電車で子どもに動画を見せていたのですが、周囲からの冷たい視線が気になります。音量を抑えていても、車内で音を出すのは“マナー違反”なのでしょうか? また“追加料金”を請求されることなどあるのでしょうか?

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電車で子どもに動画を見せていたのですが、周囲からの冷たい視線が気になります。音量を抑えていても、車内で音を出すのは“マナー違反”なのでしょうか? また“追加料金”を請求されることなどあるのでしょうか?
電車で子どもが退屈して騒ぎそうなとき、動画を見せて落ち着かせたい気持ちはよく分かります。ただ、イヤホンなしで音を出すと、たとえ小さな音でも周囲には気になることがあります。
 
追加料金を請求されることは通常考えにくいですが、車内マナーとしては音を出さない工夫をしたほうが安心です。子ども連れだからこそ、周囲への配慮と親の負担軽減の両方が大切です。
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小さな音でも車内では目立ちやすい

電車の中では、走行音やアナウンスがある一方で、近くの席ではスマホの音が意外と聞こえます。たとえ音漏れのような小さな音であっても、アニメや動画の効果音、笑い声、音楽は、短時間でも気になる人がいます。
 
日本民営鉄道協会の「2025年度 駅と電車内の迷惑行為ランキング」のアンケートでは、「ヘッドホン・イヤホンからの音もれ」が迷惑行為の11位に挙がっています。割合としては9.8%です。つまり10人に1人は、不快感を抱いていることになります。
 
親としては「子どもが泣いたり騒いだりするよりはよい」と考えるかもしれません。たしかに、子どもを落ち着かせるための工夫は必要です。
 
しかし、周囲の人から見ると、音漏れ以上に気になる可能性があります。さらに、動画の音は親が止められる音です。子どもの泣き声とは受け取られ方が違うでしょう。
 
東京メトロは、車内では携帯電話をマナーモードにし、通話を控えるよう案内しています。鉄道各社は車内マナーとして、周囲に配慮したスマホ利用を求めています。動画の音出しが明文で細かく書かれていなくても、静かに利用するのが基本と考えたほうがよいでしょう。
 
特に混雑した車内、静かな時間帯、長距離移動、優先席付近では注意が必要です。音量を小さくしていても、隣の人に聞こえている可能性があります。
 

追加料金より注意やトラブルのリスクが現実的

スマホの音を出したからといって、鉄道会社から追加料金を請求されることは通常ありません。
 
電車の運賃は乗車区間や列車種別に対して支払うもので、車内で動画の音を出したことに対する「音出し料金」のような制度は一般的ではありません。
 
ただし、料金がかからないから問題ない、というわけではありません。周囲の乗客から注意されたり、車掌や駅係員から音を止めるよう求められたりする可能性はあります。
 
JR西日本もマナー啓発として、「車内で携帯電話やスマホを使うときは周りの人の迷惑になっていないか気をつけましょう」と案内しています。大きな音を出し続ける、注意されてもやめない、他の乗客と口論になると、旅の雰囲気も悪くなります。
 
子ども連れの移動では、親も周囲の視線に疲れやすいものです。だからこそ、音が出ない準備をしておくと親自身も楽になります。イヤホンを忘れた日は、音なしで見せる、字幕を出す、動画以外の遊びに切り替えるなどが現実的です。
 
周囲に気づいたら、「すみません、音を消します」とすぐ対応すれば、多くの場合は大きなトラブルにはなりません。大切なのは、指摘される前からできるだけ静かに使うことです。
 

子どもを落ち着かせる準備をしておく

子どもに動画を見せること自体が悪いわけではありません。問題は、音を外へ出すことです。次回からは、子ども用の音量制限付きイヤホン、予備のイヤホン、字幕付き動画、音なしでも楽しめるアプリを用意しておくと安心です。
 
ただし、イヤホンを使う場合も音漏れには注意しましょう。子どもは音量を上げがちです。親が一度確認し、外に漏れていないか見てあげる必要があります。
 
動画以外にも、シールブック、折り紙、小さな絵本、塗り絵、水で描けるお絵描き帳、軽いおやつなどを用意しておくと、音を出さずに時間を過ごしやすくなります。長距離移動なら、乗る前にトイレを済ませ、空腹や眠気のタイミングも考えておくと騒ぎにくくなります。
 
それでも子どもが泣いたりぐずったりすることはあります。その場合は、親ができる範囲で対応していれば、過度に自分を責める必要はありません。
 
JR西日本はマナー啓発のなかで「困っている人を見かけたら声をかけて助け合いましょう」とも明記しています。乳幼児連れの親だけが一方的に忍耐を強いられるのではなく、周囲の理解も含めた「相互の配慮」が基本姿勢となるのではないでしょうか。
 
親としては、周囲への配慮をもういちど見つめなおし、親子の安全を両方守ることが大切です。
 

まとめ

電車内でイヤホンなしに動画の音を出すことは、音量を小さくしていても車内マナーとしては避けたほうがよいでしょう。子どもを落ち着かせるためでも、周囲には気になる音として届くことがあります。
 
一方で、動画の音を出したからといって、通常は追加料金を請求されるわけではありません。現実的なリスクは、周囲からの注意や乗客同士のトラブルです。
 
次回からは、予備のイヤホン、字幕、音なしアプリ、絵本やシールブックなどを用意しておくと安心です。イヤホンを忘れた日は、音を消して見せるか、別の遊びに切り替えましょう。少しの準備で、親も子どもも周囲も落ち着いて移動しやすくなります。
 

出典

日本民営鉄道協会 2025年度 駅と電車内の迷惑行為ランキング
東京メトロ 東京メトロからのお願い
JR西日本 WEST JAPAN RAILWAY COMPANY
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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