家族で帰省する場合、車なら人数が増えても運賃はかかりませんが、“ガソリン代”や“高速料金”、“駐車料金”が気になります。「新幹線」と比べて総額ではどちらが安いのでしょうか?
新幹線は人数分の運賃がかかりますが、時間が読みやすく、運転の負担がないのが強みです。どちらが安いかは、距離、人数、車の燃費、駐車場代で変わります。
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車の帰省費用は「人数」より「距離」で増える
車で帰省する場合、基本的な費用はガソリン代、高速料金、駐車料金です。すでに車を持っているなら、帰省のたびに車両代や保険料まで細かく入れないことも多いですが、長距離を走ればタイヤやオイルの消耗もあります。
ガソリン代は「往復距離÷燃費×ガソリン単価」で計算できます。たとえば、片道300キロで往復600キロ、燃費15キロ、ガソリン180円なら、600÷15×180で7200円です。これに高速料金の往復分と、帰省先や途中の駐車料金を足します。
高速料金は、利用するインターチェンジ、車種、ETC割引、曜日や時間帯で変わります。NEXCO東日本のドラぷらでは、出発ICと到着ICを入れて高速料金を検索できます。帰省前に実際のルートで確認しておくと、思ったより高かったという失敗を防げます。
お盆などのピークをはずせるなら、休日割引を活用できると大きな節約になりえます。ドラぷらによると、ETC休日割引とは、普通車・軽自動車等限定で、地方部の高速道路が30%割引になる制度です。2026年度における、高速道路の休日割引適用日も確認しておきましょう。
NEXCO東日本は、「交通混雑期等(ゴールデンウイーク、お盆、年末年始、シルバーウイークおよび3連休)を除き、休日割引を適用」するとしています。多くの人の帰省時期にあたるお盆や、また、3連休は休日割引の対象外となっていることに注意が必要です。
NEXCO東日本をはじめ、NEXCO中日本、NEXCO西日本、宮城県道路公社も同様としています。
車の強みは、家族4人でも5人でも、基本的な高速料金やガソリン代が大きく変わらないことです。荷物が多い、子どもが小さい、ペットがいる、帰省先で車が必要という家庭では、総額だけでなく便利さも大きなメリットになります。
新幹線は人数が増えるほど総額が上がる
新幹線は、乗る人ごとに運賃と特急料金がかかります。大人2人なら2人分、子どもが小学生なら原則として子ども料金、未就学児は原則無料ですが、座席を使う場合は料金が必要になることがあります。
そのため、家族の人数が増えるほど総額は上がります。たとえば、大人1人の往復が3万円なら、夫婦2人で6万円です。小学生の子ども2人が半額程度だとしても、合計で9万円前後になります。車で同じ距離を移動し、ガソリン代と高速料金で4.5万円前後なら、車のほうが約半額となります。
ただし、新幹線には時間の読みやすさがあります。お盆や年末年始の高速道路は渋滞しやすく、予定より何時間も遅れることがあります。運転者は疲れますし、途中で食事や休憩を取ると、その分の出費も増えます。
JR東海は、2026年のお盆とシルバーウィークに「お子さま連れ車両」の運行を発表しています。「お子さま連れのお客様にご家族で周囲に気兼ねなくご乗車いただけるサービス」と案内があります。詳しい日程や設定列車は、公式HPにてチェックしてみましょう。
また、確認しておきたいのは「往復乗車券」の扱いです。JRグループによると、2026年の3月13日をもって発売終了となっています。それに伴い、片道601キロ以上を往復する場合に、往路と復路の運賃がそれぞれ1割引きとなる「往復割引」についても、取扱いを終了したと案内しています。帰省が遠距離となる場合は、留意しましょう。
新幹線を使うなら、早めの予約、割引きっぷ、ネット予約、自由席と指定席の違いを確認しましょう。えきねっとでは、運賃やきっぷのルール、予約方法、「トクだ値」などのお得な情報も確認できます。繁忙期は指定席が高くなることもあるため、日程も含めて比べることが大切です。
家族3人以上で長距離なら車が安くなりやすい
総額だけで見ると、家族3人以上の長距離移動では車が安くなりやすい傾向があります。車は人数が増えても費用が大きく変わらないためです。
たとえば、車の往復費用がガソリン代1万2000円、高速料金3万円、駐車場代4000円で合計4万6000円だとします。新幹線が大人1人往復3万円なら、大人2人だけで6万円です。さらに子どもの料金がかかってきます。この条件なら、車のほうが安くなります。
一方、一人帰省や夫婦2人だけなら、新幹線との差は小さくなります。特に、車の燃費が悪い、高速料金が高い、帰省先で駐車料金が高い、長距離運転がつらい場合は、新幹線のほうが満足度は高いかもしれません。
比較するときは、金額だけでなく、移動時間、疲労、事故リスク、子どもの体調、荷物の量も考えましょう。安さだけで車を選び、到着後に運転者が疲れ切ってしまうなら、家族全体では負担が大きくなります。
まとめ
家族で帰省する場合、人数が多いほど車は安くなりやすいです。ガソリン代、高速料金、駐車料金を足しても、新幹線の人数分の運賃より低くなることがあります。
ただし、新幹線には時間が読みやすい、運転しなくてよい、渋滞に巻き込まれにくいというメリットがあります。車は安くても、渋滞や疲労、現地での駐車場探しが負担になることがあります。
2026年度の「休日割引適用日」や「往復乗車券の発売終了」も考慮に入れつつ、実際の往復距離、燃費、高速料金、駐車料金、新幹線代を並べて計算しましょう。家族3人以上で荷物が多いなら車、一人や夫婦だけで体力負担を減らしたいなら新幹線、というように、家計と快適さの両方で選ぶことが大切です。
出典
ドラぷら(NEXCO東日本) 高速料金・ルート検索
ドラぷら(NEXCO東日本) ETC 休日割引
NEXCO東日本 2026年度における休日割引適用日のお知らせ
JR東海ツアーズ 新幹線こども料金の完全ガイド|未就学児が無料になる条件から座席選びまで
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JRグループ 往復乗車券及び連続乗車券の発売終了日等について
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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