新幹線で“4人家族”が「4席+空いてる1席」に荷物を置いてるのを発見! 注意したら「誰も来なければ問題ない」と言われましたが、それでもマナー違反ですよね?「座席を利用できる条件」とは
本記事では、新幹線の空いている指定席に荷物を置いてよいのか、家族旅行で荷物が多い場合はどうすればよいのかを解説します。
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など
指定席を利用できるのは、その座席を予約した乗客
新幹線の指定席は、乗客が乗車する列車や区間、号車、座席を指定して購入する仕組みです。例えば、きっぷに「○号車○番A席」と記載されていれば、その座席を指定された区間で利用できます。そのため、4人分の指定席しか購入していない4人家族が、となりの5席目まで自由に使えるわけではありません。
指定席は、始発駅で空いていても途中駅から予約客が乗ってくる可能性があります。見た目が空席であっても、その後も終点まで空席なのかを乗客が正確に判断することはできません。
誰も座っていなくても荷物置き場にはできない
現時点で空席だからといって、その座席を自分の荷物置き場として占有するのは避けるべきです。一時的に荷物を置いたとしても、途中駅から指定席の予約客が乗ってくれば、すぐに移動させなければなりません。通路側に大きな荷物を広げていると、移動に手間取り、乗降の妨げになる可能性もあります。
また、荷物を置いた座席の予約客が声をかけにくいと感じたり、「自分の席に別の人の荷物がある」と不快に思ったりすることも考えられます。乗務員から、本来の収納場所へ移すよう求められる可能性もあるでしょう。
短時間であっても、「誰も来なければ使ってよい」と考えるのではなく、自分たちが予約した座席の範囲内で過ごすことが基本です。
家族旅行で荷物が多い場合の対処法
通常のバッグや小型のスーツケースは、座席上の荷物棚や、通路にはみ出さないように自分の足元へ収納します。
また、東海道・山陽・九州・西九州新幹線では、縦・横・高さの合計が160センチを超え250センチ以内となる「特大荷物」を持ち込む場合は、「特大荷物スペースつき座席」の事前予約が必要です。予約すると、対象座席とセットになった座席後方のスペースを利用できます。
なお、「特大荷物スペースつき座席」は追加料金不要で利用できますが、事前予約せずに特大荷物を車内に持ち込んだ場合、手数料1000円がかかります。また、荷物置場の位置や予約の要否は新幹線の路線などによって異なりますので、乗車前に利用するJR各社の公式サイトで確認しましょう。
荷物棚や足元に収まらない荷物が多い場合は、宅配便で宿泊先へ送るのも1つの方法です。混雑期ほど、乗車前に荷物の大きさや個数、利用できる収納場所を確認しておくと安心でしょう。
まとめ
新幹線の指定席は、現在誰も座っていないように見えても、自由に使える荷物置き場ではありません。途中駅から予約客が乗ってくる可能性があり、荷物を置いて占有すればトラブルにつながるかもしれません。
家族旅行では、荷物を自分の足元や荷物棚へ収納し、大型のスーツケースがある場合は、特大荷物スペースつき座席などを予約しましょう。空席を一時的に使うのではなく、予約した座席と用意された荷物置き場の範囲内で利用することが、お盆の混雑した車内でお互いに気持ちよく過ごすためのマナーといえます。
出典
JR東海 荷物に関するご案内
JR東日本 列車への大型荷物の持ち込みガイド
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

