自然を求めて「東京の島(八丈島)」へ移住! 家賃は安くても“ネット通販の送料”が高いって本当!? “ガソリン代”や“医療費”についても解説!

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自然を求めて「東京の島(八丈島)」へ移住! 家賃は安くても“ネット通販の送料”が高いって本当!? “ガソリン代”や“医療費”についても解説!
東京から南へ約300キロ。青い海や豊かな自然に囲まれた「八丈島」への移住に憧れる人は少なくありません。都心に比べて家賃が安く、ゆったりとした生活が送れるイメージがありますが、実際の生活費はどうなのでしょうか。
 
実は、島暮らしならではの「輸送コスト」が生活費を圧迫し、「家賃は安くてもトータルでは都心よりお金がかかる」という事態に直面することがあります。今回は、八丈島移住者が直面する「輸送費の罠」と、その対策について解説します。
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ネット通販の送料無料が使えないことがある

八丈島での暮らしでは、ネット通販が生活の利便性を大きく支えてくれます。島内で手に入りにくい日用品、家具、家電、趣味用品などを購入できるため、移住後も本土と同じような買い物環境を期待する人は多いでしょう。
 
しかし、八丈島で本土と同じ感覚でネット通販を利用するのは注意が必要です。Amazonは多くの島民に利用されており、日用品からさまざまなものまで購入できます。一方で、プライム会員であっても、近年は「離島のため発送できない」品物が増え始めているという現実があります。
 
また、楽天市場などを利用する際は、送料が「離島料金」として加算される可能性があります。商品ページでは送料無料と書かれていても、注文画面で追加送料が表示されることがあります。購入前に、配送対象地域や送料の注意書きを必ず確認しましょう。
 
さらに、生活を開始するにあたって必要な冷蔵庫、洗濯機、ベッド、ソファなどの大型商品には大きな壁があります。多くのネットショップでは、八丈島への大型家電や大型家具の配送を断られてしまうケースがあります。ヨドバシカメラなどの一部店舗では、別料金を払うことで配送してもらえる場合もありますが、思わぬ追加出費になります。
 
離島暮らしでは、ネット通販を「安くて便利な万能手段」と考えすぎないことが大切です。島内の店舗のほうが、送料込みで考えると安い場合もあります。業務用品を扱うモノタロウなど、一定額以上の購入で送料無料になるサイトを使い分けるといった工夫も必要です。
 

車社会なのにガソリン代は高くなりやすい

八丈島には鉄道がありません。島内での移動は車が中心です。買い物、通勤、通院、子どもの送迎、レジャーなど、日常生活の多くの場面で車が必要になります。
 
その一方で、ガソリン代は本土より高くなりやすい傾向があります。燃料を本土から船で運ぶ必要があるため、どうしても輸送コストが上乗せされるからです。家賃を安く抑えられても、日々のガソリン代がかさめば、生活費全体の負担は大きくなります。
 
この点については、国や自治体による支援もあります。「離島ガソリン流通コスト事業」により、本土と比べて割高になりやすい離島のガソリン価格を下げるための補助が行われています。八丈島の場合は、1リットルあたり10円の補助単価が設定されており、島民の負担軽減が図られています。
 
ただし、補助があっても、都心部の価格感覚とまったく同じになるわけではありません。車社会である以上、燃料費、任意保険、車検、タイヤ交換、駐車場代などを含めた維持費は、あらかじめ毎月の予算に入れておく必要があります。
 

湿気対策と島外移動費も家計に響きやすい

直接的な輸送費ではありませんが、島ならではの気候や環境による出費も覚悟しなければなりません。
 
たとえば、八丈島の5月〜梅雨時は、島全体が真っ白な霧と高湿度に包まれます。洗濯物が乾きにくいだけでなく、油断すると衣類、家具、押し入れ、靴、本などにカビが生えてしまいます。
 
そのため、家によってはエアコンや除湿機を常時稼働させる必要があります。除湿機を複数台置く、衣類乾燥機を使う、防カビ用品を買うなど、本土ではあまり意識しなかった支出が増えることがあります。電気代も跳ね上がりやすく、家賃の安さを一部打ち消してしまう可能性があります。
 
また、医療面でも島暮らしならではの費用があります。島内で治療が難しい病気や検査が必要になった場合、東京本土の医療機関へ通院することがあります。その際の飛行機や船の交通費、宿泊費、付き添い費用は大きな負担になります。
 
ただし、八丈町では条件を満たす人を対象に、島外医療機関へ通院するための飛行機や船の往復交通費を半額補助する制度があります。1回あたりの上限や回数制限があるため、すべての費用をまかなえるわけではありませんが、事前に知っておくことで負担を減らせる可能性があります。
 
移住前には、病院、薬局、介護サービス、島外通院の助成制度を確認しておきましょう。若いうちは問題なくても、家族の病気や高齢化で急に必要になることがあります。
 

まとめ

八丈島は、東京にありながら豊かな自然と海を身近に感じられる魅力的な移住先です。都心より家賃を抑えやすく、ゆったりした暮らしを望む人にとって大きな魅力があります。
 
一方で、離島暮らしには「輸送費の罠」があります。ネット通販では離島料金がかかったり、発送不可の商品があったりします。大型家電や家具は、配送そのものが難しい場合もあり、追加費用を見込む必要があります。
 
また、鉄道のない八丈島では車が生活の必需品です。ガソリン代には離島ガソリン流通コスト事業による補助がありますが、それでも燃料費や車の維持費は家計に影響します。
 
さらに、高湿度による除湿機やエアコンの電気代、島外医療機関へ通院する際の交通費など、観光では見えにくい支出もあります。家賃が安くても、生活全体で見ると都心より楽になるとは限りません。
 
ただし、こうした費用は事前に知っていれば対策できます。通販サイトを使い分ける、島内店舗も活用する、車の維持費を予算に入れる、除湿対策を前提に物件を選ぶ、行政の助成制度を確認することが大切です。
 
「家賃が安い」だけで判断せず、輸送費、車、湿気、医療まで含めて試算すれば、八丈島の自然と温泉を楽しむ豊かな島暮らしを、より安心して実現できるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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