中1のお小遣い月3000円は平均と比べてどうですか? 中2で4000円、中3で5000円と学年で上げていこうと思っています。中学生のお小遣い相場を教えてください。
本記事では、ひとつの事例として、公益財団法人博報堂教育財団 こども研究所の「小中学生に聞いたおこづかい事情」調査(2026年3月18日NEWS RELEASE)に基づき、最近の傾向や特色などを確認していきます。
ファイナンシャル・プランナー
住宅ローンアドバイザー ,宅地建物取引士, マンション管理士, 防災士
サラリーマン生活24年、その間10回以上の転勤を経験し、全国各所に居住。早期退職後は、新たな知識習得に貪欲に努めるとともに、自らが経験した「サラリーマンの退職、住宅ローン、子育て教育、資産運用」などの実体験をベースとして、個別相談、セミナー講師など精力的に活動。また、マンション管理士として管理組合運営や役員やマンション居住者への支援を実施。妻と長女と犬1匹。
中学生の平均金額は3234円
2026年2月1日に調査した結果によると、中学生458人からの回答による1ヶ月平均金額は、3234円とのことです。この金額は、前回調査(2023年)と比べると「+458円」となっており、増加傾向にあることは確かです。
ただし、中学生の保護者(600人)からの回答によると、1年前と比較してお小遣いの総額(定額+臨時分)の総額が増えたかの問いに対して、増えた(とても増えた+やや増えた)と回答した割合は、46.2%となっており、52.7%の保護者は「変わらない」と回答しています。また、増額した理由の上位は図表1のとおりです。
図表1
公益財団法人博報堂教育財団 こども研究所 「小中学生に聞いたおこづかい事情」調査より筆者抜粋
図表1より、「物価高への対応」や「臨時に渡す額が増えた」との割合が高くなっている傾向が見られます。
一方、「子どもからの値上げ交渉があった」との割合は、さほど高くないとの結果となっています。若干私見となりますが、よい意味でも悪い意味でも「過度に欲がなく、物分かりもよく、ダダをこねない“いい子”」が多いのかもしれません。
お小遣いの使いみちには“男女差”がある?
さらに、調査結果によると、小学生のときとの使いみちの違いや、中学生男子と女子とでも顕著な違いがあるようです。男女別に小中学生計との差が大きい上位5つは図表2のとおりです。
図表2
公益財団法人博報堂教育財団 こども研究所 「小中学生に聞いたおこづかい事情」調査より筆者抜粋
こちらも私見(少し偏見)となりますが、男子は「インドア重視傾向」、女子は「比較的アウトドア思考で積極消費傾向」が見られるような気がします。さらに、男子については「ゲームさえ与えていればOK!」との傾向が少々気になります。
まとめ
冒頭に記載のとおり、子どものお小遣いの平均金額に関する「正解」はありません。平均像を知るうえでは、お住まいの地域や教育環境などに応じて、ご自身と似た状況にある身近な方々の意見を参考とするのが最も近い答えかもしれません。
また、調査結果によると中学生の17.1%が現金(お札や硬貨)ではなく、「QRコード・バーコード決済アプリ」でお小遣いをもらうことがあると回答しています。
この傾向は今後も増加すると思われ、次の調査の時点では「1万円札の肖像画は誰かを知らない」ぐらいに止まらず、生まれてから一度も1万円札に触ったことがない子どもも出てくるかもしれません。これも時代の流れということでしょう。
出典
公益財団法人 博報堂教育財団 こども研究所 「小中学生に聞いたおこづかい事情」調査
執筆者 : 高橋庸夫
ファイナンシャル・プランナー



