実家で父が「もったいないから」と、使用済みのキッチンペーパーを乾かして何度も使っていました。見た目は汚れていないとはいえ、衛生面に問題はないのでしょうか?
一方で、キッチンで使うものだからこそ、見た目だけでは判断しにくい衛生面も気になるところです。また、再利用によってどの程度の節約になるのかも、家計を考えるうえでは確認しておきたいポイントでしょう。
本記事では、使用済みのキッチンペーパーを再利用する際の衛生面の注意点や、節約効果、無駄を減らしながら安全に使う方法について解説します。
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目次
使用済みのキッチンペーパーを再利用する際の衛生面
一般的な使い捨てのキッチンペーパーは、一度使用した後に乾かして、再び食品や食器に使用することは避けたほうが安心です。
キッチンには、生肉や魚、卵などを通して細菌が持ち込まれることがあります。また、まな板や布巾、シンクなどには、食材や手指を介して食中毒の原因となる細菌が付着するおそれもあります。
そのため、使用後の布巾やタオルは、洗浄や必要に応じた消毒を行い、しっかり乾燥させて清潔に保つことが大切です。乾燥はあくまで衛生管理の一工程であり、洗浄や消毒をせずに乾かすだけでは十分とはいえません。
キッチンペーパーについても、基本的な考え方は同じです。テーブルや調理台などを一度拭けば、目に見えない汚れや微生物が付く可能性があります。
特に、生肉や生魚の汁に触れた場合は、衛生面を優先してそのまま処分するのが適切でしょう。目立った汚れがなくても、使用した時点で微生物などが付着している可能性があるため、見た目だけで再利用の可否を判断するのは避けたほうが安心です。
食品や食器に触れる用途で使用したキッチンペーパーは、乾かして繰り返し使わないようにしましょう。
キッチンペーパーの再利用で考えたい節約効果
「もったいない」という理由でキッチンペーパーを再利用している場合は、実際にどの程度の節約になるかを確認してみることも大切です。
例えば、キッチンペーパー1枚あたりの価格を2円と仮定します。毎日2枚分の使用を再利用によって減らした場合、節約額は1日4円、年間では約1460円です。
ただし、これはあくまで一例であり、実際の金額は購入する商品や使用量によって変わります。まとめ買いや特売を活用して1枚あたりの価格を抑えている場合は、年間の節約額もこれより小さくなるでしょう。
このように、再利用によって一定の節約は期待できますが、家計全体から見ると大きな金額になるとはかぎりません。わずかな金額でも積み重ねれば負担軽減につながるものの、節約を優先するあまり、衛生面に不安のあるキッチンペーパーを食品や食器へ繰り返し使用するのは避けたいところです。
キッチンペーパー代を抑えたい場合は、再利用にこだわるよりも、必要以上に使わない工夫や、用途に応じて布巾などと使い分ける方法を検討するとよいでしょう。衛生面とのバランスを取りながら使用量を見直すことで、無理なく節約につなげやすくなります。
衛生面と節約を両立するキッチンペーパーの使い方
キッチンペーパーを無駄なく使いたい場合は、再び食品に使用するのではなく、用途を変える方法があります。
例えば、清潔な食器の水滴を拭いただけのペーパーであれば、そのままコンロや床の汚れを拭いてから処分すると、1枚を最後まで活用できます。ただし、一度使用したものを保管し、翌日以降に再び使用するのは避けたほうがよいでしょう。
また、食品に直接触れない場所の掃除では、キッチンペーパーの代わりに洗って繰り返し使用できる布巾を取り入れるのも一つの方法です。布巾であれば使い捨てる必要がないため、キッチンペーパーの使用量を減らしやすくなります。
ただし、繰り返し使う際は使用後にしっかり洗浄し、十分に乾燥させて清潔な状態を保つことが欠かせません。こうした点に注意しながら、用途に応じて両者を使い分ければ、衛生面に配慮しつつ、消耗品費の節約にもつなげられるでしょう。
さらに、必要以上の枚数を使用しないことも、キッチンペーパー代を抑えるうえでは有効です。例えば、少量の水分を拭き取るだけなら、1枚をそのまま使うのではなく、用途に応じて半分に切ることで無駄を減らせます。こうした小さな工夫を重ねることで、衛生面を保ちながらキッチン日々の消耗品費を無理なく抑えやすくなるでしょう。
キッチンペーパーの無駄を減らすなら再利用より使い方を見直そう
使用済みのキッチンペーパーを乾かして繰り返し使用すれば、確かに新品の使用枚数は減らせます。
ただし、1枚あたりの価格が数円程度であれば、年間の節約額はそれほど大きくならない場合もあります。そのため、食品や食器に触れる用途では無理に再利用せず、安全性を優先したほうが安心です。
節約したい場合は、一度使ったペーパーをそのまま掃除にも使う、必要以上の枚数を使わないようにする、洗って繰り返し使用できる布巾と使い分けるといった方法があります。
「捨てないこと」だけを節約と考えるのではなく、衛生面に配慮しながら最後まで無駄なく使用する工夫をすることで、日々の消耗品費も抑えやすくなるでしょう。
出典
厚生労働省 家庭でできる食中毒予防の6つのポイント
内閣府大臣官房政府広報室 政府広報オンライン 食中毒予防の原則と6つのポイント
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

