夫は「高速代がもったいない」と、いつも一般道を選びます。私は「2時間も余計にかかるなら高速のほうがいい」と思うのですが、ガソリン代まで含めると本当に一般道がお得なのでしょうか?

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夫は「高速代がもったいない」と、いつも一般道を選びます。私は「2時間も余計にかかるなら高速のほうがいい」と思うのですが、ガソリン代まで含めると本当に一般道がお得なのでしょうか?
車で遠出をする際、「高速料金がもったいないから一般道を使おう」と考えることもあるでしょう。一方で、高速道路を使えば移動時間を短縮できるうえ、信号による停止や発進が少ないため、走行条件によっては一般道より燃費がよくなることもあります。
 
そのため、高速道路と一般道のどちらが経済的かを考える際は、高速料金だけでなく、走行距離や燃費、ガソリン代なども含めて比較することが大切です。高速料金を節約するために一般道を選んでも、燃料代まで含めると想定したほど差が出ないケースも考えられます。
 
本記事では、60キロメートルを移動するケースを例に、ガソリン価格を1リットル170円と仮定し、高速道路と一般道でかかる費用を比較します。
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ガソリン代だけなら高速道路のほうが安くなる場合がある

一般道と高速道路では、同じ距離でも燃費が異なる場合があります。一般道では信号や渋滞によって停止・発進が増え、燃料を多く消費しやすいためです。
 
参考として、あるコンパクトカーの燃費は市街地モードで14.1キロメートル/リットル、郊外モードで19.7キロメートル/リットル、高速道路モードで21.8キロメートル/リットルとされています。
 
一般道の燃費を市街地と郊外の平均である16.9キロメートル/リットルと仮定すると、60キロメートル走行するために必要なガソリンは約3.55リットルです。1リットル170円なら、ガソリン代は約604円となります。
 
一方、高速道路を21.8キロメートル/リットルで60キロメートル走る場合、ガソリンは約2.75リットル必要です。ガソリン代は約468円となり、一般道より約136円安くなります。
 
なお、高速道路は速く走るほど燃費がよくなるわけではありません。
 
自動車メーカーの情報では、経済的な速度の目安は一般道路で時速40~50キロメートル、高速道路で時速80キロメートルとされています。時速100キロメートルから80キロメートルにすると、燃費が10~30%向上するといわれています。
 

高速料金を含めると一般道のほうが1500円以上安いケースも

ガソリン代だけなら高速道路が有利ですが、高速道路では通行料金がかかります。
 
60キロメートル走行した場合の高速料金を約1800円とすると、ガソリン代との合計は約2268円です。一方、有料道路を使わない一般道なら、今回の条件ではガソリン代の約604円のみです。
 
したがって、高速道路は一般道より約1664円高くなります。ガソリン代では高速道路のほうが約136円安くても、その差だけで高速料金を補うことはできません。
 
ただし、実際の高速料金は走行区間や割引などによって異なります。燃費も車種や渋滞、エアコンの使用状況、運転方法などで変わります。実際に出掛ける際は、利用する区間の高速料金と自分の車の燃費を使って計算すると、より現実に近い金額を比較できるでしょう。
 

2時間短縮できるなら「時間の価値」も考えよう

金額だけで比較すると一般道がお得ですが、高速道路を利用することで2時間短縮できるなら、その時間にも価値があります。今回の試算では、高速道路を使うことで約1664円多くかかります。2時間短縮できるとすれば、1時間あたり約832円支払って時間を確保する計算です。
 
例えば、旅行なら2時間早く到着することで、観光や食事をゆっくり楽しめるかもしれません。一般道を長時間運転すると疲れやすくなり、目的地で過ごす時間にも影響する可能性があります。
 
こうした時間や運転の負担まで考えると、高速料金を支払う価値があると感じる人もいるでしょう。反対に、急ぐ必要がなく、一般道でのドライブを楽しめるのであれば、高速料金を節約するメリットが大きくなります。
 

お金を優先するなら一般道、時間を優先するなら高速道路も選択肢

今回の条件では、60キロメートル走行時のガソリン代は一般道が約604円、高速道路が約468円です。しかし、高速料金を約1800円とすると、高速道路の合計費用は約2268円となり、一般道より約1664円高くなります。
 
そのため、純粋に移動費を抑えたいのであれば、一般道がお得といえるでしょう。一方、約1664円を追加することで2時間短縮できるなら、高速道路を利用する価値があるとも考えられます。
 
家計を優先する日は一般道、旅行などで現地での時間を確保したい日は高速道路というように使い分けるのもひとつの方法です。料金だけでなく、短縮できる時間や運転の負担も一緒に比較すれば、家族に合った移動方法を選びやすくなるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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