友人に空港まで車で送ってもらい、お礼に食事をごちそうしました。後から「高速代も渡すのが普通」と聞いたのですが、食事代とは別に交通費も負担したほうがよいのでしょうか?
しかし、友人同士の送迎に「高速代は必ず別に渡す」という決まりはありません。距離、送迎を頼んだ経緯、食事代、高速料金、友人との普段の関係で変わります。
ただ、空港への送迎のためだけに友人が高速道路を使ったなら、少なくとも実費の負担を申し出ると丁寧です。
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高速代やガソリン代は送迎した側の「実費」
友人に車で送ってもらうと、乗せてもらった側から見えにくい出費があります。
代表的なのがガソリン代、高速料金、空港の駐車料金です。さらに、運転する時間や車の消耗もあります。自分一人を送るために友人が往復した場合、友人は自宅から空港までの往復分を負担していることになります。
たとえば片道の高速料金が1500円なら、往復で3000円です。ガソリン代が2000円かかれば、これだけで5000円になります。
仮に、送ってもらったのが羽田空港で、ランチと見送りにかかった時間で3時間の駐車となった場合、P1駐車場の料金は普通自動車で1000円です。実費の合計は6000円となります。
その状態で2000円程度のランチをごちそうしたとしても、友人側には4000円程度の持ち出しが残る計算です。
もちろん、「もともと空港の近くへ行く予定があった」「高速道路を使わなくてもよかった」という場合なら事情は変わります。まず、その送迎のために実際にどの程度の費用が発生したかを考えましょう。
食事をごちそうしたなら必ず追加で現金が必要とは限らない
お礼は、現金でなければならないわけではありません。食事をごちそうする、飲み物を用意する、後日プレゼントを渡すといった方法もあります。
普段から、お互いに車で送迎しあうような関係であれば、今回の件も「お互いさま」と納得できるかもしれません。ただし、その場合でも今回が特別「遠出」にあたるようであれば、友人の負担感を気にかける方が自然だと言えます。
一方的に友人に負担をかけてしまったなら、その分を現金で渡す方法はもちろん考えられます。ですが、ギフトや別の形でのお礼をする方がお互いにとって自然なら、それでも問題はないでしょう。つまり、友人との関係値によるところが大きいです。
別の想定をしてみます。たとえば、今回の送迎にかかった実費が5000円程度で、あなたが4000円の食事をごちそうしたのであれば、「さらに1000円渡さなければ非常識」とまでは言えない場合もあるでしょう。
一方、高速代だけで5000円、さらにガソリン代もかかっているのに、1000円程度の食事だけだったなら、後からでも「高速代もかかったよね」と負担を申し出るほうが親切です。
大切なのは、食事と交通費を別々のルールとして考えるより、友人が負担した金額と手間に対して、自分のお礼が釣り合っているかを見ることです。
迷ったら「高速代いくらだった?」と聞けばよい
すでに送迎が終わっていても、今から申し出て問題ありません。
「この前は本当にありがとう。後から考えたら高速代もかかっていたよね。いくらだった? 私に払わせて」と連絡すれば十分です。
友人が「ご飯をごちそうになったから大丈夫」と断るなら、それ以上何度も現金を押しつける必要はないでしょう。「次はこちらが車を出すね」「今度またご飯をごちそうするね」と別の形で返す方法もあります。
今後、長距離を友人の車で移動する場合は、出発前に決めておくと気まずくなりません。「高速代と駐車場代はこちらが出すね」「ガソリン代も含めて後で精算しよう」と一言話しておけば、お互いに納得しやすくなります。
特に、自分から「空港まで送って」とお願いする場合は、友人の好意に甘えすぎないよう、実費を負担するつもりでいたほうが安心です。
まとめ
友人に空港まで送ってもらった場合、食事をごちそうしたうえで高速代を別に払わなければならないという全国共通のマナーはありません。食事代、高速料金、ガソリン代、距離、友人との関係によって判断は変わります。
ただし、自分の送迎のためだけに高速道路を利用してもらったなら、高速代やガソリン代は友人が実際に負担したお金です。食事代より実費のほうが大きいなら、別に負担を申し出ると丁寧でしょう。
今回気になるなら、今から「高速代も払わせて」と一度伝えてみてください。相手が辞退すれば、その好意を受け取り、次の機会に返せば十分です。友人同士だからこそ、決まった相場より「相手だけに負担を残さない」という考え方を持つと、長く気持ちよく付き合えます。
出典
羽田空港
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

