わるのでは」と考える人もいるかもしれません。一方で、「高額すぎるお返しは逆に失礼では」という考え方もあります。
そこで本記事では、結婚祝いのお返しである「内祝い」の基本的な考え方や、昔からの慣習、現代の相場についてわかりやすく解説します。
ファイナンシャルプランナー2級
目次
結婚祝いのお返し「内祝い」の基本マナーとは?
結婚祝いを受け取った場合、多くの人が行うのが「内祝い」です。内祝いとは、もともとは「身内のおめでたい出来事を周囲にお裾分けする」というものでしたが、現代では「お祝いをいただいたことへのお礼」という意味合いが強くなっています。
一般的な相場は、「半返し」または「3分の1返し」とされており、マイナビウエディングが内祝いを送った夫婦に対して行った調査でも、半返しが最も多く42%、3分の1返しが29%であり、全体の約7割が「半返し〜3分の1返し」の内祝いを用意したことがわかります。
もし10万円のお祝いをいただいた場合は、約3万円~5万円が内祝いとして妥当な額といえるでしょう。ただし結婚祝いは高額になることも多いため、「半返しでは負担が大きい」と感じる時は、3分の1程度でも問題ありません。
「同額を返す」のはマナー違反とされることも
「お世話になった人に10万円もらったから、同じくらい返したい」という考えは正しいのでしょうか。気持ちとしては誠実にも感じられますが、一般的なマナーとしては「やりすぎ」と受け取られる可能性があります。
なぜなら、お祝いは本来「新生活を応援したい」「幸せになってほしい」という気持ちで渡すものだからです。そのため、同額に近い品物を返してしまうと、「あげた気持ちをそのまま返された」「せっかくのお祝いを受け取ってもらえなかったようだ」と感じてしまう人もいます。
もちろん、地域性や家同士の考え方によっては例外もありますが、一般的な結婚祝いのマナーとしては、「いただいた金額より控えめなお返し」が基本といえるでしょう。
高額なお祝いほど「気持ち重視」になることも
会社の上司や長年お世話になった先輩などから高額なお祝いをいただいた場合、「金額で返す」よりも、「感謝をどう伝えるか」が大切となるでしょう。
例えば、内祝いに丁寧なお礼状を添えたり、内祝いとは別に新婚旅行のお土産を渡したりすることも、十分なお礼になります。
実際、高額なお祝いを包む人ほど、「若い夫婦に負担をかけたくない」と考えている場合も少なくありません。そのため、無理に高額なお返しをすると「そんなに気を遣わなくてよかったのに」と相手を恐縮させてしまう可能性もあるでしょう。
「地域性」や「相手との関係性」も考えよう
結婚祝いのマナーには、「絶対の正解」があるわけではありません。地域によっては「半返しが当然」という考えや、「身内同士ではお返し不要」という文化もあります。また、相手との関係性によっても適切な対応は変わってくるでしょう。
例えば親族、会社関係、夫婦ぐるみの付き合い、今後も仕事で深く関わる相手なのかによって、望ましい距離感は異なると考えられます。そのため、「一般的な相場」をベースにしつつ、夫婦で「相手がどう感じるか」を考える必要があるでしょう。
誠意は大事。でも相手の「お祝いの気持ち」を尊重して
結婚祝いのお返しは、一般的には「3分の1~半返し」が目安とされています。10万円のお祝いを受け取った場合、同額に近いお返しは「かえって気を遣わせる」「お祝いを突き返されたように感じる」と受け取られる可能性はゼロではありません。
もちろん「大切な人だからしっかり返したい」という気持ちそのものは、とても誠実なものです。しかし、お祝いは金額だけではなく、「これからも良い関係を続けたい」という気持ちのやり取りでもあります。相場やマナーを参考にしながら、「相手にとって心地よいお返しとは何か」を夫婦で考えてみるとよいでしょう。
出典
マイナビウエディング 内祝いって? お返しの予算・相場は? 結婚祝いとお返しの実態調査 ~オススメ商品も紹介~
執筆者 : 渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級

