娘に“キルフェボン”の「1切4000円のタルト」をねだられあ然… 普段「1切380円のケーキ」のわが家には“高級すぎ”ですよね?「価格が高い=価値がある」? 節約・ぜいたくの考え方
「ご褒美」や「お祝い事」に食べるケーキも例外ではなく、フルーツタルト専門店として人気のキルフェボンでは、季節限定商品が1ピース3000~4000円台になることもあり、家族分のタルトを購入するには「高すぎる」と感じるのも自然なことでしょう。
しかし、高額なケーキであっても「頑張った自分へのご褒美」「特別な日だから」と納得して購入する人もいます。本記事では、「ご褒美消費」に対する考え方や予算感、近年注目される「メリハリ消費」について解説します。
ファイナンシャルプランナー2級
高級スイーツはぜいたく? それとも特別な体験?
キルフェボンは、旬のフルーツをふんだんに使ったタルトで知られる人気店です。素材や見た目、店舗体験まで含めて価値を感じる人も多く、一般的なケーキ店より価格帯は高めです。
普段は「1切れ380円」のショートケーキを購入している家庭の場合だと、4000円のタルトは約10倍の価格になり、家族4人分を買えば、タルト代だけで1万6000円です。そのため、タルトだけで外食1回分を超える金額になってしまうこともあるのです。
ただし、「価格が高いこと」と、「価値がある」かどうかは必ずしも同じではありません。旅行先でしか食べられない名物料理にお金を使う人もいれば、記念日に特別なスイーツを選ぶ人もいます。「高いから無駄」と考える人がいる一方、「思い出込みの価格」と受け止める人もいるように、「個人の価値観」が大きく影響するのです。
ご褒美にお金を使うなら、実は「食」が最多
世間では、どのようなことを「ご褒美」にしているのでしょうか。2026年に実施された約9000人を対象とするアンケート調査では、自分へのご褒美として最も多かったのは「食」で、全体の約45%を占めました。その中でも、外食やスイーツなど、少し特別な食体験が人気を集めています。
また、ご褒美1回あたりの予算は、「1万円以下」が約6割となっており、1000~5000円程度に収める人が最も多いという結果になりました。単純に高額なもので贅沢をしたいというわけでなく、「自分が納得できるか」を重視する傾向がみられます。
つまり、4000円のタルトは決して安くはありませんが、「年に1回の特別な楽しみ」と考えるなら、一般的なご褒美予算の範囲内ともいえそうです。
最近増えている「メリハリ消費」とは?
近年は、「メリハリ消費」という考え方が広がっています。これは、普段は節約しながら、「ここぞ」というときには、しっかりお金を使う消費行動のことです。例えば、毎日のランチはお弁当にして節約し、誕生日には高級レストランで奮発するといったことがあげられます。
今回の例でいうと、毎回の誕生日ケーキをキルフェボンにするのではなく、誕生日のケーキはリーズナブルなものにして、子どもの合格祝いのような特別な時だけ4000円のタルトを買うように、日常と非日常を分けるのもいいかもしれません。
このように「メリハリ」をつけることで、無理なく家計管理を続けながら満足感を得ることができるでしょう。
まとめ
キルフェボンの4000円のタルトは、多くの家庭にとって気軽に買える価格ではないかもしれません。家庭ごとに、収入も価値観も異なります。大切なのは、無理なく続けられる範囲で楽しむことです。節約ばかり、贅沢ばかりではなく、「メリハリ」のあるお金の使い方も、家計管理の1つの形といえるでしょう。
出典
la belle vie 株式会社 「自分へのご褒美」に関するアンケート調査(PR TIMES)
執筆者 : 渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級

