ハイオク指定車に乗っていますが、最寄りのガソリンスタンドではハイオクがレギュラーより「1Lあたり10円ほど」高めです。節約のためにレギュラーを給油しても問題ないでしょうか?

配信日:
この記事は約 4 分で読めます。
ハイオク指定車に乗っていますが、最寄りのガソリンスタンドではハイオクがレギュラーより「1Lあたり10円ほど」高めです。節約のためにレギュラーを給油しても問題ないでしょうか?
ガソリン価格の高騰が続く中、「ハイオク指定車だけど、レギュラーを入れれば少しでも節約できるのでは?」と考えたことがある人もいるのではないでしょうか。
 
実際、ハイオクとレギュラーでは1Lあたり約10円の価格差があることも珍しくなく、給油のたびに負担を感じる人も少なくありません。
 
しかし、ハイオク指定車にレギュラーを入れても本当に問題ないのでしょうか。本記事では、ハイオク指定車にレギュラーを給油した場合の影響や、ガソリン代を節約したいときにおすすめの方法について、分かりやすく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

ハイオク指定車にレギュラーを給油しても問題ない?

ガソリン価格の高止まりが続いています。
 
経済産業省資源エネルギー庁の「石油製品価格調査」によると、8月3日時点の全国店頭現金価格は、レギュラーガソリンが1Lあたり170円、ハイオクガソリンが181円でした。価格差は11円で、質問のように「約10円高い」というケースは珍しくありません。
 
そのため、「ハイオク指定車でもレギュラーを入れれば節約できるのでは」と考える人もいるでしょう。
 
結論から言えば、一度だけレギュラーを給油したからといって、すぐにエンジンが壊れる可能性は高くありません。
 
現在の多くのガソリン車には、異常燃焼を検知すると点火時期を調整する制御機能が備わっています。そのため、緊急時にレギュラーを給油した場合でも、直ちにエンジンが壊れたり走行できなくなったりするとは限りません。
 
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)でも、「最近のハイオクガソリン仕様車は、レギュラーガソリンを入れても直ちにエンジンが壊れるといったことはほとんどありません」と案内しています。
 
ただし、「問題なく走れる」と「推奨される」は別です。ハイオク指定車は、ハイオクを使用することを前提にエンジンが設計されています。そのため、継続的にレギュラーを使用することは避けるべきです。
 

レギュラーを入れ続けると、本来の性能を発揮できない可能性がある

ハイオクガソリンは、レギュラーよりも「オクタン価」が高い燃料です。オクタン価とは、エンジン内でのノッキングや自己着火の起こりにくさを示す数値で、ハイオクを指定するエンジンでは重要な要素になります。
 
ハイオク指定車にレギュラーを入れ続けると、エンジンの制御によって異常燃焼を防ごうとするため、その結果、加速性能や燃費性能が低下する場合があります。また、本来のエンジン性能を十分に発揮できなくなる可能性もあります。
 
例えば、高速道路での追い越しや坂道などで加速が鈍く感じられたり、運転条件によっては以前より燃費が悪くなったりすることも考えられます。
 
また、長期間レギュラーを使用し続けると、車種によってはノッキングが発生しやすくなり、エンジンや関連部品に悪影響を及ぼす可能性があります。修理費が発生すれば、燃料代で節約した金額を上回ることも考えられるため注意が必要です。
 

燃料代を節約したいなら、レギュラーへの変更より運転方法を見直そう

ハイオクとレギュラーの価格差が約10円あると、50L給油した場合の差額は約500円になります。頻繁に給油する人にとっては決して小さな金額ではありません。
 
しかし、その節約のためにレギュラーを常用すると、前述の通り、燃費や走行性能に影響が生じ、結果として思ったほど節約にならない可能性があります。
 
燃料代を抑えたい場合は、次のような方法を検討するとよいでしょう。

・急発進や急加速を避ける
・不要な荷物を車から降ろす
・タイヤの空気圧を適正に保つ
・ガソリン価格の安いスタンドや会員割引を利用する

こうした工夫は車への負担を増やすことなく、燃料消費を抑える効果が期待できます。
 

まとめ

ハイオク指定車にレギュラーを一度給油したからといって、すぐに故障する可能性は高くありません。しかし、それはあくまで緊急時の対応であり、継続的な使用はおすすめできません。
 
ハイオク指定車はハイオクを前提に設計されているため、レギュラーを入れ続けると、本来の性能や燃費を十分に発揮できなくなる可能性があります。結果的に、燃料代の節約効果が小さくなるだけでなく、車への負担が増えるおそれもあります。
 
ガソリン代を抑えたいのであれば、指定燃料は守ったうえで、燃費のよい運転や割引サービスの活用などを取り入れるほうが安心です。愛車を長く快適に乗り続けるためにも、メーカーが指定する燃料を使用することを基本に考えるとよいでしょう。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査 調査の結果 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油) 8月5日(水)結果詳細版
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu

LINE