お隣の「外飼いの猫」が庭に来るせいで“愛車にキズ”が! 修理に1万円、保険を使うと「等級ダウン」…妻は「付き合いもあるから」と言いますが、お隣に弁償してもらえないでしょうか?

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お隣の「外飼いの猫」が庭に来るせいで“愛車にキズ”が! 修理に1万円、保険を使うと「等級ダウン」…妻は「付き合いもあるから」と言いますが、お隣に弁償してもらえないでしょうか?
お隣の猫がまた庭に来て、愛車に引っかき傷をつけていた。そんな出来事にモヤモヤしていませんか。修理費が1万円ほどかかるとなると、お隣に弁償してもらいたい気持ちも当然です。しかし、法律上は請求できても、実際にはハードルが高いのが現実です。
 
本記事では、車の傷の修理費の目安や保険への影響、お隣付き合いを壊さない伝え方、猫の外飼いのデメリットまで分かりやすく紹介します。
よし・こう

1級ファイナンシャル・プランニング技能士・CFP

猫に車を傷つけられたら、法律上は弁償してもらえるのか

民法718条「動物占有者の責任」とは

民法718条では、動物を飼っている人はその動物が他人に与えた損害を賠償する責任を負うと定められています。お隣の猫が愛車を傷つけた場合、飼い主に修理費を請求できる可能性はあります。
 
ただし、飼い主が普段からしっかり猫を管理していたと認められれば、責任を免れることもあります。
 

実際に請求するのが難しい理由

法律上は請求できても、実際には難しい面があります。傷をつけたのが本当にお隣の猫だと証明できなければ、飼い主に納得してもらうのは簡単ではありません。写真や動画などの証拠がなければ、話し合いそのものが成立しないこともあります。
 
修理費が1万円ほどの少額であれば、裁判などの手続きを取るより、話し合いで解決を目指すほうが現実的です。
 

車の軽微な傷、修理費用の目安はどれくらい?

傷の深さで変わる修理代の相場

車の傷の修理費用は、傷の深さによって大きく変わります。表面が浅く削れた程度ならコンパウンドで研磨すれば目立たなくすることができ、数千円で済む場合もあります。塗装の下の金属まで傷が達している場合は、業者によって3万円から10万円程度と幅が出ます。
 
猫の爪による傷は、傷の程度によって金額が前後するため、1万円前後で収まることもあれば、それ以上かかることもあります。正確な費用は修理店で見積もりを取って確認してください。
 

自動車保険を使うと等級が下がる可能性

車両保険を使って修理すると、いたずらや動物による傷は1等級ダウンの事故として扱われるのが一般的です。
 
等級が下がると翌年以降の保険料が上がるため、保険を使うかどうかは修理費と将来の保険料アップ分を比べて判断しましょう。
 

お隣に弁償を求めるべき? 黙っておくべき?

関係性を壊さない伝え方のコツ

妻が心配しているように、お隣との付き合いを考えるといきなり弁償を求めるのは気が引けるものです。「猫がよく庭に来ていて、車に傷がついてしまった」と事実だけを伝え、責めるような言い方は避けましょう。
 

今後の再発を防ぐための提案の仕方

弁償を求めるより、今後同じことが起きないようにする提案のほうが受け入れられやすい傾向があります。猫よけの忌避剤を庭に置く、車を別の場所に移すといった対策を、お互いの負担にならない形で相談してみてください。
 
1万円という金額であれば、関係を保つために自己負担で修理するという選択も現実的です。
 

猫の外飼いにはどんなデメリットがあるのか

今回のようなトラブルは、実はお隣の猫が外に出ていること自体が原因になっています。猫を外で飼うことには、飼い主が気づきにくいデメリットがいくつもあります。
 

猫自身に降りかかる危険

環境省は、猫を外に出すことにはさまざまな危険が伴うとして、室内飼育をすすめています。
 
外に出た猫は、交通事故に遭う危険や、ほかの猫とのケンカによるけがや感染症のリスクを抱えます。迷子になったり、事故や病気で命を落としたりする猫も少なくありません。
 

近隣トラブルに発展するリスク

今回のような車の傷だけでなく、庭を荒らされる、ふん尿の被害を受けるなど、外飼いの猫は近隣トラブルの原因になりやすい面があります。飼い主に悪意がなくても、周囲の生活に影響が出てしまうことは珍しくありません。
 
猫を守るためにも、周りの人との関係を守るためにも、飼い主は室内飼育への切り替えを検討してもいいでしょう。
 

まとめ

お隣の猫に愛車を傷つけられた際には、法律上は弁償を求められる場合がありますが、証拠の有無や金額の大きさを考えると、話し合いで解決するほうが現実的です。修理費が1万円ほどであれば、車両保険の等級ダウンも踏まえて自己負担を選ぶ人も多くいます。
 
また、外飼いの猫は、トラブルだけでなく猫自身の安全にも関わるため、お隣と穏やかに情報を共有し、室内飼育も含めた再発防止の提案から始めてみてください。
 
執筆者 : よし・こう
1級ファイナンシャル・プランニング技能士・CFP

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