3年間使ったiPhoneが故障…。端末補償に毎月「1000円」ほど払い続けてきましたが、今こそ補償を使って修理するべき? それとも買い替えたほうがお得なのでしょうか?
実際には、3年使ったという理由だけで買い替えを決める必要はありません。補償を使った場合の自己負担額や故障の程度、今後何年使いたいかによって判断は変わります。
今回の記事では、毎月1000円程度の端末補償に3年間加入してきたケースを想定し、修理と買い替えのどちらがお得なのか考えます。
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目次
月1000円ほどの端末補償でも3年間で4万円前後かかる
例えば、iPhone 17eの「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」は、月払いが1140円、年払いが1万1400円です(2026年8月現在)。月払いで3年間加入したと仮定すると、「1140円×12ヶ月×3年=4万1040円」となります。月1000円ほどの補償でも、3年間続ければ4万円前後を支払う計算です。
「これだけ払ったのだから、補償を使わなければ損」と感じるかもしれません。しかし、これまで支払った金額だけで修理か買い替えかを判断するのは適切とはいえません。
端末補償は、将来の故障などに備えて料金を支払うサービスであり、修理費を積み立てる仕組みではないためです。大切なのは、過去に支払った補償料ではなく、「これから修理する場合にいくら必要か」と「買い替える場合にいくら必要か」を比べることです。
補償が使えて故障箇所が少ないなら修理するほうがお得になりやすい
3年使ったiPhoneでも、画面やバッテリーなど一部分だけに問題があり、ほかの機能に不満がなければ、補償を使って修理する価値があります。
AppleCare+では、対象となるiPhoneのバッテリー容量が80%未満になった場合、追加料金なしでバッテリー交換を受けられます。また、過失や事故による損傷も保証の対象です。ただし、修理内容によってサービス料が必要になります。
例えば、補償を使って5000円で修理でき、その後2年間使用できるなら、修理費だけで考えると1年当たり2500円です。10万円程度の新品へすぐ買い替える場合と比べれば、目先の支出を大幅に抑えられます。
また、3年という使用期間だけで寿命と判断する必要もありません。内閣府経済社会総合研究所景気統計部が公表している「消費動向調査令和8年3月実施調査結果」のデータでは、携帯電話の平均使用年数は4.6年です。故障箇所以外に不満がなければ、修理して使い続けることも選択肢になるでしょう。
複数箇所が故障しているなら3年目でも買い替えを検討しよう
一方、補償が使えるからといって、必ず修理したほうがお得になるとは限りません。
例えば、画面だけでなく充電端子などにも問題があり、バッテリーも劣化しているケースです。一箇所を直しても、近いうちに別の修理が必要になれば、その分だけ費用や手間がかかります。
AppleCare+では機種や修理内容に応じたサービス料が設定されており、補償に加入していても、故障内容によって一定の負担が生じる点には注意しましょう。
そのため、まずは補償を使った場合の修理費を確認します。そのうえで、新しいiPhoneの購入価格から下取り額などを差し引いた実質的な負担額と比較しましょう。
以前からバッテリー持ちや処理速度、保存容量などに不満を感じていた場合は、故障をきっかけに買い替えるのもひとつの方法です。反対に、性能に不満がなく、少額の負担で修理できるのであれば、無理に買い替える必要はないでしょう。
修理か買い替えかは「これからかかる費用」で判断しよう
iPhone 17eの「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」を月払いで3年間利用したと仮定すると、支払総額は4万1040円です。ただし、「これだけ払ったから補償を使わないともったいない」と考える必要はありません。
3年使用したiPhoneでも、一部分の故障だけで、補償を使って少ない負担で直せるなら、修理して使い続けるほうがお得になる可能性があります。一方、複数の不具合があったり、以前から性能に不満があったりする場合は、買い替えも検討しましょう。
まず補償を使った場合の自己負担額を確認し、買い替えに必要な金額と比較することがポイントです。過去に支払った補償料ではなく、「これからいくらかかり、あと何年使えるか」を基準に考えることで、納得できる選択をしやすくなるでしょう。
出典
Apple Inc. 安心のケア。AppleCare+。
内閣府経済社会総合研究所景気統計部 消費動向調査令和8年3月実施調査結果 3-2 主要耐久消費財の買替え状況(二人以上の世帯)(9ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

