マイナンバーに口座情報を紐づけると楽だと言われましたが、国に口座情報を知られるのはこわいです。口座登録にはどんなメリット・デメリットがありますか?

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マイナンバーに口座情報を紐づけると楽だと言われましたが、国に口座情報を知られるのはこわいです。口座登録にはどんなメリット・デメリットがありますか?
マイナンバーに口座情報を登録すると、給付金などの受け取りが楽になると言われます。一方で、「国に口座情報を知られるのはこわい」「預金残高まで見られるのでは」と不安に感じる人もいるでしょう。ここでいう口座登録は、公金受取口座として本人名義の預貯金口座を任意で登録する制度です。
 
登録しておくと、給付金や還付金などを受け取る際に、口座情報の記入や通帳コピーの提出を省けることがあります。ただし、登録は義務ではありません。メリットと不安点を理解して、自分で判断することが大切です。
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公金受取口座は給付金を受け取るための任意登録

公金受取口座とは、給付金、年金、児童手当、税金の還付など、公的なお金を受け取るために登録する本人名義の口座です。デジタル庁は、公金受取口座登録制度について、迅速かつ確実な給付金等の支給を目的に、国へ任意で口座を登録できる制度と説明しています。
 
登録できるのは、1人につき1口座です。家族名義の口座や複数口座を登録することはできません。また、登録したからといって、その口座しか使えなくなるわけではありません。登録の変更や削除もできます。
 
メリットは、給付金などの申請時に口座情報の記入や通帳の写しの添付を省ける場合があることです。災害時の給付金や臨時の支援金などでは、口座確認に時間がかかることがあります。あらかじめ登録しておけば、手続きがスムーズになる可能性があります。
 
特に、高齢の親や手続きが苦手な人にとっては、毎回口座番号を書いたり通帳コピーを用意したりする手間が減る点は便利です。振込先の誤記入を防ぎやすいこともメリットです。
 
デジタル庁の「公金受取口座の登録状況に関するダッシュボード」のページを訪ねると、2026年6月現在(最終更新日:2026年5月29日)、公金受取口座の登録数は6381万4790人、登録率は61.9%、1日当たりの登録数(最新月の平均)は3458件となっています。
 

登録しても預金残高や取引履歴を自由に見られるわけではない

不安に感じやすいのが、「国に口座を知られたら、残高や取引履歴まで見られるのでは」という点です。公金受取口座として登録する情報は、金融機関名、支店名、口座番号、名義など、振込に必要な情報です。
 
登録しただけで、国が日常的に預金残高や入出金履歴を自由に見る制度ではありません。給付金などを振り込むための口座情報として使われます。税務調査など、法律に基づく別の手続きとは分けて考える必要があります。
 
一方で、口座情報を国に登録すること自体に心理的な抵抗がある人もいるでしょう。個人情報の管理に不安がある、制度への信頼がまだ持てない、使う予定がないという人は、無理に登録する必要はありません。登録は任意です。
 
デメリットとしては、情報管理への不安、誤登録への注意、登録口座を変更したときの手続き忘れなどがあります。使っていない口座を登録したままにすると、給付金がその口座へ振り込まれ、気づきにくいこともあります。登録するなら、普段管理している本人名義の口座を選びましょう。
 

登録するか迷うなら受け取り機会と管理のしやすさで考える

公金受取口座を登録するかどうかは、便利さと不安のどちらを重視するかで判断します。給付金や還付金を受け取る機会が多い人、手続きを簡単にしたい人、災害時などに早く受け取りたい人にはメリットがあります。
 
一方で、給付金の申請をあまりしない人や、口座情報を登録することに強い不安がある人は、登録しない選択もあります。登録しなくても、必要なときに申請書へ口座情報を書いて受け取る方法は残ります。
 
登録する場合は、口座を慎重に選びましょう。給与口座、年金受取口座、生活費口座など、普段から確認しやすい口座が向いています。休眠口座に近いものや、解約予定の口座は避けたほうがよいでしょう。
 
また、家族の口座を勝手に登録することはできません。高齢の親の手続きを手伝う場合も、本人に制度を説明し、同意を得たうえで進めることが大切です。不安がある場合は、自治体の窓口やマイナポータルの案内を確認しながら進めましょう。
 

まとめ

マイナンバーに口座情報を登録する公金受取口座制度は、給付金や還付金などを受け取りやすくするための任意制度です。登録しておくと、申請時の口座記入や通帳コピーの提出を省ける場合があり、振込手続きがスムーズになる可能性があります。
 
一方で、国に口座情報を登録することに不安を感じる人もいます。登録しただけで預金残高や取引履歴を自由に見られる制度ではありませんが、個人情報管理への不安は理解できます。登録は義務ではないため、納得できない場合は急いで登録する必要はありません。
 
便利さを重視するなら登録、心理的な不安が大きいなら見送りでもよいでしょう。登録する場合は、普段から管理しやすい本人名義の口座を選び、変更や解約時には登録内容も見直すことが大切です。
 

出典

デジタル庁 公金受取口座登録制度
デジタル庁 公金受取口座の登録状況に関するダッシュボード
デジタル庁 よくある質問:公金受取口座登録制度の概要
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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