実家に帰省したところ“洗面台”の下が少し湿っていることに気づきました。今は使用できますが、放置すると水漏れが広がり、“高額な修理費”が発生しないか心配です。放置すると“水道代”や“床の修繕費”まで増える可能性があるのでしょうか?
水道代が増えるだけでなく、収納部分の腐食、床材の傷み、カビ、階下への漏水につながる可能性もあります。小さな湿りの段階で原因を確認すれば、数千円から数万円の修理で済むこともあります。
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洗面台下の湿りは水漏れのサインかもしれない
洗面台の下が湿っている場合、原因はいくつか考えられます。パッキンの劣化、給水管や止水栓からのにじみ、シャワー水栓のホース劣化、洗面ボウルと排水口の接続部分の不具合、結露などです。
見た目には少し濡れているだけでも、毎日少しずつ水が漏れていることがあります。収納している洗剤やタオルが湿っている、木製の底板がふくらんでいる、カビ臭い、黒ずみがある場合は注意が必要です。
まずは、洗面台の下を乾いた布で拭き、しばらく水を流してどこから水が出るか確認しましょう。排水時だけ濡れるなら排水管側、蛇口を使っていなくても濡れるなら給水側の可能性があります。
給水側の漏れは、水道メーターにも影響することがあります。東京都水道局は、水を使っていない状態で水道メーターのパイロットが回っていれば、メーターから蛇口までのどこかで漏水している疑いがあると案内しています。実家全体で水を止めた状態で確認してみましょう。
放置すると水道代も修繕費も増える可能性がある
水漏れを放置すると、漏れる量が増えることがあります。東京都水道局も、漏水は最初はわずかでも日ごとに多くなり、水が無駄になるだけでなく料金も高額になると説明しています。
蛇口からのわずかな漏水、具体的には「マッチ棒程度の太さ」でも、1か月放置すると約5500円(下水道料金含む目安)の加算になるという試算(※)も示されています。「1ミリ程度の糸状」であっても約1800円とされています。
※試算は、「口径20ミリ 1か月の使用水量24m³の場合(消費税抜き)」
さらに怖いのは、水道代だけではありません。洗面台の下は木材や合板が使われていることが多く、水を吸うと膨らみ、腐食し、カビが発生します。床材まで水が染み込むと、クッションフロアやフローリングの張り替えが必要になることがあります。
マンションや2階の洗面台なら、階下への漏水にも注意が必要です。下の部屋の天井にシミが出れば、自宅だけでなく他人の部屋の修繕費も問題になります。火災保険や個人賠償責任保険で対応できる場合もありますが、保険で必ず全額カバーされるとは限りません。
小さな部品交換で済む段階なら高額にならず済むことがありますが、床や壁まで傷めると費用は一気に増えます。湿りを見つけた時点で早めに対処することが、結果的に一番安くなりやすいです。
まず止水栓を確認し、指定工事店に相談する
洗面台の下に水漏れがある場合、応急対応として止水栓を閉める方法があります。多くの洗面台では、収納内に水とお湯の止水栓があります。そこを閉めれば、洗面台への給水を止められます。
ただし、無理に固い止水栓を回すと破損することがあります。高齢の親だけで作業するのが不安なら、無理をせず業者へ相談しましょう。東京都水道局は、宅地内で漏水している場合、指定給水装置工事事業者へ修繕を依頼するよう案内しています。
また、修繕費用は状況によって異なるため、できれば複数の指定工事店に見積もりを取り、工事内容を確認することをすすめています。あわせて、悪質な水道修理業者に注意をするよう呼びかけています。
水道業者を呼ぶときは、出張料、見積料、作業料、部品代、夜間料金を事前に確認しましょう。突然の訪問業者や、極端に安い広告だけを見て依頼すると、高額請求につながることもあります。急ぎでも、自治体の指定工事店リストから探すと安心です。集合住宅の場合は、まずは大家さんや管理会社へ相談しましょう。
まとめ
洗面台の下が少し湿っているだけでも、水漏れの初期サインである可能性があります。放置すると水道代が増え、洗面台の収納、床、壁、場合によっては階下の部屋まで傷めるおそれがあります。
まずは水を使っていない状態で水道メーターを確認し、洗面台のどこから濡れているかを見ましょう。給水側の漏れなら止水栓を閉め、早めに指定工事店へ相談することが大切です。
小さな水漏れのうちに直せば、費用を抑えられる可能性があります。帰省中に気づいたなら、親任せにせず、写真を撮り、業者の見積もりまで一緒に進めておくと安心です。
出典
東京都水道局 漏水は早期発見・早期修繕を!
東京都水道局 漏水修繕の依頼先
東京都水道局 悪質な水道修理業者にご注意を!!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

