花火大会の日にスーパーの駐車場へ停め、「買い物をすれば大丈夫」と話す夫。しかし店内には“花火大会利用禁止”の掲示がありました。買い物をしても無断駐車になるのでしょうか?
しかし、店内や駐車場に「花火大会利用禁止」と掲示されている場合、買い物をしたとしても長時間の駐車は問題になります。今回は、スーパー駐車場の利用ルールと、無断駐車と見られないための注意点を解説します。
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スーパーの駐車場は来店客のための場所
スーパーの駐車場は、基本的にその店で買い物をする来店客のために用意されています。店が駐車場を無料で開放しているのは、買い物中に車を停めるためです。
そのため、少し買い物をしたからといって、その後何時間も花火大会を見に行くために停め続けてよいとは限りません。駐車場の利用目的が「買い物」ではなく「花火大会の駐車場代わり」になっているからです。
特に、店内や駐車場に「花火大会利用禁止」「長時間駐車禁止」「買い物以外の駐車禁止」と掲示されている場合、そのルールに従う必要があります。
店側から見れば、花火大会目的の車で駐車場が埋まると、本来の買い物客が停められなくなります。売上の機会を失うだけでなく、混雑やクレーム、警備費用の負担も増えます。「買い物をしたから大丈夫」と自己判断するのではなく、店が示している利用条件を守ることが大切です。
掲示があるのに長時間停めると無断駐車と見られやすい
「花火大会利用禁止」の掲示があるにもかかわらず、買い物後に車を置いたまま会場へ行くと、無断駐車と見られる可能性があります。
法律上、他人の土地や駐車場を許可された目的を超えて使うと、民事上の損害賠償請求の対象になることがあります。店舗の駐車場であれば、来店客のためのスペースを不当に使ったと判断されるおそれがあります。
警察庁の統計によると、駐車問題に関する110番通報などの警察への苦情・要望は毎年約8万〜10万件規模(ピーク時には年間20万件超)に上っており、無断駐車は当事者間の話し合いに収まらないケースが多発しています。
実際の対応は、駐車時間、掲示の内容、店の運用、警告の有無などによって変わりますが、軽く考えないほうがよいでしょう。
店舗側が勝手に車を移動することは難しい場合もありますが、警告文を貼られる、ナンバーを記録される、管理会社や警察へ相談される、損害金を請求されるといった対応を受ける可能性があります。
買い物後は速やかに移動し正規の駐車場を使う
花火大会の日にスーパーを利用すること自体は問題ありません。飲み物や食べ物を買ったり、トイレを借りたりするために短時間利用することは、通常の来店利用の範囲と考えられます。
ただし、買い物が終わった後は、速やかに車を移動するのが基本です。花火大会を見ている間、何時間も停め続けるのは避けましょう。
どうしても車で行くなら、予約制駐車場やコインパーキングなど、花火大会目的で利用できる駐車場を探すべきです。会場近くは高額になりやすいため、少し離れた駅周辺に停めて公共交通機関で移動する方法もあります。
また、家族で意見が分かれる場合は、店の掲示を一緒に確認しましょう。「花火大会利用禁止」と書かれているなら、買い物をしても長時間駐車は認められていないと考えるのが安全です。
節約のつもりで無料駐車場を使っても、損害金やトラブルになれば、結果的に高くつきます。正規の駐車場代は、安心して楽しむための費用と考えましょう。
まとめ
スーパーの駐車場は、基本的に買い物をする来店客のための場所です。花火大会の日に買い物をしたとしても、その後に車を置いたまま長時間会場へ行くことが認められるとは限りません。
特に「花火大会利用禁止」「買い物以外の駐車禁止」と掲示されている場合、そのルールに反して停め続けると、無断駐車と見られる可能性があります。民事上の損害賠償請求や店舗とのトラブルにつながることもあります。
買い物をするなら、買い物が終わった時点で車を移動しましょう。花火大会を見に行く場合は、予約制駐車場、コインパーキング、公共交通機関を利用するのが安全です。
駐車料金を節約したつもりが、警告や請求、家族間のトラブルにつながっては本末転倒です。店のルールを守り、正規の方法で駐車すれば、花火大会を気持ちよく楽しめます。
出典
警察庁交通局 令和6年11月 駐車対策の現状
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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