お盆に「夫婦+子ども2人」で“3泊4日”で帰省中…食費として「1万円」渡しましたが、少ないですか? 義母は「気を遣わなくていい」と言いますが、実際の負担はいくら増えるでしょうか?
「親に負担をかけたくないのでいくらか渡さないと」と考えていても、実際の食費がどの程度増えるのか分からず、金額に迷う人もいるでしょう。
本記事では、4人家族が3泊4日で帰省した場合に増える食費を試算し、実家に渡す金額の目安を考えます。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
目次
4人家族が3泊4日で帰省すると食費は「1万円前後」増える可能性
まず、夫婦と子ども2人の4人分について、普段どの程度の食費がかかっているのか確認してみましょう。
総務省の家計調査によると、2025年の4人世帯における「食料」への支出は1ヶ月あたり約10万円です。この金額には自宅で食べる食材だけでなく外食費なども含まれています。
1ヶ月を30日として単純計算すると、4人家族の1日あたりの食費は次のようになります。
10万円÷30日=約3333円
3泊4日であれば、
約3333円×4日=約1万3332円
です。
帰省初日や帰宅する日は、移動中に食事を済ませ、実家でご飯を食べないというケースもあるかもしれません。
よって、3泊4日の帰省によって実家で純粋に増える食費は、通常の家庭料理が中心であれば「1万円前後」が1つの目安と考えられます。
なお、子どもの年齢によっては金額が変わります。幼児2人と中高生2人では食べる量が大きく異なるため、4人家族であっても必ず同じ金額になるわけではありません。
お盆の帰省時はごちそうなどで普段より食費が高くなりやすい
注意したいのは、お盆の帰省では普段通りの食事だけで済むとは限らないという点です。
久しぶりに子どもや孫が帰ってくるため、親が普段より豪華な食事を用意することもあるでしょう。お酒やジュースなどの飲み物、お菓子、果物を買い足すケースも考えられます。
例えば、3泊4日の通常の食事にかかる食材費が9000円程度だったとしても、すしや刺し身などを5000円分用意し、さらにお酒やジュース、お菓子などに3000円かかれば、合計の食費は1万7000円程度になります。
さらに、帰省する家族以外の親族も集まれば、食事の量も増え、その分食費も増えることが予想されます。
このため、「3泊4日の帰省であれば1万円程度で食費を全額カバーできる」というわけではなさそうです。通常の食事だけならば1万円程度で収まる可能性がありますが、少し豪華な食卓になる場合は、1万5000~2万円程度かかることも十分考えられます。
「1万円」は少なすぎないものの、負担を補うなら1万5000~2万円も選択肢
通常の食事を中心に考えるのであれば、1万円は極端に少ない金額ではありません。3泊4日分の食費の多くを負担できる可能性があります。
ただ、「食費を全額負担したい」「親にできるだけ出費をさせたくない」と考えるのであれば、1万5000~2万円程度を用意してもよいでしょう。
なお、帰省時に実家へ渡すお金は、単純に食費を精算するためだけのものとは限りません。
食事の準備にかかる手間や、滞在中に増える水道光熱費なども含め、「お世話になります」という気持ちを込めて渡すケースもあります。そのため、試算した食費と実際に渡す金額を必ずしも一致させる必要はないでしょう。
現金を渡しても、親が受け取らない家庭もあります。その場合は、滞在中の外食代を自分たちが支払ったり、すしや焼き肉などの食材を買ったり、数千円程度の手土産を持参したりする方法もあります。親の家計状況や、これまでの帰省時の習慣も踏まえて決めるとよいでしょう。
1万円は食費の目安にはなるが、少し多めに考えてもよい
4人家族が3泊4日で帰省する場合、通常の食事であれば追加の食費は1万円前後が1つの目安です。ただし、お盆の帰省時は、すしや焼き肉、お酒などを用意して食費が増える可能性があります。
1万円で少なすぎるとはいえませんが、親の負担をしっかり補いたい場合は1万5000~2万円程度を渡す、または食材や外食代を負担する方法も検討するとよいでしょう。
出典
総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2025年
執筆者 : 小川ひろ
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

