高速道路を走行中、息子が“車酔い”で体調を崩しました。一度下りて休ませた場合、再び高速道路へ戻るにはもう一度料金の支払いが必要でしょうか? 車酔いをしやすいため、途中で休憩するたびに「高速料金」が増えるのではないかと心配です。
ただし、インターチェンジで一度高速道路を下り、一般道で休んでから再び高速道路へ入る場合は、原則として別の利用として料金がかかる可能性があります。
高速料金を増やさないためには、できるだけサービスエリアやパーキングエリアで休憩するのが基本です。
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SAやPAで休むなら高速料金は増えない
高速道路には、休憩のためのサービスエリアやパーキングエリアがあります。トイレ、売店、ベンチ、飲み物、自動販売機、場所によっては芝生や休憩スペースもあります。
子どもが車酔いしやすい場合は、最初からSAやPAを使ってこまめに休む計画を立てましょう。高速道路を下りずにSAやPAで休むだけなら、通常は高速料金が増えることはありません。目的地まで高速道路上を走り続けている扱いだからです。
NEXCO各社も、SA・PAを高速道路利用者の休憩施設として整備し、利便性向上に取り組んでいます。混雑する時期は駐車場が混みますが、早めに休憩することで、子どもの体調悪化を防ぎやすくなります。
SAやPAでは、スタッフや設備に頼れることもあります。NEXCO中日本は、ドライブ中の体調不良について、無理をせずSAやPAで早めに休憩を取るように、と案内するなかで、SA・PAによっては救護室があり、エリア・コンシェルジュに遠慮なく声をかけてほしい、としています。
ただし、薬事法の規定により、酔い止めや頭痛薬などの提供は行われません。時間外でスタッフに頼れない場合もあります。病院のような場所ではないため、酔い止めは持参するようにしましょう。
車酔いしやすい子どもがいるなら、「次のSAまで我慢」ではなく、出発前に休憩候補をいくつか決めておきましょう。空腹や満腹、スマホの見すぎ、暑さ、においも車酔いの原因になりやすいため、休憩時に外の空気を吸わせることも大切です。
インターチェンジで下りると原則として別料金になる
一方、インターチェンジで高速道路を下り、一般道のコンビニや公園、病院などで休んでから再び高速道路へ戻る場合は注意が必要です。通常は、いったん高速道路の利用を終えた扱いになり、再び乗ると新しい利用として料金がかかります。
「子どもの体調不良だから無料で再入場できる」と決まっているわけではありません。もちろん、嘔吐が続く、意識がぼんやりしている、水分が取れないなど、医療機関へ行く必要がある状態なら、高速料金より体調を優先してください。
ただ、軽い車酔いで休むたびにインターチェンジを下りると、そのたびに料金が増える可能性があります。高速料金の節約を考えるなら、SAやPAを上手に使うのが現実的です。
また、出口を間違えたときの特別な転回案内と、休憩のために自分の判断で下りることは別です。体調不良で下りる場合に、目的地までの料金が必ず通算されるとは考えないほうがよいでしょう。
ETC2.0の一時退出制度が使える場所もある
例外として、ETC2.0搭載車向けに、道の駅への一時退出・再進入を認める社会実験があります。
ETC総合情報ポータルサイトでは、指定されたインターチェンジで高速道路を一旦下り、対象の道の駅に立ち寄り、2時間以内に同じインターチェンジから同方向に再流入した場合、高速道路を下りずに利用した場合と同じ料金が適用されると案内されています。
ただし、この制度は条件が細かいです。ETC2.0搭載車であること、同一のETCカードを使うこと、対象のインターチェンジであること、対象の道の駅へ立ち寄ること、2時間以内に同じインターチェンジから同じ方向へ戻ることが必要です。
(一時退出可能時間は、かつては3時間でしたが、令和4年7月より2時間へと変更。)
対象箇所も限られています。どこでも好きなインターチェンジで下りて、好きな場所で休める制度ではありません。車酔い対策として使える場合もありますが、事前に対象の道の駅とインターチェンジを確認しておく必要があります。
一般的には、まずSA・PAで休む、どうしても外に出る必要がある場合だけ一時退出制度や一般道の休憩場所を検討する、という順番がよいでしょう。
まとめ
高速道路で子どもが車酔いした場合、SAやPAで休憩するなら、通常は高速料金が増える心配はありません。休憩施設を使いながら、早め早めに休む計画を立てましょう。
一方、インターチェンジで一度高速道路を下り、一般道で休んでから再び乗る場合は、原則として別の利用となり、料金が再度かかる可能性があります。軽い車酔いのたびに下りると、通行料金が増えやすくなります。
ただし、体調が悪いときは料金より安全と健康が最優先です。症状が重い場合は迷わず下りて休み、必要なら医療機関へ向かいましょう。普段から車酔いしやすいなら、薬は持参、SA・PAをこまめに使い、ETC2.0の一時退出制度が使える場所も事前に確認しておくと安心です。
出典
NEXCO東日本 休憩施設における利便性向上に関する取組みについて
NEXCO中日本 ドライバーズサイト 体調が悪くなってしまった!
ETC総合情報ポータルサイト「賢い料金」社会実験(道の駅の一時退出・再進入)
国土交通省 社会実験の対象となる道の駅について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

