社会人1年目で「手取り20万円・貯金なし」なので、友人の結婚式に「ご祝儀2万円」で参加したいです。親は“少なくて非常識”と言いますが、新社会人なら仕方ないですよね? 相場とマナーを確認
一般的に手取りは額面の7~8割程度とされるため、手取りは20万円程度になると考えられます。手取りが少なく夏のボーナスもないあいにくのタイミングで、友人の結婚式へお呼ばれすることもあるでしょう。
お祝いしたい気持ちはあるものの、貯金に余裕がなく「ご祝儀を2万円にしたい」と考えるのは、マナー違反になるのでしょうか。本記事では、友人の結婚式のご祝儀に関する一般的な相場やマナー、昨今の物価上昇に伴う新郎新婦側の負担額の現状などを含めて解説します。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
友人への結婚祝いは年代問わず“3万円程度”が相場
一般的に、友人や同僚の結婚式に参列する場合のご祝儀額は、「3万円程度」が相場とされています。全日本冠婚葬祭互助協会の調査では、友人へのご祝儀額として「3万円」という回答が一番多くなっています。
年代による多少の差はあるものの、20代から40代以上まで「3万円」が基準として定着しています。
“2万円のご祝儀”はルールを守れば問題ないとの見方も
友人へのご祝儀相場は3万円程度が一般的ですが、ブライダル情報サイトなどでは、学生や新社会人のように経済的に余裕が少ない場合は、2万円でも失礼には当たらないとの見方が紹介されています。
新郎新婦との関係性や地域の慣習による違いはあっても、大切なのはお祝いの気持ちです。経済状況にあわせて無理のない範囲で包むとよいでしょう。
ただし、2万円という偶数の金額は、「割り切れる=別れ」を連想させてしまうことがあります。そのため、2万円の包み方を「1万円札1枚と5000円札2枚」の「3枚(奇数)」にする方法がマナーとされます。
そもそもご祝儀には、披露宴の飲食代や引き出物代の一部を負担する意味合いもあります。社会人1年目でボーナスがない状況であれば、ゲストの最低限の費用負担として2万円でも失礼には当たらないとする見解もあります。
物価上昇に伴い“3万円のご祝儀”でも少ないとのデータも
一方で、近年の物価上昇を受けて結婚式の費用が上がり、3万円のご祝儀では新郎新婦側の自己負担が大きくなっている可能性があります。
結婚式の開催費用やゲスト1人当たりのコストが上昇したことで、これまでの新郎新婦側の自己負担割合から計算すると、必要なご祝儀は3万円台後半に達しているとの試算があり、このままいくと2035年にご祝儀は5万円に届くという見解もあります。
このように、新郎新婦側の経済的負担と、自身の経済状況や関係性を考慮して「ご祝儀2万円」を判断することが大切です。
まとめ
社会人1年目で夏のボーナスもないなど経済的なゆとりが少ない状況であれば、2万円のご祝儀は無理のない選択肢といえます。その際はお札の枚数を3枚の奇数にするなど工夫して、丁寧にお祝いの気持ちを伝えることが大切です。
ただし、結婚式費用の高騰により新郎新婦側の負担は増えているのが現実です。2万円を包むのが心苦しい場合は、メッセージカードを添えたり、後日小さなお祝いの品を贈ったりして、無理のない範囲で最大限の祝意を示してみてはいかがでしょうか。
出典
厚生労働省 令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (10) 新規学卒者の学歴別にみた賃金
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

