お盆の帰省で、姑から「ホテルに泊まったほうがお互い気楽よ」と言われました。宿泊費は増えますが、やはり義実家への宿泊は避けた方がよいのでしょうか?
しかし、これは必ずしも悪い意味とは限りません。義実家に泊まると、迎える側にも布団の準備、食事、掃除、生活リズムの調整など大きな負担があります。宿泊費は増えますが、関係を長く良好に保つためには、ホテル泊がよい選択になることもあります。
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ホテル泊の提案は「来てほしくない」とは限らない
姑から「ホテルに泊まったほうが気楽」と言われると、「迷惑なのかな」「嫌われているのかな」と不安になるかもしれません。しかし、義実家側の本音はもう少し複雑です。
お盆の帰省では、迎える側も疲れます。普段使っていない部屋を片付け、布団を干し、食事を多めに用意し、洗濯物やお風呂の順番にも気を使います。孫が小さい場合は、騒音や食べこぼし、生活時間の違いも負担になります。
高齢の義父母にとっては、家族が来てくれるのはうれしい一方、数日間ずっと世話をするのは体力的に大変です。「ホテルに泊まって」と言うのは、冷たいというより、無理なく会いたいというサインかもしれません。
また、泊まる側も気を使います。朝起きる時間、着替え、洗面所、お風呂、子どもの寝かしつけなど、義実家では自由にしにくい場面が多いでしょう。ホテル泊にすれば、お互いに休める時間を確保できます。
ソニー損保の「2026年 お盆の帰省に関する調査」を見ると、配偶者の実家に帰省することがある人の42.2%が「ストレスを感じる」と回答しています。男女別にみると、ストレスを感じる人の割合は男性が32.4%、女性は51.1%となっています。
帰省する側がストレスを感じているなら、迎える側も同様にストレスを感じる場面があってもおかしくありません。ただし、こちらがそれだけで「帰りたくない」とは限らないように、義実家側も「来てほしくない」と思っているとは限りません。
宿泊費は増えるが、滞在中のストレスは減らせる
ホテル泊の一番のデメリットは費用です。お盆は宿泊費や交通費が上がりやすく、家族で泊まると数万円の出費になることがあります。
観光庁の「宿泊旅行統計調査」によると、2025年8月の日本人延べ宿泊数は、前年同月比+0.7%で5329万人泊、同月の外国人延べ宿泊数は、前年同月比+1.4%で1353万人泊であったことが報告されています。
ホテルや部屋数はある程度決まっています。一方で、去年同様、2026年の8月に旅行者や帰省者がさらに増えれば、物価高と相まって宿泊費は思ったより高くついてしまうかもしれません。
ただし、宿泊費だけを見ると判断を誤ることがあります。義実家に泊まればホテル代はかかりませんが、手土産、外食代、滞在中の食材費、気疲れ、家族間の摩擦が増えることもあります。
ホテルに泊まれば、夜は自分たちのペースで休めます。子どもが騒いでも気を使いすぎず、夫婦だけで翌日の予定を相談できます。義実家での滞在時間を短くすれば、会っている間に穏やかに過ごしやすくなります。
帰省は一度きりではなく、毎年続くことが多い行事です。毎回無理をして義実家に泊まり、帰省後に疲れ切ってしまうなら、ホテル代は「関係を守るための必要経費」と考えることもできます。
費用を抑えながら義実家との時間を作る
ホテル泊にする場合でも、費用を抑える工夫はできます。お盆の真ん中を避けて日程をずらす、早めに予約する、ビジネスホテルや民泊、実家から少し離れた駅のホテルを探すなどです。1泊だけホテルにし、残りは日帰りにする方法もあります。
義実家に対しては、「お気遣いありがとうございます。今回はホテルを取って、日中ゆっくり伺います」と前向きに伝えると角が立ちにくくなります。「泊めてくれないんですね」と受け取ると、相手も気まずくなります。
日中の過ごし方も決めておくと安心です。昼食は一緒に食べる、夕飯は外食にする、仏壇のお参りだけは必ず行う、子どもと数時間過ごしてもらうなど、会う時間を具体的にしたり、食事について決めておくと義実家側も準備しやすくなります。
夫婦でも事前に話し合いましょう。夫が「実家に泊まれば無料」と考えている場合、妻だけが気疲れを抱えることがあります。宿泊費だけでなく、義実家に泊まる負担も家族のコストとして見える化することが大切です。
まとめ
姑から「ホテルに泊まったほうがお互い気楽」と言われた場合、必ずしも義実家への宿泊を拒否されたと受け止める必要はありません。迎える側にも体力や準備の負担があり、無理なく会うための提案である可能性があります。
ホテル泊は宿泊費が増えますが、生活リズムを守りやすく、義実家との時間も穏やかに過ごしやすくなります。特に子ども連れや連泊の場合は、ストレスを減らす効果が大きいでしょう。
費用が心配なら、日程をずらす、早めに予約する、1泊だけにするなど工夫できます。大切なのは、泊まる場所よりも、帰省を無理なく続けられる形にすることです。お互いに気持ちよく会えるなら、ホテル泊は十分前向きな選択です。
出典
ソニー損害保険株式会社 自動車保険トップページ
観光庁 宿泊旅行統計調査(2025年7月・第2次速報、2025年8月・第1次速報)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

