旅行用に借りた“ベビーカー”を返却したところ、付属のレインカバーが見当たらず、レンタル会社から弁償を求められました。一度も使っておらず、最初から入っていたか確認できない場合でも、購入代金を負担しなければならないのでしょうか?
一度も使っていない付属品であれば、利用者自身も受け取ったときの状態を覚えていないかもしれません。
このような場合、レンタル会社から請求された金額をそのまま支払う必要があるのでしょうか。本記事では、弁償の考え方と確認すべきポイントを解説します。
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目次
ベビーカー用レインカバーの紛失で最初に確認したいこと
レンタル品の付属品を利用者が紛失した場合、利用規約に基づいて弁償を求められる可能性があります。ベビー用品のレンタル会社のなかには、利用者の故意や過失による紛失について、同一品または同等品の購入費用を請求すると定めているところもあります。
ただし、レンタル会社から請求されたという理由だけで、必ず全額を負担しなければならないとはかぎりません。今回のように、レインカバーを一度も使用しておらず、貸出時に入っていたかどうかも確認できない場合、まずは本当に付属していたのかを確かめる必要があります。
利用者が紛失した事実を確認できないまま責任を負うのは適切とはいえないため、請求を受けても慌てて支払わず、貸出時の検品記録や付属品の確認表などを提示してもらいましょう。
弁償の必要性を判断するためのポイント
まず確認したいのは、申込時に同意した利用規約です。「付属品を紛失した場合は購入費用を負担する」といった記載があるか、補償サービスの対象になるかを確認します。
レンタル会社によっては、破損は補償されても、紛失は補償の対象外としている場合があるため、補償の範囲まで目を通しておくことが大切です。
次に、レンタル会社へ貸出時の検品表や付属品一覧、梱包時の写真などを提示してもらいましょう。単に「通常は入れている」という説明だけでは、今回借りたベビーカーにも確実に付属していたかまでは判断できません。貸出前にレインカバーの有無を確認した記録があるかどうかが、重要な材料になります。
あわせて、利用者側でも受取時や旅行中に撮影した写真、開封時の動画、返却前の写真を探してみてください。レインカバー自体が写っていなくても、収納場所や荷物の状態から手がかりを得られる可能性があります。また、家族が荷ほどきした場合は、別の荷物に紛れていないかも確認するとよいでしょう。
購入代金を請求されたときの注意点
レインカバーが貸出時に付属しており、利用中に紛失したことが確認できた場合は、弁償が必要になる可能性があります。ただし、請求額が常に新品の販売価格と同額になるわけではありません。
まず確認したいのは、請求額の内訳です。純正品の販売価格を基準にしているのか、送料や事務手数料が含まれているのかを確認してください。
あわせて、代替品では対応が難しい理由も尋ねるとよいでしょう。長期間使用された中古の付属品について、新品価格をそのまま請求された場合は、使用年数や状態を踏まえた金額なのか確認する必要があります。また、利用規約に「紛失時は一律○円」と記載されていても、著しく高額な請求まで当然に認められるわけではありません。
消費者契約法には、消費者に一方的で不当な金銭負担を課す契約条項を制限する仕組みがあります。そのため、請求額に疑問があるときは、内訳や算定根拠の説明を求めたうえで、妥当な金額かどうかを判断することが大切です。
旅行用に借りたベビーカーの請求に納得できないときは冷静に確認しよう
ベビーカー用のレインカバーが最初から入っていたか分からない場合は、請求をすぐに受け入れる必要はありません。
まずは利用規約に目を通し、貸出時の検品記録や写真、請求額の内訳を提示してもらいましょう。連絡は内容を後から確認できるよう、メールなど記録が残る方法で行うと安心です。
それでも説明に納得できず、話し合いでも解決しない場合は、消費者ホットライン「188」へ相談できます。今後は受取時と返却時に付属品を撮影しておくと、同様のトラブルを防ぎやすくなるでしょう。
出典
デジタル庁 e-Gov 法令検索 消費者契約法 第九条(消費者が支払う損害賠償の額を予定する条項等の無効等)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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