民泊を利用したら「ドライヤーが壊れていた」と言われ5万円請求されました。使った記憶がないのに払うべきですか?
しかし、使った覚えがないものについて、いきなり高額な請求を受けると戸惑うでしょう。本記事では、民泊で備品の破損を請求された場合に、どのように考え、どう対応すればよいのかを解説します。
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民泊で備品の破損を請求されたらすぐ払う必要はある?
民泊でドライヤーが壊れていたと告げられても、すぐに5万円を支払う必要があるとはかぎりません。宿泊者に支払い義務が生じるのは、宿泊者の行為によって備品が壊れたと考えられる場合です。
例えば、ドライヤーを落として割った、コードを無理に引っ張って断線させたなど、自分の使い方に原因がある場合は、修理代や買い替え費用を負担する可能性があります。
一方で、もともと古くて故障寸前だった場合や、前の宿泊者が壊していた場合まで、必ず支払う必要があるとはいえません。民法415条1項でも、損害賠償では本人に責任があるかどうかが重要とされています。そのため、「使った記憶がない」「壊した覚えがない」という場合は、まず請求の根拠を確認することが大切です。
請求された理由と金額の内訳を確認する
まず確認したいのは、なぜ自分に請求されているのかという点です。ドライヤーの破損で5万円という金額は、一般的な家庭用ドライヤーだけを考えると高く感じる人も多いでしょう。
ただし、高級ドライヤーだった場合や、修理費、交換費、清掃費、手配費用などが含まれている場合もあります。そのため、単に「5万円払ってください」と告げられただけで判断せず、購入時の価格や故障内容、修理見積書、買い替えが必要な理由を確認しましょう。
また、破損がいつ見つかったのかも重要です。チェックアウト直後に清掃スタッフが確認したのか、数日後に別の利用者から報告があったのかによって状況は変わります。発見までに時間が空いている場合は、その間に別の人が触れた可能性もあるため、自分が原因だと断定しにくくなります。
破損がいつ見つかったのかを確認する際は、写真や動画があるかも確認しましょう。民泊運営者が宿泊前後の備品状態を記録している場合は、破損の時期を判断する材料になります。一方で、証拠がほとんどない場合は、自分が壊したとはいえない理由を落ち着いて伝えることが大切です。
備品の破損費用を請求されたときの対応方法
請求を受けたときは、感情的に反論したり、無視したりするのは避けましょう。まずは予約サイトのメッセージ機能など、記録が残る方法でやり取りします。電話だけで話すと、あとで言った・言わないのトラブルになりやすいためです。
返信の際は、「ドライヤーを使用した記憶がないこと」「破損させた認識がないこと」「請求額の根拠を確認したいこと」を落ち着いて伝えます。あわせて、破損箇所の写真、修理や買い替えの見積書、宿泊前後の確認記録を提示してもらいましょう。
予約サイトを通じて利用した場合は、サイトのサポートやトラブル解決制度に相談するのも一つの方法です。民泊では、ホストとゲストが直接やり取りするだけでなく、予約サイトが間に入るケースもあります。請求の根拠や金額について予約サイトにも確認してもらうことで、納得できないまま支払いを進めずに済みます。
それでも納得できない請求が続く場合は、消費者ホットライン「188」や最寄りの消費生活センターに相談しましょう。国民生活センターでも、身に覚えのない請求は支払う前に相談するよう呼びかけています。
民泊の破損請求は証拠を確認して冷静に対応しよう
民泊で「ドライヤーが壊れていた」と告げられても、使った記憶がない場合は、すぐに5万円を支払う必要があるとはかぎりません。支払い義務があるかどうかを判断するには、破損の事実や自分が原因といえる根拠、請求額の妥当性を一つずつ確認する必要があります。
本当に自分の不注意で壊した場合は、適切な範囲で負担する必要があります。ただし、証拠が不十分なまま高額請求されている場合は、慌てて支払わず、記録を残しながら確認を進めましょう。
民泊を利用するときは、入室時に気になる傷や故障を見つけたら、すぐに写真を撮り、ホストへ連絡しておくと安心です。事前に記録を残しておけば、後日のトラブルを防ぎやすくなります。納得できない請求を受けたときほど、冷静に証拠を確認し、必要に応じて公的な相談窓口を活用しましょう。
出典
デジタル庁 e-Gov 法令検索 民法 第四百十五条(債務不履行による損害賠償)
独立行政法人国民生活センター 新しい民泊ルールがスタート!-民泊を利用する前には宿泊に必要な料金総額やキャンセル規定を確認しましょう!-
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

