亡き父がコレクションしていた「東京オリンピック(1964年)の記念メダル」。箱も綺麗ですが、投資としての価値はあるのでしょうか?

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亡き父がコレクションしていた「東京オリンピック(1964年)の記念メダル」。箱も綺麗ですが、投資としての価値はあるのでしょうか?
1964年の東京オリンピック記念メダルは、歴史的な大会を記念する品として人気があります。
 
箱がきれいに残っているなら、コレクションとしての評価も期待できます。ただし、投資商品として見る場合は注意が必要です。価値は金属の重さだけでなく、種類、状態、需要によって大きく変わります。
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記念メダルは記念貨幣とは違う

1964年の東京オリンピックは初めてアジアで開催されたオリンピックです。柔道(男子)とバレーボール(男子および女子)の2競技が正式採用された記念すべき大会でもあります。
 
まず確認したいのは、手元にあるものが「記念メダル」なのか「記念貨幣」なのかです。1964年の東京オリンピックでは、記念貨幣として1000円銀貨と100円銀貨が発行されました。これらはお金としての額面があります。現在でも、通常の貨幣と同じように使うことができます。
 
一方、記念メダルは貨幣ではありません。額面がなく、買い物にも使えません。価値は、素材としての金・銀・銅の価値や、コレクターからの人気で決まります。
 
たとえば、金・銀・銅の3点セット、金メダル単体、岡本太郎氏のデザインに関連するブロンズメダルなど、種類はいくつかあります。同じ「東京オリンピックのメダル」でも、素材や発行元が違えば査定額は変わります。箱がきれいでも、中身の種類を確認しないと投資価値は判断できません。
 

金や銀を使ったメダルは素材価値が下支えになる

投資として見たときに分かりやすいのは、金や銀が使われているメダルです。金メダルがK18やK24で作られていれば、金の重さに応じた価値があります。銀メダルも、純銀やシルバー925であれば、銀相場が査定の土台になります。
 
ただし、記念メダルの買取価格は、必ずしも購入時の価格や思い出の価値と一致しません。金属としての価値が高くても、販売店の手数料や再販のしやすさが考慮されます。また、銅メダルやブロンズメダルは素材としての価格が低いため、歴史性やデザインの人気が査定の中心になります。
 
箱、説明書、保証書、外装がそろっている場合は、コレクションとして見たときに好印象です。特に、セット品は一部が欠けると評価が下がることがあります。箱だけで価格が大きく跳ね上がるとは限りませんが、きれいに残っていることは有利に働きます。
 

投資目的なら「必ず値上がりする」とは考えない

1964年の東京オリンピックは、日本にとって大きな節目でした。そのため、記念メダルには歴史的な魅力があります。3点セットや純金の記念メダルは、数万円からときに100万円以上で取引されることもあります。
 
しかし、投資商品としては、株式や投資信託のように市場価格が分かりやすく公開されているわけではありません。
 
価格は、金相場、銀相場、コレクター需要、店ごとの販売力で変わります。金相場が上がれば金メダルの査定は上がりやすいですが、コレクション人気が下がれば期待ほど伸びないこともあります。
 
そのため、短期間で大きくもうける目的には向きません。投資として考えるなら、「金や銀の素材価値がある程度下支えになる記念品」と見るのが現実的です。父親の思い出がある品なら、価格だけで判断せず、家族で残すか売るかを話し合うことも大切です。
 
売却する場合は、古銭・記念メダルの専門店と貴金属店の両方に査定を依頼するとよいでしょう。専門店はコレクション価値を見てくれますし、貴金属店は金属価値を基準に見てくれます。両方を比べることで、安く手放してしまうリスクを減らせます。
 

まとめ

1964年の東京オリンピック記念メダルは、歴史的な価値とコレクション性のある品です。箱がきれいに残っている場合は、査定でプラスに働く可能性があります。
 
ただし、投資としての価値は、メダルの種類や素材、重さ、保存状態、需要によって変わります。金や銀を使ったものは素材価値が期待できますが、必ず値上がりするとは限りません。
 
売るか残すか迷う場合は、箱や説明書をそろえたまま、複数の専門店で査定を受けましょう。金額を知ったうえで判断すれば、思い出の品を納得して扱うことができます。
 

出典

International Olympic Committee Olympic Games Tokyo 1964
財務省 過去に発行された記念貨幣は、現在でもお金として使えますか
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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