『ドラえもん』ジャイアンの家の「剛田商店」ってどんな商売をしているの?剛田家の生活のためにはいくら売上が必要になるかをシミュレーション
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意外と謎の多い「剛田商店」はどんな店なのか
「ジャイアンの家は商売をしている」となんとなく知っていても、具体的にはわからないという方もいるのではないでしょうか。まずは、「剛田商店」がどのようなお店なのかを簡単に整理しましょう。
「剛田雑貨店」という名前の場合もある
ジャイアンの家のお店「剛田商店」は、原作(漫画版)においては「剛田雑貨店」として描写される場合もあります。漫画版では卵や缶詰を売るコマがある一方、アニメ版では金物・洗剤といった日用品を扱っているシーンがみられます。
こうした「色々売っている個人商店」のような形態は、日本にコンビニエンスストアや大型スーパーが登場する前には一般的だった地域密着型のお店です。
このようなお店ではお客さんが来店するのを待つだけでなく、ひいきの顧客への「配達」も生命線となります。ジャイアンが店番をしている場面などもありますが、それは「母ちゃん」が配達へ出ている時間なのかもしれません。
アニメ版ではスネ夫がアルバイトをする回が放送された
ちなみに、アニメ版ドラえもんでは、スネ夫がジャイアンのお店で働くエピソードも存在します。2012年2月17日放送の、その名の通り「スネ夫が剛田商店でアルバイト」です。
「練馬区・家族4人暮らし」の剛田家が生活するためにはいくら必要?
『ドラえもん』の舞台は「東京都練馬区月見台すすきヶ原」という、練馬区をモチーフにした架空の地名です。
今回は、「練馬区・家族4人暮らし」の剛田家が生活を成り立たせるために、「剛田商店」の月商がいくら必要になるかをシミュレーションします。
なお、登場回数は少ないもののジャイアンの父親は健在です。家族構成は「父親・母親・ジャイアン・ジャイ子」となります。
「夫婦と子ども2人」の1ヶ月における平均的な消費支出は約30万円
総務省統計局による「令和6年全国家計構造調査家計収支に関する結果 結果の概要」では、世帯類型別の平均的な支出(月額)を示しています。
これを参照すると、「夫婦と子供が2人の世帯(長子が小・中学生、勤労者世帯)」の家庭における1ヶ月の平均的な消費支出は30万9485円です。
つまり、剛田家が「最低限、生活を維持し続ける」ために必要な金額は、「31万円程度」になる単純計算です。なお、この類型では、支出の内訳として特に食費が高くなります。ジャイアンは体格が良いため、平均的な金額より支出が増える可能性も高いでしょう。
東京都の「共働き子育て世帯」では「世帯年収800~1000万円」の割合が高い
東京都福祉局の資料『令和4年度東京都福祉保健基礎調査「東京の子供と家庭」』を参照すると、東京都における「共働き子育て世帯」では「世帯年収800〜1000万円」の割合が高くなります。
剛田家のような生活スタイルを「共働き」とするかは判断が難しいところもありますが、世帯年収から月収を求めると、約67万円〜約83万円がボリュームゾーンです。
維持費や固定資産税を考慮すると支出は増える可能性
ここまでの試算では、剛田家の生活費を月31万円前後と見積もりました。ただし、個人商店の経営では、売上がそのまま家計に入るわけではありません。商品を仕入れる費用がかかるうえ、店舗の維持費や水道光熱費、固定資産税なども発生します。
小売業の平均的な粗利率を25%前後とすると、月31万円の生活費をまかなうには、単純計算で月商124万円程度が必要になります。もちろん、これはあくまで最低ラインの試算です。実際には店舗を維持するための固定費も乗ってくるため、剛田商店が家族4人の暮らしを支えるには、これよりさらに多い売上が必要だった可能性があります。
ジャイアンが剛田商店を大きくしてくれるかも?
『ドラえもん』シリーズには登場人物たちの未来を描いたスピンオフ作品も存在します。過去の作品でジャイアンは「店を大きくしたい」という夢を語ったこともあるため、剛田商店も将来はより規模の大きいお店になっているかもしれません。
出典
総務省統計局 令和6年全国家計構造調査(7~8ページ)
東京都福祉局 令和4年度東京都福祉保健基礎調査「東京の子供と家庭」(8ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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